ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-01-03(Wed)

 2024年は元日に能登での大地震、2日には羽田空港での旅客機炎上事故と、「今年はどうなってるんだ」という思いになり、とても「あけましておめでとう」とか「Happy New Year」とか言う気にもなれなくなった。
 それでこの日は、(前から考えていたことではあるけれども)ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』を観に行くことにした。いろいろとこの映画に期待することもあるが、そのことは別に書きましょう。

 ウチから近い映画館でのその『PERFECT DAYS』の上映時間は朝の8時15分から。ずいぶんと早朝からの上映だけれども、これは「お正月時間」の影響みたいだ。とにかくわたしは朝早いことは大歓迎。「レイトショー」というのがあるならば、「早朝上映」というのも普段からやってほしいぐらいだ。
 しかし、8時にその映画館に行くとなると7時すぐに家を出ることになり、それはさすがに「朝早いなあ」という気分だ。

 家を出て空を見上げると、いくらか筋雲が空にかかっている中に、半分に欠けた月をみることができた。

     

 駅の近くに行くと、まだ日の出からそんなに時間も経っていないわけだから、ちょびっと朝焼けの空の雲の向こうに、明るい太陽が昇ってくるところだった。いい光景だ。

     

 普段だったらこの時間はもう通勤通学の人で駅も混み合っていることだろうが、今日はまだ正月の3日。駅で電車を待つ人の数も少なかった。
 次の駅で乗り換えて、映画館のある駅に着いたが、ちょびっと早く着きすぎて、まだ映画館は開館していなかった。しばらく駅の前の広場を歩いて時間をつぶした。

 映画館がオープンすると映画の上映まではすぐ。お客さんは50人ぐらいはいただろうか。うん、早朝に観るにふさわしい映画だっただろうか。

       

 映画のラストにヴェンダース監督は「木漏れ日」について解説していたので、わたしも帰りにそんな「木漏れ日」を見てみたいなと思い、「ふるさと公園」を通って帰ることにした。まだ時間は10時半だし、昼までにはウチに帰れることだろう。
 でもこの日は空は薄曇りで、「木漏れ日」などというものが見られるような陽の光ではなかったか。
 これは、駅前の広場にあった「オオタカ」の像。

       

 自宅駅から、いつもと逆経路で「ふるさと公園」へ。意外と、もういなくなっているかと思っていた「ユリカモメ」らがまだ飛び交い、池で泳いでもいた。

     

 枯れ枝の向こうに、「ヒヨドリ」もとまっていた。ヒヨドリはそんなに珍しい野鳥ではないけれども、わたしにはなかなか写真に撮ることができないコだ。

     

 あとはいつものオオバンコブハクチョウコサギなんかの姿が見られたが、ちょっと珍しいのは「アオサギ」。

     

 帰宅して、昨日つくったホワイトシチューを温めて昼食にする。夕食もまた、このホワイトシチューになったが。
 今日のテレビはまだ通常テレビではないが、昨日のように能登地震のことばかりでもないし、羽田空港の事故のこともさほどには伝えられず、つまり「お正月特番」モードになっていた。
 それでも通常のニュースの時間に伝えられる能登の救助活動の様子など、「じっさいの被害はもっと広範囲にわたっているのだろうな」と想像され、被害の全貌がわかってくるのはもう少し先のことになるだろう。今もなお倒壊した家屋の下に閉じ込められている人もいることだろうし、一人でも多くの人が救出されることを願わずにはいられない。