ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-03-24(Thu)

 気候はおとといの雪を最悪として、これから日ごとに暖かくなるという。今日も昨日よりは少し暖かくなっていて、明日はもうちょっと気温が上がるという。
 今朝出勤で家を出ると道路がしっかり濡れていて、どうやら夜のあいだに雨が降ったようだった。しかし、その時間にはもう空は晴れていて、南の夜空には半月も見えた(どうも月を撮影するためにセットしてあるマニュアル・モードで、知らずに露出をいじってしまったようで、じっさいにはもっと明るかった月も赤黒く写ってしまった)。

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 勤務地の近くで、ムクドリがまるで「お立ち台」の上のようなところに乗っていたので撮影してみたら、ちょうど顔をこちらに向けてくれたところだった。
 ムクドリの顔を正面から見たこともなかったが、正面からだととても見慣れたムクドリの顔とも思えない顔だ。ムクれてる。

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 鳥というのはみんな、図鑑などでも「横顔」を見せるということになっているけれども、どんな鳥でもこういう感じで正面から見たりすると、思いもかけない顔を見せてくれるような気がする。

 仕事を終えて帰るとき、勤務地のそばの駅前にシラサギがいた。めっちゃ交通量の多い車道の脇なのだけれども、そのシラサギの足元のコンクリートにはフンをした白い線がついているので、けっこうひんぱんにこのスポットで休憩しているのだろう。このあたりにはそういう、野鳥の「休憩スポット」があちこちにあるみたいだ。

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 自宅駅からウチへは「野良ネコ通り」を歩くが、この日は初めてのトラネコと出会った。歩く姿、その横顔の凛々しいネコだった。また姿を見ることもあるだろうか?

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 昨夕はテレビで、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンライン演説をやったのを中継していたが、わたしは見なかった。ゼリンスキー大統領はヨーロッパ各国やアメリカなどでも同じように「オンライン演説」を行っているが、つまりは各国に「ウクライナへの支援」を要請し、ロシアへの圧力を強めてほしいという内容だったと理解している。
 ロシアのウクライナ侵攻で、プーチンの指揮するロシア軍の一般市民を巻き込んでの攻撃はぜったいに、100パーセント非難されるべきで、まずは一刻も早く「停戦」へと踏み込んで行くべきだとは思っている。
 しかし、誤解されないように気をつけたいが、そのことが一方のウクライナのゼリンスキー大統領が「英雄」だということではないと思う。昨夕の演説では、終了後に全議員が立ち上がってスタンディング・オベーションをおくったりしたというし、ある議員はゼリンスキー大統領のことを「閣下」と呼んだという。

 どうも人々は「派手な動き」をする人物に心酔するところがあるのは確かだが、それがこういう「戦争」とも呼べるような事態において、その一方の指導者を「英雄」的に賛美することには違和感がある。特に、この日本国内の動きには、「ここで熱狂してしまう人は、すぐに全体主義に同調してしまうのではないか?」という危惧も感じる。

 今のウクライナ情勢に関しての報道で、特にプーチン側の情勢として「プーチンも行き詰っている」という見方もあり、一方で「ロシアは今の経済制裁も持ちこたえ、態勢に影響はないだろう」との見方もある。
 それでも、ロシア国内の国営テレビ放送で「反戦メッセージ」を訴えたテレビ局の女性スタッフもいたのは確かだし、つい先日はわたしもその名前を知っていたロシアの女優、チュルパン・ハマートヴァさんが(わたしは、彼女の主演した『ルナ・パパ』という映画を観た記憶がある)、ロシアのウクライナ侵攻を受けて亡命したとの報道もあった。
 ウクライナ情勢がどのように決着がつこうとも、この後もプーチンがロシアの指導者でありつづけるならば、今後ロシアは北朝鮮のような国になりそうではある。
 ロシア国内でいったいどのように「ウクライナ侵攻」が報道されているのかは今のわたしにはわからないが、そこで今の日本の一部世論を考えると、「国の決定した政策」に反対する人らを「反日」などと呼んで攻撃する空気もある。まるで日中戦争時代のようだ。そのような考えを持つ人々は、今のロシアでもプーチンを批判する人は「反ロシア」と捉えるのだろうか。今のロシアで「反ロシア」であることは賛美するけれども、日本で彼らの言う「反日」であることは排斥するのだろうか。

 一部ではロシアの次の標的は日本だとばかり、早急な憲法の見直しと軍備増強、さらには「核シェアリング」の声さえ起きている。そういう視点ならば、地政学的にみても、ロシアにとってはフィンランドの方が「欲しい、欲しい」という場所だろう。
 国力からしても、ロシアがフィンランドをさしおいて日本に攻撃をかけてくることは考えられないだろう。そして、仮にロシアがウクライナを押さえたとしても、「では次はフィンランド」などと考えることは出来っこない。
 つまり、日本国内で妙な危機意識を拡げようとする動きには耳を貸さないことだ。