ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-10-07(Sat)

 昨日まで、わたしの寝ている布団にニェネントくんが乗ってきたので、きっと今日も来てくれるだろうと思っていたのだが、これが人の期待を軽く裏切るニェネントくんらしく、まったく寄って来ないのだった。けっこうガッカリではある。
 それでこの日また、ニェネントくんの体重を測ってみたのだが、この日は5000gぐらいだった。先日よりも300gぐらい減っているわけで、ダイエットの効果が今あらわれてきた、というところだろうか。でもわたしの認識ではニェネントくんのベスト体重は4700gぐらいだと思うので、まだまだ肥満気味ではないか。しかし急激なダイエットはよろしくないので、今のペースでしばらく様子をみることにしよう。

 わたしは先月眼科医に行って以来、市販の目薬をずっとさしているのだけれども、効き目があったというか、もう今では眼の具合はほとんど気にならなくなった。

 今日もすっかり秋らしい、涼しい一日になった。秋らしくなのかどうか、今日のわたしはすっかり怠惰な一日を過ごしてしまった。また一歩も外に出なかったし、写真も撮らなかったので、先日ウチの近くで撮った「キチョウ」の写真を載せておきます。

     

 夕食をつくるのもめんどうだったし、何かキッチンの戸棚にゴロゴロしている缶詰を使って簡単なものをつくろうと調べて、「アンチョビポテト」なるものをつくってみた。じゃがいもを煮て、ある程度柔らかくなったらフライパンで焦げ目がつくぐらいに炒め、そいつにニンニクとアンチョビとを炒めたものをからめるだけ。アンチョビを使いすぎると塩分過多になりそうで、缶の半分ぐらいしか使わなかったのだけれども、あまりアンチョビの味も生きず、これは「ガーリックポテト」ではないか?という仕上がりになった。まあアンチョビを使いすぎて「うへぇ~」となるよりも、このくらいでちょうどよかったのかもしれない。

 クマの市街地での目撃、クマによる被害がつづいている秋田県で先日、親子らしいクマ3頭が捕獲、駆除されたという報道があったのだけれども、これも予想通り、秋田県や町に苦情の電話が殺到したのだという。
 ひとつ、そのような行為は先日の「処理水放出」に対して中国から殺到した電話と(表面的に)変わるところがないではないかという感想が浮かぶのだけれども、ただ今回のケースではわたしも「駆除処分」に疑問がないでもない。

 前の北海道での「ОSО18」のケースでは被害も大きく、そのヒグマも現地の酪農牛の味を覚えてしまったのだろうと、「駆除やむなし」とわたしも思ったのだけれども、今回の秋田のケースではちょくせつにクマによる被害はなく、ただ住民の作業小屋に長時間居続けたことで駆除されたもの。その作業小屋は保育園(認定こども園)にも近く、住民の危機感も大きかったようだ。
 もちろん「クマを山に放すと再び人が住む地域に戻ってくるおそれがある」という判断も(保留付きで)理解できるし、親グマを処分すればコグマだけではとても生きていけないだろうから、いっしょに処分することになったのだろう。

 しかし町や県によるこの判断では、地域として「人とクマの共生」ということをどのように考えているのか、読めないところがある。
 たんじゅんに考えて「人の住むエリアにあらわれたクマはすべて駆除する」という考えなのだろうと思えるが、では「ここまでは<人の住むエリア>、ここから先は<クマのエリア>」という棲み分けがどれだけなされているのか。そういう「棲み分け」がひとつの「共生のルール」だとして、「人の住むエリア」に侵入してしまったクマに一方的に「おまえはルールを破った」として駆除していいものなのか。それは「共生」という理念からは程遠いのではないだろうか。

 読んだところでは、この地域のツキノワグマには厳格な「縄張り」はないらしいということ。そういうことならば、もうその地へ戻って来れないぐらいずっと離れた、人の生活領域から遠い山奥に放逐することが、ひとつの解決になるのではないのか(そういうやり方は確立されているというが、住民に反対の声があったりするという。今回の秋田もこのケースなのか?)。また、そういう「人の住むエリア」と「クマのエリア」との境界に、電流を流した金網を設置することも考えられるのではないだろうか(もうやっているのかもしれないが)。
 そしてもうひとつ、「駆除」というのはクマを殺すことだが、いったいどのようなやり方でクマを殺しているのか。わたしが読んだところでは依然、相当に残虐な方法で殺戮が行われているらしい。とにかくまずは、この点を改善していかなくってはならないだろうとは思う。

 それともうひとつ、このようなクマの処分に反対する方々も、単に「クマがかわいそう」という感傷的な理由から抜け出し、なお処分に反対しつづける「理由付け」が必要だろうと思う。