ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-01-09(Tue)

 わたしがベッドに寝ているとき、わたしがかけた毛布の上にニェネントくんがまどろんでいる。それでわたしがふとんの中で身体を動かすと、そりゃあ落ち着かないのだろう、ベッドの上から跳び下りて行く。その跳び下りるさまをわたしは目撃するわけだが、これが実にしなやかなジャンプで、「美しいものだ」と感嘆する。まさに空中でいっしゅん「弧」を描くというか、その足をまえうしろに伸ばし、背中を丸くしてわたしの身体を飛び越えて行く。まるでサバンナで岩を飛び越えるチーターみたいで、ニェネントくんの中の「野生」をあらためて確認し、あらためてその美しさにニェネントくんのことが好きになる。

     

 このごろは、ニェネントくんもいつまでもホットカーペットの上にばかり滞在することもなく、前のように和室のふとんの中にもぐり込んでいたりする。まあふとんの中だと上も下も、表も裏も全身が温まるだろうからな。

 今日も外は晴天でいい天気だったみたいだ。それでもやはり気温は上がらずに部屋にいても寒かった。こういう日は陽がポカポカ照っている外を歩いたほうが暖かいのではないかと思うが、けっきょく部屋を一歩も出なかった。

 能登半島地震は寸断された道路も多く、被災地に入って行くことも困難なようで、まだ現地の被害の全貌がわからない。このところ毎日、報道のたびに、死者の数も安否不明な方の数も増加しつづけている。避難所のライフライン維持も困難だということも聞き、「何とかならないのか」と心が痛むのだが、岸田内閣は「打つ手がない」とばかりに、何もしないことに決めているような印象を受けてしまう。
 その自民党は、自民党として「被災者支援募金」を始めているのだが、そ~んなパーティー収益から「キックバック」をやらかすような連中の行う「募金」なんぞに、誰が応じるだろうか。

 それで来年開催となってしまった「大阪万博」に、この際中止してはという声も大きくなっているという。これからの、能登半島の被災地復興のための資材、そして建設業者らは、思いっきり万博工事とバッティングしてしまうのだ。
 国力をあげて被災地の復旧、復興に力を注がなければならないというときに、「いや、これ以上資材も人材も被災地にまわすわけにはいかない」などという考えを通すつもりなのだろうか。
 維新の党の幹部は「万博開催による経済効果」などとのたまっているようだが、その前に万博のための予算を被災地復旧、復興にまわせばいいだけの話ではないか。
 もともと「中止すべき」の声も大きかった「大阪万博」、これを機会に「中止」を決定すればベストだろう。ついでに書いておけば、この日その万博の「アンバサダー」役を引き受けていたお笑い芸人が、週刊誌の「セクハラ告発」記事を受けて「事実無根」とし、裁判で戦うゆえに「活動休止」するということだった。当然、万博の「アンバサダー」も辞めることだろう。やはり「万博」は中止か。
 それにしても、ちょっと勇み足的に書いておけば、わたしはそのお笑い芸人が「大っ嫌い」だったので、「これからテレビで彼の顔を見なくてもすむのだ」とホッとしている。いつもテレビに彼の顔が写るたびにチャンネルを変えていたわけだし、そんな気苦労から解放される。まだまだ、その人物の顔が出るとチャンネルを変える人物は他にもいるのだが。

 今日は夕方から、山本富士子主演の『夜の河』という映画を観た。今まで認識していなかったが、山本富士子という女優さん、「ものすごい美人」というのではないかもしれないが、凛として実に魅力的な人だった。ノックアウトされた。宮川一夫の撮影も素晴らしく、これは見ごたえのある作品だった。