ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-12-10(Sun)

 11月の支出の決算をやってみたが、これがきわめて優秀な結果だった。わたしが「優秀」というのはつまり、支出が少なかったということだけれども、映画も観に行ったし本やDVDも買っているし、特にケチケチした生活を送ったわけではない。それでこれだけの支出だったというのは、喜ばしいことだ。まあニェネントくんのカリカリとか11月は買わなかったし、とにかくは大きな支出がなかった結果ではある。これからもこういうペースで生活していければいい。

 今日も暖かい、晴れ渡った日だった。午前中に北のスーパーへ買い物に出たが、帰り道には少し汗ばんでしまった。
 道沿いの家の庭に黄色いバラの花が咲いていたのを、写真に撮った。わたしはバラの色は、黄色がいちばん好きかもしれない。

     

 スーパーでいつもの「バターロールパン」を買ったつもりだったけれども、帰宅して見たら「レーズンロールパン」だった。いけない、これではニェネントくんに分けてあげるわけにはいかない。
 毎朝わたしがバターロールパンを食べていると、いつしかニェネントくんが寄ってきて、わたしといっしょにパンを食べるようになっている。ほんとうはネコにパンを与えるのは良くないのだけれども、まあニェネントくんがかじり取れる量は「大量」ということもないし、わたしのそばに来てわたしといっしょに同じものを食べるのはうれしいので、バターロールパンの成分もチェックして、「まあいいや」などとは思っている。
 しかし、「レーズンロールパン」はダメ。ネコにレーズンは「絶対に」ダメである。
 失敗したなあ。この「レーズンロールパン」は、ニェネントくんが寝ているときにこっそり食べるようにしようか。

 香港ではこの日、区議会の議員選挙の投票が行われるという。前回2019年の選挙では政府に批判的な立場の「民主派」が圧勝していたのだが、今回の選挙では中国だか香港政府だかによって選挙制度が改められ、選挙に立候補するには政府が任命する委員会の推薦が必要という、「それはもう選挙の意味などないではないか」という制度に改悪され、民主派は一人も立候補できなかったのだという。
 こんなのは投票結果を待たなくても結果は知れたことで、投票率は大幅に下落するだろうと予測されている。
 中国という国もどんどんと「民主主義」というものから遠く離れた国になって行き、もう「北朝鮮」とさほど変わらないのではないか。
 現在の中国は領有権をめぐって南シナ海でフィリピンと衝突を繰り返しており、世界平和への脅威にもなっているといっていいだろう。現在南シナ海ではアメリカとオーストラリアがフィリピンと共同パトロールを行っているけれども、先日フランスもそのパトロールに加わったというニュースもあった。

 今日は映画カメラマンの宮川一夫のことをちょっと調べていて、彼が撮影を担当したサントリー・ウィスキーのコマーシャル・フィルム「雨と子犬」(1981)というのをYouTubeでみつけた。カンヌ国際広告映画祭でも金賞を受賞したという作品で、ラストは宮川一夫氏らしくも屋根の上からの俯瞰撮影で、見事な素晴らしい作品。しかし何という愛らしい子犬だろう。撮影場所は京都で、この子犬は収容されていた野良犬から選ばれた犬で、撮影後はスタッフが飼い犬にしたのだという。

 それでこの日は夕方から、その宮川一夫撮影の溝口健二監督の遺作、『赤線地帯』を観た。