ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『美貌に罪あり』(1959)増村保造:監督

美貌に罪あり [DVD]若尾文子Amazon 昨日観た『日本橋』につづいて、山本富士子と若尾文子の共演。この映画では二人は姉妹で、その母親役で杉村春子も出演していい味を出している。さらにプラスして、野添ひとみも出演している。 原作は川口松太郎で、これを…

2024-01-13(Sat)

午前中に北のスーパーへ買い物に行ったのだが、そのときは空は雲ひとつない青空だった。気温は低い。 スーパーへ行くので家を出て歩いていると、ウチのすぐ近くの家の植え込みのところにスズメたちが何羽も降りて来ていて、それがわたしが近づいたせいで「危…

『日本橋』(1956)泉鏡花:原作 市川崑:監督

日本橋 [DVD]若尾文子Amazon 先日観た『夜の河』と同じ1956年に公開された、山本富士子出演作。ここでは主演は淡島千景で、他に若尾文子も出演している。淡島千景は松竹専属なので、この大映作品には「貸し出されて出演した」ということなのだろう。 監督は…

2024-01-12(Fri)

ちょっと昨日のことをつづけて書く。 昨夜、寝る前にも『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』を読んでいたせいで、その本の内容にかかわる夢をみた。朝目覚めたときには夢の内容をしっかり記憶していたのに、今こうやって日記を書こうとするともう、その夢の…

2024-01-11(Thu)

一昨夜、わたしが寝ているベッドにやって来なくって、リヴィングで夜明かししたニェネントくん、「もうリヴィングでの夜明かしが気に入ってしまって、わたしのふとんの上には来なくなるのか」と思ったのだったが、昨夜はちゃんとやって来てくれた。やはり来…

2024-01-10(Wed)

夜、ニェネントくんがわたしの寝ているふとんの上に来ないのだった。どうやらベッドのある和室ではなく、リヴィングの方にいるみたいだった。「どうしてるんだろう?」と起き出してリヴィングに見に行くと、リヴィングの隅に置いてある座布団の上で丸くなっ…

『夜の河』(1956)吉村公三郎:監督

夜の河 4K デジタル修復版 [Blu-ray]KADOKAWA / 角川書店Amazon 原作は澤野久雄という人の1952年発表の小説で、これを田中澄江が脚色し、吉村公三郎が監督した。音楽は池野成という人で、この方は伊福部昭に師事された人。『ゴジラ』などの東宝怪獣映画で伊…

2024-01-09(Tue)

わたしがベッドに寝ているとき、わたしがかけた毛布の上にニェネントくんがまどろんでいる。それでわたしがふとんの中で身体を動かすと、そりゃあ落ち着かないのだろう、ベッドの上から跳び下りて行く。その跳び下りるさまをわたしは目撃するわけだが、これ…

『生きる』(1952)黒澤明:監督

生きる[東宝DVD名作セレクション]志村喬Amazon 『生きる』という映画は知っているつもりでいたが、この日テレビで放映されたのを観ることが出来て良かった。「そうか、こういう映画だったのか」と認識を新たにしたし、こういう機会でもなければ「この映画は…

2024-01-08(Mon)

今日は1月8日だけれども、2年前の1月6日には、このあたりでもけっこうな雪になっていたことがわかった。 わたしのそのときの日記をみると、昼過ぎから降り始めた雪は、夕方にはけっこうな積雪になっていたみたいだ。まあ翌日は晴れて、たいていの雪は融けて…

2024-01-07(Sun)

昨日、映画を観た帰りに自宅駅そばのスーパーに立ち寄り、店内をみると「おでんの具」のセットが安く売られていたので「やっぱ、この季節はおでんだよね」と、買うことにした。しかしそのセットには練り物しか入っていなくって、ゆでたまご、じゃがいもとか…

『君たちはどう生きるか』(2023)宮崎駿:脚本・監督

わたしは当初、この作品のことはその内容もわからなかったし、ただタイトルから『風立ちぬ』みたいな作品かと思っていて、「それなら観なくってもいいや」というつもりだったのだが、実はこの作品が海外で公開されるときのタイトルが「The Boy and The Heron…

2024-01-06(Sat)

昨日は夕食にまた「ダブリン・コーデル」をつくったのだが、年末に牛乳を買いすぎていたので「消費しなければ」と、仕上げに牛乳を入れて「なんちゃってホワイトシチュー」にした。まあホワイトシチューとは材料もつくり方もほとんど変わりないのだけれども…

2024-01-05(Fri)

遅くなりましたが、1月1日に発生した能登半島の大地震とその関連の事故によって犠牲になられたすべての方々にお悔やみを申し上げます。また、被災者の方々にお見舞い申し上げ、被災地の皆様の安全と、一日も早い復興をお祈りしております。 この日は朝のニュ…

『その夜は忘れない』(1962)吉村公三郎:監督

その夜は忘れない [DVD]若尾文子Amazon 若尾文子と田宮二郎との共演で、先日観た、同じ年に公開された『爛』(増村保造監督)につづいての共演になるのだが、この作品、おそらくは1959年に公開されたアラン・レネ監督の『二十四時間の情事』に触発されて撮ら…

2024-01-04(Thu)

今日の写真は、昨日「ふるさと公園」で撮ったものだけれども、映画『PERFECT DAYS』を観たあと「木漏れ日」というのを探していたときに撮ったもので、「木漏れ日」ではないけれども「冬」らしくっていいかな、とは思う。 3日の朝に目覚めたとき、夢をみたこ…

『PERFECT DAYS』(2023)ヴィム・ヴェンダース:監督

わたしは1970年代の頃のヴェンダース監督の作品を愛おしく思い出すことができるが(このあたりの、ロビー・ミューラー撮影になる作品群は去年の3月にまとめて観たもので、まだ記憶が消えずにけっこう憶えている)、実はそれ以降のヴェンダース作品はそれほ…

2024-01-03(Wed)

2024年は元日に能登での大地震、2日には羽田空港での旅客機炎上事故と、「今年はどうなってるんだ」という思いになり、とても「あけましておめでとう」とか「Happy New Year」とか言う気にもなれなくなった。 それでこの日は、(前から考えていたことではあ…

『初春狸御殿』(1959)木下恵吾:脚本・監督

初春狸御殿 [DVD]市川雷蔵Amazon 「狸御殿」シリーズというのは、戦前からつづいたいわゆる「オペレッタ」映画で、2005年の鈴木清純監督の『オペレッタ狸御殿』まで、15本もの作品が残されているという。もとをたどれば、この作品も監督している木下恵吾監督…

2024-01-02(Tue)

昨日の元日は、能登の地震の報道に接するまでは「Amazon Prime Video」で、お正月らしく『初春狸御殿』という古い映画を観ていたのだけれども、地震でそういう映画を観る気分も吹っ飛び、ずっとそんな能登の地震の報道を見ていた。 昨日の報道ではまだまだ被…

2024-01-01(Mon)

夕方リヴィングで映画を観ていた。そばの椅子の上にはニェネントくんが寝そべっていたが、とつぜんにテーブルに置いていたスマホが大声で「地震です!地震です!」と叫び始めた。 これから「揺れ」が来るのかと身構えたが、すぐに揺れが来ることもなかった。…

2023年のおさらい

2023年も過ぎ去ってしまった。けっきょく2023年も家でいくらか本を読み、サブスク配信の映画を観て、何本か映画館で映画を観ただけで終わってしまった。展覧会も舞台も観に行かなかったのだが、今は時間をかけて電車に乗って外に出かけようという考えがわか…

2023年12月のおさらい

今月も大映映画をつづいて観た。主に若尾文子出演作。映画: ●『ゴジラ-1.0』(2023)山崎貴:脚本・VFX・監督(2回観た。1回はIMAX) ●『パトリシア・ハイスミスに恋して』(2022)エヴァ・ヴィティヤ:脚本・監督(2回観た) ●『枯れ葉』(2023)アキ・カ…

『ロリータ、ロリータ、ロリータ』(2007) 若島正:著

ロリータ、ロリータ、ロリータ作者:若島 正作品社Amazon 日本における、ナボコフの『ロリータ』翻訳の決定版を出された若島正氏による、いわば「翻訳者の視点から語る『ロリータ』論」という本、なのだが、いわゆる「作品論」というのではなく、「言語の魔術…

『枯れ葉』(2023)アキ・カウリスマキ:脚本・監督

わたしもカウリスマキの作品は好きだからだいたい全部観ていると思うけれども、例によって(このことを毎回書くのも恥ずかしいが)その内容はほとんど記憶していない。今日この映画を観た映画館では、この『枯れ葉』公開を記念して、来週からはカウリスマキ…

2023-12-31(Sun)

2023年最後の日。今日はとなり駅の映画館に、アキ・カウリスマキ監督の新作『枯れ葉』を観に行くのだ。映画の上映が朝の回は9時45分からとちょっと早いので、9時ぐらいにニェネントくんにおやつを出してあげてから家を出た。 ついさっきまで雨が降ってい…