ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-06-03(Sat)

 朝目覚めてケータイをみると、いつもにない赤枠の文字で、このあたりにレベル4の警戒情報が出されているのを知った。さらに速報で、手賀沼と大堀川周辺の世帯に「避難勧告」が出されていた。手賀沼内の水位観測所で反乱危険水位を超え、大堀川も水位が上昇しているのだという。「手賀沼と大堀川の周辺」というのは、まさにわたしが毎週散歩に行く「ふるさと公園」のあたりで、手賀沼と大堀川の境界のあたりにあるのが「ふるさと公園」なのだ。
 いったいどういうことになっているのか。避難勧告が出るほどに水位が上がっているというのは、公園の中の池の際の散策路も水没しているのだろうか。「ふるさと公園」は水鳥たちの憩いの場だから、水位が上がっても鳥たちには影響ないだろうけれども(泳げる場所が増えて喜ぶか?)、コブハクチョウが巣立ちしているときで良かった。

 今朝は土曜日で『ウイークエンド サンシャイン』の日だが、この朝は先日亡くなられたティナ・ターナーの特集だった。もう今年のこの番組は「物故者の特集」ばかりだ。
 わたしが聴いていると、ニェネントくんもわたしのそばの椅子の上で丸くなっていて、「うるさい音楽」はきらいなはずなのに番組の最後まで椅子の上にいた。ティナ・ターナーも好きなのか。
 今日のニュースでは、ソングライターのバリー・マンとシンシア・ワイルのチームの、シンシア・ワイルが亡くなられたとの報があった。
 バリー・マンとシンシア・ワイルといえば、ライチャス・ブラザース(Righteous Brothers)の「ふられた気持ち(You've lost that lovin' feelin')」だろう。この曲はおそらく、20世紀アメリカを代表するヒット曲だろう。「世紀の名曲」と呼ぶにふさわしい曲だ。R.I.P. Cynthia Weil。

 朝はまだ降っていた雨も10時過ぎには上がり、11時ぐらいに北のスーパーへ買い物に出た。
 買い物の途中に通りかかる小さな畑のそばに「タケノコ」が生えていた。まさに「雨後のタケノコ」だろうが、このタケノコから10メートルぐらい離れたところに小さな竹藪がある。つまりその竹藪から地下茎がここまで伸びているわけだろう。驚き。

     

 北のスーパーへ行くときにこの頃いつも観察しているツバメの巣、この日はヒナたちが外に頭を出していた。巣にいるのは3羽だろうか4羽だろうか。もう眼もはっきりしていて、巣立ちの日も近いのではないかと思う。

     

 午後には晴れて日も照ってきたので、「ふるさと公園」まで「どうなってるのか」見に行こうかな、などと思ったけれども、それも「野次馬根性」だろうと思ってやめた。

 クリント・イーストウッドの映画も、会員なら無料で観られるのは全部観てしまったので、この日からは今度はヒッチコック監督の映画を観ていくことにした。これはイギリス時代の作品とか、けっこう多くの作品を観ることができるようだ。
 この日はまず、観ることの出来る作品の中でいちばん古い、1929年の『恐喝(ゆすり)』という作品を観た。この作品はイギリスで最初のトーキー映画だったということだ。そのせいだとは考えにくいけれども、日本語字幕の出るのがワンテンポ遅れていて、観ながらずっこけるのだった。

 映画がけっこう短かったのでそのあとは、テレビでインド奥地で「ユキヒョウ」を追跡したドキュメンタリーをやっていたのを観た。
 ユキヒョウは世界に4000頭ほどしかいなくって、人前に姿を見せることもめったにない。兄弟の取材チームが、オス2頭、メス2頭の棲息地で3年以上にわたってユキヒョウの動きを追った貴重なドキュメントで、その3年のあいだに2頭の子どもが産まれ、1頭のオスは老いて死んでしまう。取材陣はユキヒョウが獲物をハンティングする瞬間を撮りたかったようだが、3年取材しても撮ることは出来なかった。
 4000頭しかいないというのに、家畜を襲う報復とかで(あとは密猟もある)、地元の人らに年間300頭ぐらいは殺されているらしい。それでは滅亡が危惧されそうだけれども、絶滅危惧種ではあるけれど、火急の絶滅危惧でもないようだ。調べると日本でも10ヶ所の動物園で飼育されているらしい。
 
 「ユキヒョウ」を見たあとさらに、むか~しテレビでみていた『時効警察』のシーズン1、第1話を「Amazon Prime Video」でみるのだった。テレビで放映されていたのは2006年のことだったらしく、17年前になるわけか。シーズン2と合わせて18話あるようで、1日に1話ずつとか観て行きたい。

 『時効警察』が終わって時計を見ると20時。「そういえば明晩が満月なのだなあ」と思い、今の時間ならけっこうウチを出て目の前に月が見えるはずと、カメラを持って部屋を出てみた。
 さいしょは月に雲が被っていたが、すぐに雲は外れ、もう満月と変わらない月の姿を撮ることが出来た。