ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-11-16(Mon)

 購入したショルダーバッグが早々と到着した。写真だと青っぽくなってしまったが、じっさいはもっとグレーっぽい。

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 「ブラック」ということで注文したのだが、色あせた感じでちょびっと貧乏くさい色ではある。「エリート」と呼ばれるような人たちは決して身につけないだろう。「ベージュ」もいいかとは思ったのだけれども、どうも汚れが目立ちそうなのでやめたのだったが、この「ブラック」はつまり、さいしょっから汚れきっている感じだ。
 ただ、やたらにたくさんポケットがあって、ちゃんと入れるところを決めておけば便利に使えそう。あれこれいじってみて、多少使用感の悪いところもあるけれども(例えば前面の、上に開くふたを留める左右の金具が開閉しにくいのだ)、全体としてOK。これから愛用しよう。
 今まで使っていたバッグは、あの交通事故に遭ったときも持っていたバッグで、側面にはその事故のときについた「すれあと」もいまだに残っているのだけれども、「長いあいだありがとう」という気もちをこめて、処分させていただこう。

 しかし、今日は「暖かい」を通り越して「暑い」日になった。わたしはアンダーシャツに長袖シャツを着て、その上にパーカーをはおって仕事に出たのだけれども、仕事を終えて帰るときには汗が噴き出してしまった。「冬」用のあったかいパーカーが仇となった。空には雲ひとつなく、けっこう強い陽射しがどこまでもわたしを追ってくる。帰宅して服を脱ぐと、アンダーは汗でぐっしょりになってしまっていた。まるで真夏のような汗のかき方だ。
 ニェネントはこういう、室内でエアコンを入れるほどの暑さではないような「暖かさ」がいちばん過ごしやすいだろう。リヴィングでわたしのそばをうろちょろしているニェネントをつかまえ、ひざの上に抱いて写真を撮ったら、あんまりかわいくない(おばあさんみたいな)すっとぼけた顔をしてくれた(ニェネントは抱かれるのがきらいなのだ)。

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 今日はIOC会長のバッハ氏が来日し、菅首相小池都知事東京オリンピックパラリンピックの組織委員長の森氏らと会談をした。「これはてっきり<中止>の決定、発表か」とは思っていたのだけれども、そうではなかった。やるのだという。そして「観客を入れての開催に確信を持った」という。
 菅首相はまたまた「人類がコロナウィルス(COVID-19)に打ち勝った証として、東京オリンピックパラリンピックを実現する」などと、以前語った言葉とおんなじ言葉を繰り返したのだけれども(だから「壊れたレコード」といわれる)、この発言が世界に紹介されたとき、はたして全世界の人たちはどう思うだろうか。来年の7月には「COVID-19に打ち勝つ」って、今の段階で言ってしまえる人間は地球上にこの菅義偉しかいないだろう。それも、「打ち勝つ」という意思の表明ではなく、「打ち勝った」という未来形での「決定」として言ってしまっている。誰が聞いても「おかしいだろう」と思わざるを得ない発言ではないだろうか。ましてや今げんざい、合衆国やヨーロッパでは異様な数で感染が拡大し、これから先どうなるかも読めない状態ではないのか(それは日ごとに感染者数が増加しつづける日本でも同じことが言えるが)。

 どうやらこの日に会談した連中は「ワクチン」の開発にすべての希望を託しているようなのだけれども、その口調はもう、すぐにでも「ワクチン」は完成すると言っているようだ。このことは前にも書いたけれども、こういったウィルスへのワクチンはそんなにすぐに完成するものではなく、いちおう完成されたとしたあとも、その副作用の研究にかなりの時間が必要で、「完成したよ、さあさっさと皆で接種しよう」というわけにはいかないものではないのか。

 まあ「観客を入れての開催」といっても、「国民総動員」みたいにむりやり観客をこさえるわけにもいかないだろうし、行かなきゃいいだけの話ではあろう(特に海外からの観客なんて来日するのかいな?)。それにその前に、いったいどれだけの国が参加するのかという問題もある。そして、そんなにまでして開催したオリンピックのせいで感染が拡大したら誰が責任を取るのか。今の政府は「すべて国民に投げて何ひとつ責任を取ろうとしない政府」なのだけれども、これが「国際競技大会」となると、国内の問題ではなく「国際問題」になるのである。国際的に「責任問題」が起きるのである。
 まあ、どう考えても「中止」こそ最善の選択だとは思うのだけれども、ただ奇々怪々な解決策を持ち出し、強引に「開催」に突入ということは堪忍していただきたいのだ。

 さて今日の夕食は、しばらく前に買ってあった1/4ほどのダイコンを使って、「豚バラ大根」をつくった。ダイコンを使った料理は、そんなにめんどくさくはないのだけれども、ただダイコンに味を染ませるのに煮込み時間がたっぷりかかる。まあ、そんな感じで時間さえかければ、それなりの味には仕上がるのだ(おいしかったぜ)。

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 今年は春以降、「Stay Home」で家にこもって料理に凝ったりしたので、(安価であることにもポイントをおいて)今まで素材としてまるで使わなかったダイコンやナスをいろいろ使った料理を楽しんだ。これからも、わたしの食卓にはダイコンやナスが上がってくることだろう。