ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-10-08(Sun)

 以前のパソコンは立ち上がりが遅く、感覚としては3分以上かかっていたような気がしていたが(そういうところにもパソコンの劣化があらわれていたのかもしれない)、新しいパソコンは(「新しい」といっても「中古」だが)起動スピードも圧倒的に速くって快適。前のヤツはいちどシャットダウンすると次の起動に時間がかかるので、もうほとんど一日じゅう電源入れっぱなしにしていたわけだけれども、今はもう「しばらく使わないな」と思うと、気軽にシャットダウンするようになった。こういう習慣はいいかもしれない。

 今朝もしっかり「秋」モードで、わたしは掛け布団をかけて寝ているわけだが、この夜もニェネントくんはわたしの布団の上に乗ってくることはなかった。昼間も押し入れの中に引きこもっていることも多く、わたしとしては寂しいのだけれども、リヴィングで本を読んでいてフッとキッチンの方を見ると、ニェネントくんがリヴィングとキッチンの境い目あたりで横になっていて、わたしのことをウォッチしているのである。ネコは移動も静かなので、まったく気がつかないうちに近くに来ていて驚かされてしまうことがよくある。
 ただ、夕方の時間は「夕方のごはん」を待ってわたしのそばに来ているのではないかと思う。
 ニェネントくんの夕食の時間は3時半。これはもう長いことこの時間と決めているわけだけれども、それは以前はわたしが早朝に仕事に出ていたもので、朝の3時半に朝ごはんを出してあげていた名残り。今は朝ごはんはわたしが起きる6時になっていて、夕ごはんはそれから半日(12時間)後と考えれば夕方の6時がいいようにも思うけれども、その時間はわたしも自分の夕食の準備で忙しいし、長年の習慣だからその時間をいじらないでおこう、と思っているわけ。

 それで3時半になって「ああ、ニェネントくんの夕ごはんだなあ」と思い、そばにいるニェネントくんに「ニェネントくん、ごはん」と声をかける。ニェネントくんがわたしの言葉を理解する、そのトップにあるのが「ごはん」という言葉で、その言葉を聞くとそれまで寝そべっていたのが起き上がり、前足を前にう~んと伸ばし、おしりを持ち上げて「伸び」をする。毎日のことだけれども毎日かわいい。それでわたしがごはんの準備をしているあいだ、にゃあにゃあなきながらわたしの足元をぐるぐる回るのだ(わたしが短パンのときにはわたしのすねをペロッとなめてくれる)。そして、準備の出来たニェネントくんのごはんを出してあげると、ニェネントくんはがっつくのである。

 この日は午前中に北のスーパーへ買い物に出かけたが、空を見上げると「こういうのが秋の空かなあ」、という塩梅ではあった。

     

 今日は本を読み、そしてテレビでドキュメンタリー番組をいっぱい見た日になった。
 朝は「さわやか自然百景」という15分の番組で、この朝は京都の「冠島」という小さな無人島に集まる「オオミズナギドリ」の特集。冠島はオオミズナギドリの繁殖地で、地面に穴を掘って巣作りをする。そんな子育ての様子をとらえた番組だった。
 夕方6時からは「世界遺産」で、この日は「ナイル川とピラミッドの秘密」。8Kカメラで撮影したというが、ウチのテレビには関係のないことだ。しかし、ドローンなどを駆使して今までに見たことのない視点からの映像は「驚き」でもあったし、近年発見されたという、近郊の遺跡内部の色鮮やかな「壁画」は素晴らしかった。

 7時半からは「ダーウィンが来た!」で、チベット高原に棲む「ユキヒョウ」を追った特集。おそらくはフランス人かな?という兄弟の動物写真家が3年にわたって追跡、密着したユキヒョウの映像。

     

 だいたい、この撮影地のチベット高原というのがすごいところで、そこに入っていくだけでも一苦労だろうし、絶壁のようなところで生活するユキヒョウの動画も撮影しているのだから脅威だ。これも「ドローン」あってこその映像だろうが、1頭のメスのユキヒョウを追って2頭の子どもが生まれているのを見つけ、その子育ての様子、狩りの様子をとらえる。ここでユキヒョウの強敵、「チベット犬」もあらわれる。
 もともと人間に飼われていた「チベット犬」は高原に放逐されて数を増やし、今では十万頭はいるのではないかという。この存在がユキヒョウを脅かす脅威になっているのだ(ユキヒョウよりずっと大きいのだ)。すでに生息数三千頭あまりといわれて絶滅の危機もあるユキヒョウにとって、チベット犬の存在はおそろしいものになってしまったのだ。
 わずか30分弱の番組だったが、見事な映像とストーリー性を持たせた編集とで実に見ごたえのあった番組で、編集でカットされた部分ももっと見てみたいと思わせられる番組だった。