ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-04-06(Thu)

 早朝、まだ真夜中に目が覚めた。時計を見ると3時半だった。ニェネントくんが窓の外を見れるように開けてあるカーテンの外から、明るい光が部屋の中に射し込んでいた。窓の外を見ると、薄い雲の向こうで月が輝いていた。
 わたしもこの4月6日は「満月」だと認識していたし、昨日の天気予報ではこの夜に月を見るのはむずかしいかな、という感じだったので、こうやって月明かりが見られるのがうれしかった。せっかくこんな時間に目覚めてしまったのだから写真を撮っておこうかと、ベッドを出てカメラを取り、リヴィングへ移動した。
 ベッドのそばの窓からも外の写真は撮れるけれども、やはりきれいに撮ろうと思えば窓は開けて撮った方がいいし、そうするとそばにいるニェネントくんは外に飛び出してしまうことだろう。だからリヴィングの窓を開けて外を撮影しよう。
 ニェネントくんはわたしについて来て、「起きたんだったらご飯をちょうだいよ!」って感じでわたしの足のまわりを回るし、リヴィングの窓を開けるとやはり外に出てしまうだろう。それで、久しぶりにキッチンとリヴィングのしきいの引き戸を閉めて、ニェネントくんをシャットアウトした。これでゆっくりと、写真撮影に専念出来るのだ。

 普通に撮影しても、オート露出で何もしないでもけっこう撮影は出来る。この写真でも「満月は明るいなあ」という感じではあるだろう。

     

 それで、カメラの露出を落として撮影すると、かかっている雲に邪魔されないきれいな満月の姿が撮影出来た。無理して起き出した甲斐があったみたいだ。

     

 わたしはそれからまたベッドに戻って二度寝して、いつもの6時ごろに起き出した。
 ニェネントくんにようやっと朝食を出してあげ、そのあと自分もバナナを食べ、バターロールパンで朝食。このときにはニェネントくんも自分の朝食は食べ終えていて、わたしが食べているバターロールパンにちょっかいを出して来るのだ。
 「ま、いいか!」とニェネントくんにパンをわけてあげ、今朝に聴いている「森本毅郎・スタンバイ!」を聴く。そのあと、8時からは今週から始まった「朝のテレビ小説」の『らんまん』を観る。
 『らんまん』は、子役たちはみんなかわいいし、スタジオセットではないロケ地での、酒蔵とか外の景色の中での撮影もいい。ストーリーもどこかファンタスティックでいながらも物悲しいところもあり、今のところとってもいい。ドラマでお母さん役の広末涼子は病の床に伏せっているが、このドラマのモデルの牧野富太郎は幼少期に父親も母親も亡くしているらしいので、今週中にも広末涼子のお母さんは亡くなってしまうのだろうな。

 『らんまん』の終わったあとは、途中からだけれどもテレビ朝日で「羽鳥慎一モーニングショー」を見て、それで9時になるといちおう日本テレビの「DayDay」にチャンネルを変えるのだが、この番組、昨日の有働由美子アナウンサーと武田真一氏の対談は面白かったけれども、基本は「バラエティ番組」で、わたしの好みではない。武田真一氏にはやはり、ガチに(NHKとは異なるスタンスで)報道レポート、解説をやってほしいと思う。

 昼過ぎに、ネットのニュースで「ムツゴロウ」として知られる畑正憲氏が亡くなられたとの報があった。87歳で心筋梗塞、「大往生」という感じがしないでもない。タバコをバンバン喫い、徹夜マージャンは繰り返され、好きなことだけをやって駆け抜けた生涯だったようにも思える。こういうところでも、先日亡くなられた坂本龍一氏との違いを感じさせられる(どっちがいい、とかいう話ではない)。
 また、彼にとって「動物愛」というのはその命をめでるということではなく、人々に「動物のあり方」を知らしめることに重点を置かれていたようには思う。例えばこれは畑氏とは関係ないが、博物館が動物の生態を展示したくって、その動物を殺して「標本」にして展示するような姿勢に似ているかと思う。
 そういえば、畑氏がつくった映画『子猫物語』の音楽は、坂本龍一氏が担当していたのだった。

 昼寝のつもりでベッドに寝っ転がってケータイを見ていたら、その畑正憲氏とその妻の純子さんへのインタビュー記事が出ていたので読み始めたら、これが大長編インタビューで、全部読むのに一時間かかってしまった。

 さて、明日は3ヶ月に一度の、国分寺てんかんクリニックへの通院日で、久しぶりに延々と電車に乗らなくてはならない。イヤだなあとは思っているのだが、仕方がない。