ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-12-01(Wed)

 昨夜から雨。それもけっこう強い雨だという。早朝に起きると外で雨の降る音が聞こえてくる。テレビを見ていると、このあたり千葉県北西部で、竜巻のような突風が吹く危険もあるとの速報も出た。雨は午後の前にはやんでしまうという予報だけれども、やはり出勤には大きなガッシリした傘をさして出るべきだろう。

 傘をさして家を出ると、たしかに雨はそれなりに激しく降っているけれども、幸いにも風はほとんど吹いていなかった。「それは予報が外れてラッキーだった」とは思ったが、駅に着いたときには、大きな傘をさしていたのだけれども、ズボンのひざのあたりはけっこう濡れてしまっていた。
 改札を抜けてホームに行って電車を待っていると、ホームの前の雑草がだんだんと風にあおられて激しく傾くようになった。ちょっとした時間差で、強風に煽られなくってすんだのかもしれない。
 電車に乗って勤務地に着くと、そこまでの雨量ではなかったけれども、道路には雨に打ちつけられて落ちた木の葉が散乱していた。

 予報よりも早く、7時には雨はすっかりやんでしまったようだったけれども、歩道には落ち葉がいっぱい散らかっていたし、車道には盛り上がるほどの落ち葉があふれていた。おそらく、わたしなどが出勤する前には車道は川のようになっていたのだろう。
 とにかく、雨が降りつづいていたら道路の掃除なんかやらないのだけれども、もう雨もやんでしまっているので、この日の仕事は歩道の落ち葉の掃除ということになった。落ち葉は雨で濡れて道に貼り付いてしまってもいて、掃いてもなかなかに集められない。大仕事になった。ほんとうはこういうとき、車道にあふれる落ち葉も掃除しないとならないらしいのだけれども、あまりに強烈な落ち葉の量なので、とりあえず排水溝の入り口に山となっていた落ち葉を片づけるだけで精いっぱいだった。今日のわたしは「道路掃除人」だった。

 仕事を終えて帰路に着く頃には、もう空はすっかり晴れてしまっていて、けっこう気温も高くなった。またもやガッシリした傘はジャマものになってしまった。これで雲もない100パーセントのピーカン照りだったりしたら空の写真を撮っても面白みもないけれども、けっこう雲も残っていたので、こういうときに太陽にカメラを向けると面白い写真が撮れると思う。

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 駅前のスーパーに立ち寄ってみると、今まで見たこともないような大きなブロッコリーが安く売られていた。このスーパーにいつも置かれていたブロッコリーは、こういっちゃ何だけれども「つぼみ」がもう黄ばんでいるような鮮度の落ちるものばかりだったけれども、この日に目の前にあるブロッコリーはきれいな緑色で、茎の切り口を見ても鮮度が高い。とにかくはでっかいわけだし、ついつい買ってしまいたくなってしまった。

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 しかし、ウチでは白菜が「食べて~!」と待っているわけで、何とか「ブロッコリー」プラス「白菜」という料理を考えなければならない。そりゃあアレだな、「シチュー」みたいなのがいいだろうと、同じスーパーに「見切り品」として激安で売られていたトマトをいっしょに買い、「トマトシチュー」みたいなものがつくれるだろうと考える。

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 帰宅していろいろとレシピを検索し、冷凍保存してある鶏モモ肉を合わせて「チキンと白菜、ブロッコリーのトマト煮込み」というのをこさえることにした。この料理には、久々に「圧力鍋」を使うので、しまってあった圧力鍋を取り出す。
 圧力鍋というものはめったに使わないけれども、便利なツールではある。しかし、いまだに使うときには何だかドキドキしてしまう。
 トマトは買った「生トマト」だけでは味が足りないだろうから、「トマト缶」を使う。「トマト缶」を使うというのもずいぶんと久しぶりのことになる。調理をはじめてみると、買ったブロッコリーの半分も使わないのだった。はたしてこのブロッコリー、ぜんぶ食べ切ることができるだろうか?

 まあやってみると「圧力鍋」を使った調理というのもかんたんなもので、火にかけててっぺんの笛が「ピ~」って鳴ったら火を弱め、「こんなもんかね?」ってところで火を止めて、しばらく放置したら出来上がり。料理としては、材料を刻んで鍋に放り込む以外にな~んにもやらない。お手軽である。

 「チキンと白菜、ブロッコリーのトマト煮込み」完成。白菜もしんなりとして、ブロッコリーや鶏肉にもトマト味がしっかり滲みてすっごく美味しい。わたしがつくった料理とも思えない。ただ、わたしはいつもブロッコリーの硬い茎の部分も調理して食べるのだけれども、ちょっとばかり堅かったかな?

 とにかく大量につくったので、この夜は「食べ過ぎ」。実はまだ半分ぐらい残っているわけで、これは明日の昼食になるだろう。経費(材料費)としても2食分で300円にもならなかっただろう。おいしい「経済食」になった。

 そう、失念してしまっていたニェネントのお母さんのミイの、「11周忌」の追悼に、遅まきながら「まぐろの刺身」を買い、「ニェネントくん、あなたにはお母さんのミイの記憶はあるのかい?」と、ニェネントくんに食べてもらった。わたしも「おすそ分け」にあずかろうとも思っていたけれども、わたしはあまりに「満腹」で、ミイの追悼はニェネントにまかせるのだった。ミイちゃん、あなたの遺してくれたニェネントはずっと、立派なネコに育っていますよ。あなたにももっと、美味しい魚の刺身を食べさせてあげたかった。ごめん。

 今日はすっかり料理のレポートみたいになってしまったが、けっきょく昨日も今日も、自宅ではほとんど本を読まなかった。夜は寝るときにベッド脇のラジカセで「Grateful Dead」を聴きながら寝た。ニェネントくんもそのラジカセのすぐそばで、「Grateful Dead、イイよね!」みたいに聴き入っているようだ。わたしとニェネントとは、いっしょに「デッドヘッズ」なのだ。