ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-09-09(Sat)

 昨日の東京の最高気温は25℃ぐらいで収まったらしく、それはエアコンも不要だったわけだとは思ったが、今日は台風もいなくなってしまい(通過したのではなく、どうやら消滅してしまったらしい)、またまた惨夏がぶり返して30℃を超えるだろうという。
 わたしは何とか午後3時ごろまではエアコンを使わずに乗り切ったが、それ以降はやはりガマンができない暑さになり、エアコンのお世話になったのだった。

 今日は土曜日で、朝はピーター・バラカン氏がナヴィゲーターの「ウィークエンド サンシャイン」を聴いたのだが、この日の特集は「女性ヴォーカルのライヴ音源」ということで、特に最初の方はフェアグラウンド・アトラクションやリンダ・トンプソン、そしてシネイド・オコナーなど「フォーク系」というか「アコースティック系」がつづき、いい気分で聴くことができた。

 実は一昨日つくった「アイリッシュ・シチュー」というヤツが簡単でしかも美味しかったので、これからも「お気に入り」にしようと思ったのだが、どうも自分がつくったアイリッシュ・シチューは「簡易版」ではあっただろうと思い、本格的なアイリッシュ・シチューのレシピとはどういうのだろうと、調べてみた。
 わかったこと。「本格的」アイリッシュ・シチューとは、まずは羊肉を使うのだ。そして、わたしがウィンナーを使ってつくったものは、そのまままさに「コードル(Coddle)」という料理なのだった(あとはベーコンをプラスして、ニンジンは入れないのが普通らしいが)。「コードル」はダブリンの郷土料理で、ジョイスの作品にも出てくるらしいのだが、家庭それぞれで独特のレシピがあるらしい。
 危なく「オレはアイリッシュ・シチューをつくったぜ!」などと思い込むところだったが、そうではなくって、わたしがつくったのは「コードル」なのだった。「コードル」はこれからの「お気に入り」にしようと思う。

 ニェネントくんはまだまだ便秘気味のようなのだけれども、昼過ぎにわたしがすわっている机の脇のトイレに入っていった。それで、わたしがそばで見ていたから「イヤだな~」と思ったのか、それとも緊張してしまったのか、からだをしっかりトイレの中に収めないでお尻がトイレからはみ出している状態で、「おしっこ」をし始めたのだった。つまり、おしっこはぜ~んぶトイレの中に着地せず、トイレの外の床の上に放出してしまったのだった。「うわ~っ!」と思ったのだったが、ここでまだおしっこをしつづけているニェネントくんを叱ったりしても、ニェネントくんに無用なストレスを与えるだけになるし、さらにおしっこを部屋中にまきちらすことにもなり兼ねない。

 ニェネントくんの「トイレの失敗」というのもわたしの記憶にないことだけれども、とにかくは「おしっこ」が終わるまではただそばで見ていて(けっこういっぱいするんだなあ)、ニェネントくんがトイレから出て行って、「終わったな」というところで雑巾できれいに拭き取った。うまい具合に乾いた雑巾が手元にあったので助かった。

     

 ニュースで、昨日からインドでG20国際会議が開催されたというが、ロシアのプーチン大統領は出席しないことはわかっていたのだが、中国の習近平国家主席も欠席したのだという。
 一方、北朝鮮で昨日は建国75周年を祝う軍事パレードが行われ、習近平プーチンが「祝電」を送ったらしい。どうも、北朝鮮と中国、そしてロシアとは、NATO(特にアメリカ)に対抗する「全体主義国家」として結びつきを強めるばかりのようだ。じっさいのところ、砲弾やミサイルの払底したロシアが北朝鮮に武器の援助を請うというのが真相らしいが、ロシアが北朝鮮に対して技術面で援助するようになると、ヤバいのではないか。

 この11月に、『シン・ゴジラ』以来となる国産ゴジラ映画の新作『ゴジラ-1.0』というのが公開されるらしく、その「予告」を目にした(テレビの『らんまん』の二人が、ここでも主演なのか)。ゴジラ本体の造形はかなり良いみたいなのだが(わたしは『シン・ゴジラ』でのゴジラの造形が受けつけられなかったのだが)、何だか設定が「終戦時の東京にゴジラがあらわれる」というもののようだった。そうすると「ビキニ環礁での水爆実験でゴジラが覚醒した」という、そもそもの設定は消えてしまうわけで、そこに「反核メッセージ」を読み取ることはできなくなるだろうか。まあそういう設定は、とうの昔にふっとんで消えてしまっているのだろうけれども。

 さて、読んでいるピンチョンの『メイスン&ディクスン』、ついに夜中に上巻を読み終えた。読み始めたのが3日の日曜日だったので、ちょうど一週間かかったわけだ。下巻も目標は「一週間で読み終える」だろうか。