ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-02-12(Fri)

 ずっと前に買ってあった、室内用の気温計が見つかった。ぴょんと、リヴィングの机の前にかけておいた。それで朝起きてその気温計を見ると、だいたい11度ぐらいを指していた。それはやはり寒いだろう。寒いから電気ストーブをつけるわけだけれども、電気ストーブはそのストーブのごく周囲しか温度は上がらないから、気温計はせいぜい13度ぐらいになる程度だ。まあ、こういう「寒い日」ももうちょっとの辛抱だろう。

 昨日は祭日で休みだったが、今日出勤すればまた明日、明後日は土日で休みになる。出勤するのもかったるいし、仕事もまるでヒマだった。空は晴れたり曇ったりしていたが、そんなに「寒い」という天候でもなかった。
 仕事を終えて自宅駅に着くと、空はすっかりグレイの雲に覆われていて、その向こう側に太陽の光が透けて見えた。

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 駅前のスーパーで、今日は半額になった豚肉を3パックも買った。これで当分肉の心配はいらないだろう。帰宅してリヴィングの気温計を見ると13度。この時間は戸外よりも室内の方が寒い。

 テレビをつけると、昨日ほぼ決まってしまったような報道だった森委員長の後任だけれども、今日になってその話はご破算になってしまったようだった。「どういうことよ」と思ったら、どうもその後任に推されていた川淵三郎氏が、昨日の取材であれこれとしゃべりすぎたことにも原因があるみたいだ。つまり、森喜朗氏から「わたしは辞任するからあなたが次にやってもらいたい」と電話があったということも話していて、「それでは森氏は何も反省していなくて、しかも自分で後継者を決めるなんてとんでもないではないか」ということだ。
 川淵氏は、今日の評議委員会で自分の名が出ても辞退するということで、すべてまたさいしょっからやり直し。いかにもこの<東京オリパラ>を象徴するような混乱ぶりである。
 3時からはその森喜朗氏の辞任の「演説」があったのだが、15分間にわたって自分のこれまでの功績を延々と語り、しかも今回の<女性侮蔑>発言の自覚、反省はまったくなく、「わたしは女性を持ち上げようとしているのだ」と語り、今回の騒動はまるで誰かにはめられたように思っていることがよくわかった。どうやらネット上の彼への批判にはいろいろ目を通したらしく、「わたしを<老害>よばわりすることは許せない」とかのたまっておられた。
 このことで浮かび上がってくるのは、「COVID-19禍」にかかわらず、そもそも今の日本はオリンピックやパラリンピックを迎え入れて開催できるようなキャパシティのある国ではないということだろうか。
 だいたいからして、森氏に関する報道に付加されるコメントで、森氏を擁護するものとして「ギリシアのオリンピックは女性は参加できなかったんだぞ」などと書く人物が相当数存在する国が、この日本なのだ。アホらしくなる。

 そうでなくっても、海外からも<東京オリンピックパラリンピック>の予定通りの開催を危ぶむ声も聞かれるようになっている。この件に関してアメリカのバイデン新大統領は、「科学に基づいて判断されるべきだ」と語ったということだ。この言葉は、スカ首相が何度も何度もくり返して語る「人類が新型コロナウィルスに打ち勝った証として開催する」という言葉の<非科学性>への批判として聞くこともできるだろう。どちらにせよもう最終決定までの時間はあまり残されてはいないだろう。スカ首相もいつまでも無茶を言ってはいられないということだ。

 さて、明日は仕事も休みなのでちょっと遅くまで起きていて(といっても8時半ぐらいのものだが)、キッチンへ立つとニェネントがわたしの足もとに寄ってきてわたしを見上げて、わたしの顔を見て「にゃあん」となくのである。それは明らかに、わたしに何か訴えようとしてないているわけだ。「いったい何を訴えたいのだろう?」と思えば、それはすぐに「ねえ、もう寝ようよ!」と訴えているのだとわかる。
 つまり、ニェネントの一日のいちばんの「お楽しみ」というのは、わたしがベッドに入ってからわたしの上に乗っかって、わたしに遊んでもらうことなのだ。だから、リヴィングでごろごろしているわたしが、ついに和室に行ってベッドに寝る時間が楽しみでしょうがないのだ。
 そんな、ニェネントと遊ぶなんて、わたしとしては別にベッドでだけでなく、リヴィングでも抱いてあげていつでもやってあげられるのだけれども、そういうところではニェネントくんはしっかりと「ツンデレ」で、ふだんはわたしが抱き寄せようとしてもサッと逃げてしまう。どうやら、ベッドで寝ているわたしのからだの上で遊ぶことこそが、最上にゴキゲンらしいのだ。
 「わかったよ、もう寝るよ!」と着替えて、ベッドに行くとニェネントもいそいそとついてきて、いつものように遊んで、この一日もおしまいになるのだった。