ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-05-04(Mon)

 Stay Home28日目。今日はまた夕方から安倍首相の会見がテレビで放映され、「緊急事態」は5月31日まで延長されることが発表された。これも5月半ばで状況によっては解除されることもあるとしたけれども、そもそもPCR検査も行き届かず、いったいどのくらいCOVID-19が国内でまん延しているのかわからない中で、「状況」をどうやって判断するというのか? わたしは家にこもりきりの生活をしているけれども、世の中には今の状況に苦しんでいる人が大勢いる。それらの人々は皆、緊急事態が解除されることを望むだろう。しかし、どのような「状況」になれば緊急事態が解除されるのか、まるでわからない。
 そして何より、緊急事態が解除されたからといって、COVID-19以前の生活に戻れることもないだろう。安倍首相は今日、「コロナ(COVID-19)時代の新たな日常をつくり上げる」と語ったが、それはつまり、前に彼が言っていた「コロナとの戦いに勝つ」ということを放棄したわけだ。わたしも「勝ち負けの問題ではないだろう」とは思っていたが、これからはどこにいても、COVID-19に感染するというおそれと共に生活して行かなければならない。そして、出来るだけ「感染」のリスクのない生活様式をつくらなくってはならない。安倍首相は「アビガン」というワクチンのことをいつも語っているが、わたしはどうも「アビガン」の効果というものをそのまま信じることが出来ない。まあ効き目があるのであれば、早く皆に提供されればいいと思うだけである。

 しかし、いつも安倍首相は会見会場の左右とかに仕込んだ「プロンプター」を朗読するだけで、果たしてその内容を理解して語っているのかさえ疑問だ。今日も、国民への交付金10万円について、「早ければ8月には届けられる」などと語るのである。これはもちろん(5月)8日の読み間違いなわけだけれども(あとで訂正していたが)、単に「読み間違えた」ということでなく、その内容にまったく注意を払っていないということでもある。
 そもそも、「自分の言葉で語ることが出来ない」ということではまれにみる無能な宰相で、こういうところでも毎日のように記者会見をやる小池都知事との「差」はとてつもなく大きい(小池都知事が優れているということではないのだけれども)。

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 今は『フューチャー・ライフ』という本を読んでいるのだが、この、今から40年とか以前に書かれ、2000年代を予測しようとする視点を持った書物、そもそもが当時の生物学医学の重鎮20人と編者との対話という性格の書物で、それが40年後をぴたり予測しているとかそういうことではなく、「そういう視点を忘れているなあ」ということを知らしめてくれる面があり、今読むのにタイムリーな本でもあった。

 今日はネット配信の作品の中から、ユーリ・ノルシュテインのデビュー作、『25日・最初の日』という作品を観た。
 実は昨日、ニラを一束買ってしまい、しばらくはニラを使った料理がつづくことになる。昨日とかは焼きそばにしたのだが、今日はちょっと本格的に「レバニラ炒め」をつくってみた。

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