ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-09-23(Sat)

 一昨日となり駅の映画館で『福田村事件』を観たとき、本編上映前にウェス・アンダーソン監督の『アステロイド・シティ』の予告が上映された。すでに東京などではロードショーが始まっていて、「観たいなあ」と思っていた映画だけれども、今は都心に出て行こうと思わないのでこの映画も「パス」かと思っていたのだけれども、このとなり駅の映画館で上演してくれるのならば、ぜひ観に行きたいと思うのだった。
 今日その映画館のホームページをみると、10月14日からの公開になるようだ。それまで元気で生きていたい(ただ、このウェス・アンダーソンの新作、いささか解りにくいとのことで、評判もイマイチのようだが、どうだろう?)。

 この映画館では今日から、チリのストップモーションアニメ『オオカミの家』の上映も始まっている。誰かが「シュヴァンクマイエルクエイ兄弟の後継者」などと持ち上げていて、けっこう評判になっているみたいだ。
 興味はあるけれども、予告を観た感じではシュヴァンクマイエルクエイ兄弟の作品とはまるでテイストは異なるようには思う。でも、ストップモーションアニメには興味はあるので、ひょっとしたら観に行くかもしれない。

 今日は一歩も外に出なかったけれども、昨日のように雨になることはなかったようだ。しかし曇天はつづいていて気温も上がらず、まさに「秋」という気配。ついにこの日はエアコンをつけることもなかったのだった。いつものように短パンで過ごすのも寒い感じで、久々にスゥエットパンツをひっぱり出して穿いた。

 実はしばらく前にネットで、今「某決済サービス会社」(けっこう著名)のカードを申し込むと、3000ポイントをプレゼント、な~んていうのを見て、ついつい釣られて申し込み手続きをしてしまった。無防備だ。ニセサイトだったりしたらわたしの個人情報を丸ごとフィッシングされてしまうわけだ。
 そのときはそのまま手続きを進めたのだが、進めてみるとそれが「クレジットカード」なのだとわかった。そうすると「審査」があって、わたしなどは「無職」だから落とされるだろうとか思ったのだが(「勤務先」は「自宅」と書き、「勤務先電話番号」にも「自宅電話番号」とした)、その場で審査に入ったようで、「結果は後日」ということになり、「ダメに決まってる」と思っていた。
 それが今日になって簡易書留が送られてきて、その決済サービス会社のカードが入っていた。ちょっとびっくり。
 しかしわたしはすでに別のキャッシュカードは持っているのだけれども、めったなことでそのカードを使うことがない(ただ、Amazon Primeの会費の自動引き落としに使っているぐらいだ)。ここでもう一枚キャッシュカードを入手しても、ほとんど使うこともないだろうな、などとは思う。
 でもおそらくはそのカードに3000ポイントが付加されているのだろうから、その分だけでもせっせと使いますか、そういう気分だ。
 そのことはいいとしても、自分の「不用心さ」に反省はするのだった。気を付けよう。

 午後からは、昨日いちどは読み終えた『メイスン&ディクスン』をもういちど読み始めた。
 さいしょ読んだときはその擬古文調の難読漢字、その文体など、そして錯綜したストーリー展開に難儀したわけだったけれども、二回目ともなると大きなストーリーの流れはわかっているし、何よりもそのややっこしい文体を読み慣れたのか、けっこうスイスイと読み進められるのだった。初読のときには上巻を読み終えるのに一週間かかったが、二回目はもっと早く読み進めたいものだ。

 和室のベッドに寝転がって本を読んでいたら、押し入れからニェネントくんが出てきてキャットタワーからクローゼットの上に跳び上がり、わたしのことを見下ろしているのだった。

     

 とても「わたしに懐いている」とはいえないニェネントくんだが、まるでCOVID-19感染を防ぐように、ある程度のクリアランスが保てればわたしのそばでまどろむのは好きなようだ。
 じきに秋も深まれば、わたしが寝ている掛け布団の上に跳び乗ってきてくれるようになるのだが。