ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-04-11(Tue)

 ニェネントくんが食べ終えたネコ缶の空き缶を、わたしがキッチンの「空き缶専用」のゴミ箱に捨てていることを、ニェネントくんが知ってしまった。
 夜中になるとそのゴミ箱をひっくり返し、まだいくらか中身の残っている缶を外に出し、食べられるところを舐め取ってしまうのだ。朝起きてキッチンへ行くとゴミ箱が倒され、空き缶が外に転がっている。そういえば、夜中に「ガッシャーン」とかいう音が聞こえてきた覚えもあるのだった。
 わたしとしてはニェネントくんに、こういう「ホームレスの野良ネコ」のようなマネはさせたくないので、なんとか空き缶の始末の仕方を考えないといけないだろう。

 もうひとつニェネントくんの困ったこと。わたしは最近朝食に「バターロールパン」を食べているのだけれども、なぜかニェネントくんはわたしが食べさせてあげたりしたこともないのに「バターロールパン」を食べたがり、わたしが食べ始めるとテーブルの上に跳び乗って来るのだ。
 「ま、少しならいいか」と、ニェネントくんにかじらせてあげるのだが、特にパンの真ん中に入っているマーガリンが大好きなようで、熱心にマーガリンを舐め取るのである。このときはもう夢中になっていて、パンを持っているわたしの手に前足をかけ、爪を立てたりもするのである。痛いのである。
 この頃はわたしが「バターロールパン」の袋をいじる「ガサガサ」という音を聞いただけで、和室からリヴィングへやって来たりする。
 あまりたくさんあげ過ぎないように気をつけて、マーガリンも舐め過ぎないように「ちょびっと」ちぎって食べさせてあげるが、こういう「習慣」をつくってしまったのは良くないかな?などとは思う(さいしょにバシッと「ダメ!コレはあなたの食べものではありません!」ってやるべきだったか)。

     

 今日は火曜日なので、北のスーパーでは「2000円以上の買い物をすると玉子が158円になる」という日。すっかりスーパーの商売に乗せられている気もするが「大きな買い物は火曜日にまとめて」とかいうやり方で、このところ毎週火曜日は2000円以上買い物をしてしまっているが、そこまで「無駄な買い物」はしていないつもりだ。
 今日はもうストックがなくなった「ネコ缶」、そしてバターや安かったトマトなどを買うのだった。
 まだまだ「ネコ缶」は買っておいていいし、また「ネコ砂」もストックがなくなって来ているので、来週の火曜日に買おうかと思う。

 スーパーの帰り道、いつもの道からちょっと外れたところで、家の柵からはみ出して、「つつじ」の花がいっぱい咲いていた。

     

 またラーメンで昼食を終えてネットでニュースを読んでいると、何だかフランスのマクロン大統領がおかしなことになってるみたいだ。そもそもフランス国内では「年金改革反対デモ」も激しい動きを見せていたところだったし、今マクロン大統領は中国を訪問して習近平氏と対談し、このあとのインタビューで「ヨーロッパは米中に追従すべきではない」と語ったといい、さらに現在の台湾情勢に関して「最悪なのは、欧州が米国に追随しなければならないと考えることだ」と、明らかにアメリカと距離を取ろうとする姿勢を見せている。
 もちろん、アメリカの対外政策には承認出来ないところもあるだろうが、マクロン氏は「台湾の問題に加勢して、欧州に利益はあるのか。ノーだ」と語っているという。これはまさに「無責任」な、「アジアのことなんか知らないね」という態度であろうし、ヨーロッパ内での対中政策にヒビを入れるものだ。

 わたしは何もかもアメリカに追随すればいいなどと考えているわけではないが、今緊張を増している台湾問題では習近平中国の路線にははっきりと反対すべきだと思う。このことを放置すれば、台湾問題はロシアのウクライナ侵略と同じような展開になるだろうと思う。習近平氏の先日のプーチン氏との対談も、将来的に自分たちの「台湾統一」という侵略を正当化するための布石であろう。
 習近平中国の考えは、「『中国はひとつ』という原則から台湾を『平和的』に統一しようとしたら、武力的抵抗があったので中国としては仕方なく武力で対抗した」という路線だろう。このやり方はすでに「香港」で実施されたことである。
 台湾という国はそもそも、中国の「革命」に抵抗して逃れた人たちの領土であり、そもそもが中国の「共産主義路線」に同意していない国である。そこに習近平中国が「台湾も同じ中国だ」と侵入、統一すれば、今平和的に生きている台湾の人々、特に政治家らは、習近平中国からみれば「犯罪人」にされてしまうのではないのか。
 これはプーチン・ロシアが「ウクライナファシストからロシア人を守る」と攻撃の言い訳にするのと同じ路線の選択になるだろう。
 習近平中国が台湾の統一を目指せば、アジアの平和、ひいては世界の平和は大きく乱されることになるだろう。マクロンが「アジアのことは関係ないね」などと無視できるのだろうか。

 この問題はまだ進行中で、どうなってしまうのかわからないが、わたしは日本としてはアメリカと協調して対応すべきだろうと思っている。

 今日も「Amazon Prime Video」で何か観ようと思い、昨日に引き続いてワイズマン監督の、『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』を観るのだった。