ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-12-13(Tue)

 天気予報ではこの日の午前中は雨ということで、今日もどうぶつ病院へニェネントくんと行くので、傘をさしてペットキャリーを運ぶのはつらいなあと思う。まあ午後の診察に行けばそれでいいのだけれども、わたしとしては個人的理由で午前中に病院へ行ってしまいたい。
 タクシーを呼べばいいのだろうが呼び方がわからないので、いちど自分だけ駅に行ってタクシーを拾い、そのタクシーに乗ってウチに戻ってニェネントくんを乗っけ、どうぶつ病院へ行こうかとも考えたが、朝に外を見るとそこまでの雨でもないようなので、傘をさして歩いて行くことにした。

 今朝のニェネントくんはやはりわたしの布団の上でぐったりしていたが、「ちゅ~る」だけは食べてくれた。昨夕よりはいくぶんマシだろうか。
 そんなニェネントくんを抱き上げ、ペットキャリーに入ってもらう。元気がないから抵抗もしないでおとなしくキャリーに入ってくれる。
 外に出て傘をさすと、思っていたよりも楽に歩けるようで安心した。傘をさしてペットキャリーを下げて歩いても、そこまで「大変だ」という感じでもないし、疲労感もない。これはわたしの体調も「イイ感じ」ということだろうと思う。しばらく前のように足元がおぼつかないなどということもまるでない。

 病院へ着いて診察室に入ると、昨日は女医先生だったのだが、この日はちょっと体の大きな男の先生だった。やさしい感じの方だった。
 ニェネントくんをキャリーから出そうとしたとき、ニェネントくんは盛大におしっこを漏らしてしまった。きっと元気がないなりに、昨日の記憶から診察台に乗せられることに恐怖感を持ち、それで漏らしてしまったのではないかと思う。でも昨日は、ウチでネコトイレにまたがっておしっこをしようとしてもおしっこも出ないようだったので、わたし的にはおしっこが出たことで安心した気もちもあったが、ニェネントくんは診察台の上に乗るのがとっても怖かったのだろう。トラウマにならなければいいが。
 しかし、しばらくおしっこをしてなかったからか、かなりの量のおしっこをしてしまい、診療室の床や診療台の上はニェネントくんのおしっこでまっ黄色になってしまった。看護の方がタオルで必死に拭き取ってくれたけれども、申し訳ない気もちでいっぱい。

     

 今日は特に検査などはなく、注射を2本打って、そして点滴をしただけ。「まだもう少し様子を見る」ということで、5日分の内服薬を処方される。しばらくはウチで療養し、また来週になったら通院することになる。どうも昨日の検査の結果、そこまで「緊急を要する」ということでもなさそうだ。
 わたしは「もうこのコには子宮なんてあってもしょうがないのだから、子宮が悪いのだったらいっそさっさと摘出手術してくれてもいい」と話したのだけれども、「まだ不具合の原因がわからないので、そのあたりがわからないとただ摘出するというわけにはいかないのです」と言われた。

 会計をすませ(もちろん昨日ほどではないが、やはり高額といえば高額だった)、内服薬をもらう。袋に「ニェネントちゃん」などと書かれてあるのを見ると、ちょっとまばゆいというか、頬がゆるんでしまう。ニェネントくんが「社会的に認知された」とも言えるかな。

       

 病院から出たときはまだ少し雨が降っていたけれども、その雨もすぐにやんでしまった。今日は帰りも歩いて帰ったが、跨線橋の上で空を見ると、もう雲の裏で陽が明るく輝いているのも見えた。

     

 帰宅してもやはりニェネントくんはぐったりしていて、すぐに布団の上で横になってしまい、ずっとそのままだった。「ちゅ~る」をあげても食べなかった。
 わたしはこの日は一段と寒くなったことだし、ニェネントくんのことも思って、押入れから「電気ストーブ」を取り出してセットした。そりゃあストーブをつけると暖かいのだ。

 ニェネントがいつ食事をする気分になるかわからないから、昨日からはいつものニェネントくんの食事の時間に合わせて、古いご飯は捨てて新しいご飯を皿に盛って置いてあげているのだけれども、夕方になってニェネントくんが和室から出て来て、ご飯のお皿に顔を突っ込んで食べてくれたのだった!
 わずかな量しか食べなくて、すぐにまた布団に戻ってしまったけれども、土曜の夕方から3日ぶりにご飯を食べてくれたわけで、とにかくはうれしかった。ちょっと涙が出た。