ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-02-02(Thu)

 朝起きて、わたしの朝食はまずはバナナを食べるのだが、そのあとちょっと落ち着いてから、インスタントコーヒーを淹れてレーズンバターロールパンを食べるのが最近の習わしになっている。ところがニェネントくんがこのレーズンバターロールパンが好きで、わたしが食べていると机の上に跳び上がって来て、わたしの手元のパンにちょっかいを出すのが毎朝のことになってしまった。
 しかしパンにかぶりつく、というのではなく、はじっこの方をかじりながら、基本的にはパンをペロペロとなめるのだ。ほとんど口の中には入っていないと思うのだが、これがお気に入り。そしてわたしは、そのニェネントくんのなめたパンを食べるわけで、潔癖な人ならば決してやらないことで、まあその前にパンをなめに来る段階で「だめ!」と追い払うことだろう。さいしょのうちはそうやって追い払っていたけれども、けっこうしつっこくパンを狙って来るので、「ま、いいか」ということにした。ニェネントくんと同じものをいっしょに食べるということが、わたしにはちょびっとうれしいことでもあったりする。

 昨日は電車の中とか「ハローワーク」の窓口の順番待ちのあいだに、持って行った「美術手帖」の鴻池朋子特集号を読み、ようやっと鴻池朋子特集の部分は読み終えた。
 彼女の美術活動は、一般に考えられる「美術」の、特にその展示とかに関してまったくユニークなところがあり、今までの「美術」というものを解体するようでもある。わたしはその一部には同意して深く考えてみたいとも思ったが、ちょっと同意出来ない部分もある。
 「同意する」という部分では、例えば最近、「ファーレ立川」というところの岡﨑乾二郎氏のパブリック・アートを撤去する問題が起き、多くの撤去反対の声によって「存続」が決まったのだが、この「美術手帖」で鴻池朋子氏が語っていた、彫刻家砂澤ビッキ氏による「時と共に崩れて行く」トーテムポール作品のことと合わせ、わたしには「消えて行くものは消えて行くしかない」という思いもある。
 過去の偉大な芸術作品が美術館に収蔵され、「永久保存」を目指されることは「当然だ」という思いもあるが、いま現在形で作成される、特にパブリックアートというものが「永久保存」を目指されるものかというと、やはり疑念は抱くのである。「そのとき」にしか存在しなかった作品というものもあるわけで、アーカイヴとしては「記録作業」に力を注ぐべくだろうと思う。「舞台作品」などは皆、そのとき「一度限り」なのではないのか。なぜ美術だけが特権的に「保存」を一義的に考えられるのだろうか。どうだろう。

 今日は天候は良かったのだが、気温は昨日よりもかなり下がったらしい。まあ昨日が季節はずれに暖かかったのだが。
 寒いからというのでもないが、わたしもこの日は外に出ないで引きこもった一日になった。写真も撮らなかったので、昨日ウチのそばで撮った、いつものハクセキレイくんの写真をアップしておこう。

     

 左手の薬指の不具合は、日にちが経つけれどもまだ治癒しない。昼間はあまり痛みも感じないのだけれども、朝起きてバンドエイドを外し、塗り薬を塗ってまたバンドエイドを巻いてからしばらくは、何もしなくってもけっこう痛みがある。やはりもういちど病院へ行った方がいいかとも思うが、少なくともこのところ悪化はしていないようでもあり、もう少し様子をみようかとは思う。

 昼からは、Amazon Prime Videoで、またまた怪獣映画、『シン・ゴジラ』を観た。これは公開されたときに映画館で観ているはずだが、もうほとんど記憶していない。おかげで初めて観るように新鮮な気分で観れたが、ラストにゴジラをやっつけてしまったのにはちょっとおどろいた(そういうことも記憶していなかった)。次には、『クローバーフィールド』を観てみようかしらん。

 今日の昼食はインスタントラーメン、夕食はペペロンチーノ風のスパゲッティと、「粗食」が続いた。明日はもうちょっと本格的な何かをつくろうかと思う。