ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-04-10(Sun)

 昨日よりもずっと暑くなるという。たしかに午後からは部屋にいても、半袖Tシャツ1枚でも暑い感じになった。ニェネントくんも、このくらいの気温がちょうどいいのか知らんが、窓際で気もち良さそうに眠っている。

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 わたしはこの金曜日にも映画を観に映画館に行き、今の気分ではもっと映画を観に出かけたいと思っている。
 まず、8日からはエドガー・ライト監督がSparksを撮ったドキュメンタリー『スパークス・ブラザース』の公開が始まっているのだけれども、これがあろうことか東宝系のシネコンで大々的に公開されている。はっきりいって、たちどころに公開規模は縮小され、あっという間に公開も終わってしまうことだろう。つまり、「早いうちに観に行かないといけない」。出来れば今週中にも観に行くべきだろう。
 わたしはこの映画を観るためにSparksの音楽のおさらいをしておかなければ、とは思っていたのだけれども、どうやらSparksの音楽を知らなくっても楽しめる映画らしいので、「おさらい」作業はやめた。
 そして4月の中旬からは、あのFrank Zappaのドキュメンタリー、『ZAPPA』の公開も始まるのだ。これはわたしがいちばんFrank Zappaに夢中になっていた、初期のMothers of Invention時代の映像が中心になっているらしいので、見逃すわけにはいかないのだ。
 さすがにこちらはシネコンにかかるというようなこともなく、「単館ロードショー」というところなので、そんなにちゃっちゃっと上映が終わってしまうこともないだろうけれども、まあゴールデンウィークのうちに観に行きたい作品だ。

 なんか観たいのは音楽関係のドキュメンタリーばかりみたいだが、実はやはり評判の濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』もやはり、観ておきたいと思っている。まあこちらは日本中の映画館で上映しているし、あわてなくってもいいだろうけれども。
 それでその『ドライブ・マイ・カー』の中で、チェーホフの『ワーニャ伯父さん』がフィーチャーされているというか、主人公の演出家がやろうとしているのが『ワーニャ伯父さん』なのだという。
 むむむ、わたしがチェーホフを読んだのは「おおむかし」のことで、今はチェーホフのどの作品のこともこれっぽっちも記憶していないのだ。
 しかしウチには「集英社版世界文学全集」のチェーホフの巻がむかしっから置かれていて、この一冊でチェーホフの『ワーニャ伯父さん』を含む「四大戯曲」その他の戯曲、それから『犬を連れた奥さん』『かわいい女』『六号室』など、これ一冊でチェーホフのだいたいの主要作品が読めるという便利な本である。まあ何十年も再読もせずに放置してあったのだが、昨日今日と、その『ワーニャ伯父さん』を読んだのだった。う~ん、「誰もが不幸」という、つらい戯曲ではあったかと。

 4月の春を迎え、他にもまだ観たい映画はいろいろと公開されることだろう。むかしは月に2本ぐらいの映画は観続けていたわけだし、大岡昇平氏もまた、一日に2本の映画をハシゴして鑑賞されたりしているのだ。負けてはいられないというか、わたしももう少し行動的になりたい。

 しかし今日は、そんな『ワーニャ伯父さん』を読んだ以外はまた非活発的な一日になってしまい、やはり昼間には長い午睡をしてしまったりする。
 夕方、「さあ夕食!」と冷蔵庫をのぞいてみると、賞味期限を迎えているウィンナーやかまぼこが転がっていて、この夕食はそんな食材でフードロス回避のおかずをつくるのだった。ウィンナーとかまぼこを炒め、たまごを溶いて炒め合わせる。まだまだブロッコリーもいっぱいあるので、ブロッコリーもいっしょに。
 こういうのはレシピもへったくれもなくって、ただいっしょに炒めるのだ(炒める順番はあるが)。味付けはコンソメスープ。

 ‥‥うん、見てくれは悪いけれども、けっこう美味しいおかずになりました。

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