ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-04-11(Mon)

 去年の暮れに駅の階段ですっ転びそうになって、手すりで胸を強く打ち胸骨を骨折したのだけれども、「通勤中の事故」ということで労災の申請をしていて、そのあいだの病院、薬局への支払いはとりあえず「全額自己負担」にしてあった。けっこうな金額であった。
 それでなかなかその労災認定の書類が届かないなあとは思っていたけれども、「こういうのは2ヶ月ぐらいかかるのかもしれない」と待っていた。ところが先週金曜日に、わたしのロッカーの中に入っている会社の封筒のことが気になり、中を見てみるとその「労災認定の書類」なのだった。この封筒は自分では気づかなかったが、どうもしばらく以前からわたしのロッカーにぶっこまれていたようだ。
 会社の方もひとこと、「ロッカーに労災の書類入れておきましたから」と連絡をくれればいいのに、放り込んでそのまんまだから金曜日まで放置してしまった。

 病院からもらった「労災」関連の手引きには、さいごの診察を受けた月のうちに申請してくれとか書いてあり、間に合わなければ連絡してほしいということだった。わたしがさいごに診察を受けたのは3月2日のことだから、もうとっくにその期限は過ぎてしまっている。やばい。いちおう病院と調剤薬局に遅れてしまったことを電話して、「いいですよ」ということなので、今日はその書類を持って仕事に出、仕事が終わってから病院に立ち寄ろうと思っていたのだが、仕事先でもういちど書類などチェックしてみると、「印鑑持参のこと!」とか書かれていた。
 う~ん、今朝家を出るときにちょこっと、「ハンコを持って行こうか?」とは思ったのだったが、わたしはやっぱり、詰めの甘い人間ではある。
 実は今、ここしばらく喉の調子が悪いというか、喉の奥に違和感があり、ある種の食べ物(肉まんとか)が吞み込めないこともあるし、夜寝ていてとつぜん目覚めて咳き込んだりもするのだ。これは最悪「咽喉ガン」かよ!?ということでもあり(症状からはその可能性はあまりないようだが)、いちおう診察を受けてみたいところではあるので、「労災」の件と合わせて、明日仕事のあとに病院へ行くことにした。

 今日も暑い日になった。朝、仕事場の近くで今日もスズメのカップルを見たが、もうひとつのカップルの、信号機の分電盤の中で巣づくりをしているらしいカップルは、写真に撮ることが出来なかった。

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 仕事の帰りは、月曜日ということもあって「ふるさと公園」を通って帰った。暖かくなってきて、鳥のすがたはめっきり少なくなった印象がある。
 コブハクチョウはずっと巣ごもり中。あと2週間ぐらいで、こうやってずっと抱いている卵も孵化するのではないかと思う。しかし、こうやってみると、やはりずいぶんと立派な「巣」をつくり上げているのだなあと感心する。

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 この日は、珍らしくカワウの姿も見られたが。

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 「ふるさと公園」を出て歩いていると、車道沿いの田んぼにカラスが降りてきていて、田んぼの水の中にさかんにクチバシをつっこんでいた。写真を撮ってみたら、かわいらしい眼をしたカラスだった。

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 帰宅してまったりとしながら、先日観た『ナイトメア・アリー』のことなどを思い、出演していたトニ・コレットの出演作などチェックしていたら、最近では『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』という作品にも出演されていることを知った。この映画、ダニエル・クレイグシャーロック・ホームズばりの私立探偵を演じて好評だったらしい。チェックすると「Amazon Prime Video」で無料配信されていたもので、夕方から観てしまった。こりゃあ面白かった!

 観終わると、その映画に出ていたアナ・デ・アルマスという女優さんが気になり、彼女の出演作をチェックしてみると、なんと、パトリシア・ハイスミスの名作『水の墓碑銘(Deep Water)』を最近エイドリアン・ラインが映画化したという『底知れぬ愛の闇』(何というダサい邦題!)という作品に出ているというのだ(共演はベン・アフレックだ)。その『底知れぬ愛の闇』という作品もまた、「Amazon Prime Video」で無料配信されている。「よし、それでは次はその作品を観よう!」とは思うのだが、監督がエイドリアン・ラインというのではまったく期待することができない。それに、原作の『水の墓碑銘』のストーリーはだいたい記憶しているとはいえ、やはり映像作品を観る前に、「もういちど小説を読み返しておきたい」という気もちはある。
 ということで、もうじき読み終わる『成城だより』の次に読む文庫本は、ハイスミスの『水の墓碑銘』で決定である。読み終えたらすぐに、その『底知れぬ愛の闇』を観よう。