ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-09-24(Sun)

 朝方にいちど目が覚め、なんだか寒い気がしたので掛け布団を羽織った。暖かくって気もちがよかった(こういう、布団を被って気もちがいいという感覚も、ずいぶんと久しぶりのものだった)。そのままもういちど寝て、いつもの6時ぐらいに起き出したのだけれども、リヴィングへ行くと肌寒く、長袖シャツを着るのだった。ついに、ようやく「秋」が来た、という感じだ。待ちかねていたよ。
 もちろんこの日もいちにちエアコンは使わなかったけれども、午後もしばらくすると暑くなり、ちょっとエアコンを使いたくなってしまった。
 予報では明日の月曜日もこの日のように秋っぽい天候らしいけれども、火曜日にはまた気温が上がり「真夏日」になるといっている。

 午後パソコンをいじっていて、パソコン脇の棚の陰にUSBメモリーが隠れているのを見つけた。「これはひょっとしたら前のパソコンからバックアップしたデータが記録されてるかもしれないぞ」とチェックしてみると、まさに「バックアップデータ」で、やはりフォトデータがほとんどだったけれども、その中に「ミイ」というフォルダーがあり、中にはニェネントくんのお母さんのミイの写真が入っていた。
 この、ミイの写真こそいちばん取り戻したかったデータだったわけで、おもちゃのようなカメラで撮ったデータサイズもめっちゃ小さな写真、全部で二十数枚しかないのだけれども、大事にしたい写真だったので見つけてうれしかった。

 下の写真はもうボケボケだけれども、わたしがミイと出会った日に撮った写真で、撮ったのは2009年の9月(ニェネントたちが産まれる9ヶ月前だ)。
 このときのことはよく憶えていて、わたしの部屋の外でスズメがやたらとチュンチュンないているので「どうしたんだろう」と外を見てみると、2羽のスズメが啼きながら地面の上で付いたり離れたりしていた。「何やってるんだろう」と思ったら、近くの自転車置き場のバイクの上に1匹のネコがいた。ああ、なるほど。きっとその自転車置き場にスズメの巣でもあって、スズメの親がそのネコから目をそらそうと、できたらネコをそこからおびき出そうとしているのだろうと合点がいった。
 しかしそのネコは目の前でスズメが騒いでいても知らんぷりで、わたしは「面白いネコだなあ」と思って写真を撮ったのだった。
 つまりこのネコがミイだったのだけれども、この写真を撮ったあと、ミイはひんぱんにわたしの部屋の前のベランダにやってくるようになり、わたしと仲良くなったのだった。

     

 ミイの写真のほかは「な~んでこんな写真のバックアップを取っていたのだろう?」というような写真が多かったけれども、中に「重要」というフォルダーがあり、開いてみるとわたしが契約しているプロバイダーの、登録内容の書類のデータが入っていた。
 これはちょうど先日新しいパソコンを得て、メールの設定をするのに必要としていた書類。実はこの書類は再発行してもらうつもりで準備していたのだけれども、面倒なので放置していたもの(そろそろやらなくっちゃな、と思っていたところだった)。
 「これは素晴らしいものが見つかった」と、さっそくメールの登録・設定を行った。うまく登録も終わってようやっと旧メールアドレスも使えるようになり、たまっていた受信メールの閲覧もできるようになった。

 「もう戻ってこないか」と思っていたフォトデータもけっこう見つかったし、メールの設定も終わったし、これで前の壊れたパソコンから新しいパソコンへの移行も一段落、というところだろうか。

 夕方からは大相撲千秋楽。十両の玉正鳳はこの日は相手を投げ技で下したが、けっきょく4勝11敗で終わった。ずっとわき腹を痛そうにしていて、取り組みでも相手と組まないように組まないようにとしているのがわかった。それでもこの日は「今日で千秋楽」だからか、相手としっかり組み合っての勝利だった。また来場所を期待しよう。
 幕内は熱海富士が3敗でトップだったけど、この日は朝乃山に敗れ、大関貴景勝との優勝決定戦になった。高安もこの日まで4敗で、今日勝てば優勝決定戦は3人での巴戦になるところだったけれども、霧島に負けてしまい、またまた優勝から見放されてしまった。
 それで優勝決定戦だけれども、貴景勝はまともに熱海富士に当たらず、立ち合い変化を見せてはたき込み。見ていたわたしは『メイスン&ディクスン』のメイスンのように「ゲゲゲ!」と声を出してしまった。負けた熱海富士は「初めての優勝」がかかってもいたし、思いっきり頭から当たっていくことは予想できた。それを大関がまともな勝負をせず、「変化技」で姑息な勝ち方。解説の舞ノ海も「正面から当たってほしかった」と言っていたけれども、誰もがそう思ったことだろう。わたしも腹が立ったのだ。
 だいたいこの貴景勝、立ち合いも相手をじらせたりちゃんと手をついていなかったりだったし、ほかの取り組みでも、勝負の流れと関係なく相手の頬をひっぱたいたりしたのを見たのも一度や二度ではない。はっきり言って、「力士としての品格」はどうなんだろうと、疑問に思ってしまうのだった。熱海富士がかわいそうだな。

 夜は「ダーウィンが来た!」で、「モズのはやにえ」の謎にせまる。「冬に自分が仕込んであったはやにえをたくさん食べたモズが鳴き声もよくなり、メスにももてるのだ」ということだったが、ホントかいな?とは思ってしまった。