ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-04-20(Mon)

 Stay Home14日目。体温は36.1度。外はまた雨である。寒い。
 今日は電車に乗って飯田橋の病院まで、手術後の検査に行かなければならない。病院までは一時間とちょっとかかる。いちおう診察は11時からで、その前にCT検査を済ませておいてくれということなので、よくわからんけど、10時半ぐらいに病院に着けばいいだろうと、9時すぎに家を出る。
 JRを使って行こうかとも思っていたけれども、けっきょく乗り換えの少ない方、メトロで大手町の乗り換え一回というコースで行った。車両はそれほど混み合ってはいなくて、さすがに「緊急事態」なのだろうかと思ったが、大手町で乗り換えるときにはいくらか乗客も増えていた。飯田橋で下車して外に出てみると、意外と歩いている人が多くて、なんだか「緊急事態宣言」前とあまり変わらないような気もした。

 病院到着。長く入院していた病院だけれども、こうやって通院というのをするのは今日が初めてで、システムがよくわからないところもあったが、診察券をマシーンに放り込むと、その日のわたしの手順がプリントされて出てくるのだった。
 まずは地下の検査室へ行ってCTスキャンを受け、そのあと1階の脳神経外科の診察室の前で待つ。まだ11時には15分ぐらいあったと思うのだけれども、早々と呼び出された。
 担当の医師はかなり年配の方で、こういう言い方をするとアレだが、かなりC調の語り口の方だった、などと書いて通じるだろうか。まあ「くだけた口調の方」でもいいのだけれども、ちょっとちがう。
 わたしが先ほど受けたCTスキャン画像を見せてくれながら、「ちょっと(血腫が)残ってますけど、ま、だいじょ~ぶでしょう!」とおっしゃる。ホントにだいじょ~ぶなんでしょうか? CT画像では、わたしが見てもはっきりと、脳と頭蓋骨のあいだにすき間(血腫)があるのがわかるんですけど。
「だいじょ~ぶだいじょ~ぶ。心配はいりませんよ」
「あの~、何か気をつけることはありますか?」
「いや、ないですよ」
「‥‥はあ‥‥」
 ってな感じであった。これからしばらくは「一ヶ月検診」というのか、事後経過を診るようで、次回は5月18日と決まった。あとは事務の方に労災などの事後処理のことをお聞きして、こっちの方がずっと時間がかかった。わたしはどうも、すべて今からあとに持ち越されている「労災」「高額医療費」、そしてどうなるかわからないが「損害保険」との関係がどのようなことになるのか、わかっていない。

 11時半ごろに病院を出て、来るときに近くにスーパーの「I」(イトーヨーカ堂ではない)があることがわかったので、ちょっと寄り道してみる。特に買うものもなし。
 帰路には「地下にもぐるよりは地上を走るのがいい」とJRを使う。上野駅常磐線に乗り換えるとき、コンコースにびっくりするぐらい人の姿が見られなかったので、「緊急事態」というのをようやくに実感した。

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 さて、JRを使うとメトロよりもちょっとだけ運賃が高いのだが、その代わりにウチの駅でも我孫子駅で下車しても、運賃は同じ。ここでメトロだと、メトロの方が高くつくことになってしまう。では我孫子まで行って、帰りにスーパーとか100均とかに寄ってみようと計画する。
 100円ショップではゴミ箱を買い、スーパーではバスマット、キッチンマットを買った。

 買い物に時間をかけたので、2時ごろの帰宅となってしまった。玄関を開けてもニェネントくんのお出迎えはない。いちおう、出かけるときに準備しておいたゴミ袋に、着ていたジャケットとパンツを脱いで入れるが、なんだか、そこまでやってもあんまり意味もないように思うのだった。しかし寒い一日だ。

 夕方に何か映画を観ようと思い、ジャック・タチの『ぼくの伯父さんの休暇』を観た。あとは「さばのみりん干し」を焼いて夕食にして、さっさと寝てしまうのだった。