ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-04-29(Wed)

 Stay Home23日目。体温は36.2度。今日4月29日は「みどりの日」だとばかり思っていたのだが、いつの間にか「昭和の日」ということに変わってしまっていた。どうも天皇制を補強するような祭日で、そういうことの好きな連中がいる。では「みどりの日」はなくなってしまったのかと思うと、5月4日が「みどりの日」になっていた。
 とにかくは例年であれば、今日からいわゆる「ゴールデンウィーク」が始まる。まあ今年だって「ゴールデンウィーク」であることにはかわりはないのだけれども、今はまだ「緊急事態」のもとでのゴールデンウィーク。来週には「こどもの日」になるわけで、いつもの年なら「こいのぼり」のはためく季節。すっかり「こいのぼり」を見ないけれども、昨日買い物に行くときに、通りかかった家のベランダに「こいのぼり」を見た。「こいのぼり」って、子どもの「健やかな成長」を願って飾るものなのだから、こういう年こそ、「こいのぼり」をいっぱいたなびかせればいいようにも思う。

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 それで今日は祭日なわけだけれども、国会の方は日程がひっ迫しているのか、今日も審議が行われていて、テレビで国会中継をやっている。昨日もやっていたわけだけれども、この「緊急事態」時の国会中継、平常時ならば仕事中で国会中継など見ることのない人も見ている。昨日今日と見ていて、野党はそういうことを十分に意識した質問をしているように思った。そもそも安倍内閣は「アベノマスク」の圧倒的な不評などのハンディをしょっているのだが、昨日今日の答弁で、その「不評」を覆すようなパフォーマンスをまったく見せることはなかった。「戦略」ということを考えないのかと思う。今日はまた、「今はCOVID-19感染者は何人ぐらいいるのか」との野党の質問に「先に知らされた質問でない」とか何とかいって答えられないなどという恥をさらした。
 今の政権はただ日本経済の将来のことだけを考え、国民の健康、生命にまったく関心がないのだと思う。先週わたしが書いた「GoToキャンペーン」のことも「そんなことに今予算を割り当てる前に、現在の医療危機を救うための予算を取るべきだ」と攻撃されていたが、安倍首相は相手にしなかった。

 おそらく安倍政権も7年もつづく長期政権になり、「どんな適当なことをやっても、私利私欲をこやしても、大事なことを何もやらなくっても、支持率は下がらないぜ!」と思い込んでいるのではないだろうか。今回のCOVID-19のパンデミック状況に関しても、状況を甘く見ているのではないかと思う。安倍総理はこの「緊急事態」についても、「人との接触を8割減らすように」ということと、開発中のワクチンの「アビガン」が来年には完成するからそれまでだ、ということを繰り返すばっかりで、一国の指導者としてまことに心もとない(アビガンがじっさいにCOVID-19に有効かどうかなど、まるでわかってはいないのに)。
 思っていたように、怖いのはCOVID-19ではなく、無為無策で愚かな、あまりに愚かな安倍政権の方であろう。

 今日は晴天で心地よい一日だったが、午後からはちょっと気温も上がった。いろいろネットを閲覧していると、この「緊急事態」を受けて、いろいろと家庭でさまざまな映画を観ることができるサーヴィスがあるみたいだ(もちろん無料ではないが)。
 それで、わたしもかつては「ひかりTV」に加入して「映画三昧」していたわけで、今でも休会中というか、チューナーのレンタル料だけは支払いつづけている。これはバカげたやり方で、ただお金を捨てつづけているようなものなのだ。「もう一回ちゃんと会費を払って、バンバン映画を観られるようにしてもいいな」とか思ったのだが、けっきょく、そんなことをやっても観はしないのだ。ただ録画するばかり。そんなことをするよりもわたしの部屋にはまだ観ていないDVDなどはいっぱいあるし、まだ読んでいない本、内容を忘れた本は山のようにある。今はそういうのを片付けて行く方が優先順位が高い。
 それで今日は、ようやくカミュの『ペスト』を読み終えた。本を読むのが遅い。