ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-11-17(Tue)

 金曜日に有給を取って、この日に日曜日に予約を取ってある佐倉の「国立歴史民俗博物館」に行くことにした(したがってもちろん、日曜日の予約はキャンセルする)。会社に電話で有給休暇を申請して了解を得たけれども、電話口の返答の声はちょっと不快そうに聞こえた。これで土曜日からの3連休とつづけての4連休になる。

 行くつもりの国立歴史民俗博物館の『性差(ジェンダー)の日本史』展は、土日・祭日はネット予約で入場者数を制限していて、平日はそのような予約制ではないのだけれども、しかし入場者数の制限がないだけに、かえって土日・祭日よりも混み合ってしまう可能性もあるのではないか。こればっかりは行ってみないとわからない。

 今日は昨日の「暑さ」に懲りて、だいぶ薄着で出勤した。さすがに昨日ほどの気温にはならなかったけれども、それでもかなり暖かかった。天気予報ではわたしが有給を取って出かける予定の金曜日は「異様なほど」気温が上がり、「夏日」にもなっちゃうのではないか、などと言っている。それはたいへんだ。

 さてそれで、今日は買ったショルダーでを下げての初出勤になった。だいたいいい具合なのだけれども、勤め先のカードキーをしまっておくポケットを考え直さないと、今日は他のものを出すときにいっしょにカードキーがついてきて、落っことしそうになってしまった。

 今は通勤時間などに文庫の『ロリータ』を読んでいて、今週中、その佐倉にお出かけするときぐらいで読み終えたいと思っているのだけれども、どうも読書ペースが上がらず、「今週中に読み終えられないのではないか」というところで、「何とかしよう」と、仕事から帰宅してからも読み進めた。ニェネントにじゃまされながらも、どうやら予定通りに読み終えられそうなところまで読んだ。
 ニェネントは暖かいのでゴキゲンで、リヴィングをうろちょろしたりするのだけれども、出窓に置いた段ボール箱の中が居心地がいいらしく、中にはまりこんで気もちよさそうにしていた。

     f:id:crosstalk:20201118135032j:plain:w500

 アメリカではトランプ氏がその証拠も示さずに「選挙に不正があった」と言いつづけていて、もういいかげん出さねばならない「敗北宣言」を出さないままである。そして首都ワシントンでは、そんなトランプ支持者たちによる「敗北を認めない」抗議デモが行われ、数万人が参加したという。
 どう騒いだって、次の大統領がバイデン氏であることが覆るわけもないのだが、バイデン氏はトランプ氏がいつまでもダダをこねて政権譲渡を遅らせるなら、「危機的状況」にあるCOVID-19対策がそれだけ遅れてしまうことになるとの懸念を表明している。

 おかしいのは、この日本でTwitterやYahooニュースのコメントで、トランプ氏を応援する連中がけっこう存在すること。要するにこれらのトランプ氏を応援する諸氏は「ネトウヨ」とか呼ばれている人たちで、もともと「事実を見ない」ということでトランプ氏と共通する精神をお持ちなわけで、「陰謀だ」とか「フェイクニュースだ」などと、この日本から憶測でごちゃごちゃ言う。
 彼らはトランプ氏が「Black Lives Matter」運動を抑えようとしたことにも共鳴しているわけだし、そもそもがトランプ氏の対中国政策の「強硬姿勢」が「お気に入り」のようだ。そしてバイデン氏のような「リベラル」はもちろん、大嫌いなのだ。
 まあ「ネトウヨ」と呼ばれる人たちは人種差別、女性差別の大好きな人たちだから「Black Lives Matter」はアフリカ系の人たちによる「暴動」だから抑え込むべきだという認識なのはよくわかる(ここに、彼らの共通項である「報道の一面的理解」ということもあるのだけれども)。

 しかし、はたしてトランプ氏の対中国政策がどうだったのかというと矛盾だらけで、習近平主席を「わが友人」と呼んだりしてるし、その経済制裁アメリカ国内でマイナス要素になっている。ただ、トランプ氏在任中にアメリカ国内での中国への「好感度」はかなり大きく落ち込んだらしく、まあこういうところで、表面的にネトウヨ諸氏はトランプ氏に喝采をおくっているのだろうか。
 そういう意味で、トランプ氏という人物は国籍こそ違えど「ネトウヨの親玉」みたいな人物で、まあネトウヨ諸氏としても今の日本の菅義偉首相は「我らがスガ!」と担ぎ上げれるような存在ではなし、景気づけにトランプ氏を担ぎ上げようという「気分」なのではないだろうか。
 別に国内の事象ではないし何の影響力もないし、こういうネトウヨ諸氏の動きはただ放置しておけばいいのだけれども、だんだんといろいろな側面で無視してはおけない存在になってきているようで、困ったことにならなければいいと思っている。