ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-08-30(Fri)

 今夜は、八丁堀のライヴハウスでの公演に予約を入れている。それまでの時間に「みんなのレオ・レオーニ展」を観ようかと思った。レオ・レオーニは絵本作家として有名だけれども、わたしにとっては奇書『平行植物』の著者であり、今回の展覧会にもその<平行植物>がらみの作品も展示されている。わたしはそれが観たい。

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 そのレオ・レオーニ展、わたしはてっきり東京駅の近くで開催されているものと思い込んでいて、「それなら展覧会を観終わって八丁堀に歩いても行けるのでちょうどいい」と思っていたのだけれども、調べると新宿駅の近くの美術館での開催だった。「あらら」とは思ったけれども、新宿へ行くのも新宿から八丁堀に移動するのもそんなに時間がかかるわけでもないので、決めたとおりに「レオ・レオーニ展」~「八丁堀」という計画で行くことにした。
 レオ・レオーニ展のサイトをみると、観覧所要時間として「映像を見てトータルで70分ぐらい」と書いてあったので、「じゃあ一時間半も時間をみておけば充分だろう」と考え、閉館時間が6時だから4時半に入れればいい、逆算してウチを3時ぐらいに出ればいいだろうと考えた。

 今日も空模様はちょっと危うく、ときどきぽつぽつと雨しずくが落ちてくる。仕事からいちど帰宅して、2時間ほどまったりし、今日行くスポットはどちらも今まで行ったことのないスポットだったことだし、ネットからそのスポットへのマップをプリントアウトする(わたしの持っているガラケーでは、そのサイトに出ているようなわかりやすいマップはほぼ「見られない」といっていい)。なんだかこのところ、プリンターが役立つのはこういうマップのプリントアウトばっかり。

 「そろそろ行きますか」とニェネントくんの夕食を出してお出かけ。ニェネントも「あれ?今日は食事時間が早いニャア?」と思ったかどうだか。
 予定通りに4時半ぐらいに、新宿西口の「みんなのレオ・レオーニ展」をやっている「東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館」という長ったらしい名前の美術館に到着する。

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 入ったところで上映していたレオ・レオーニの絵本を動画にしたアニメを全部観て(20分ぐらい)、展示を観る。目当ての「平行植物」関連の作品は少なかったが、そもそもレオーニの絵本自体の魔力に捕らえられてしまったというか、とっても面白く観たし、「レオーニが絵本を描くきっかけになったのではないか」という<事件>のことも知り、期待以上にわたしの心を打つ展覧会だった。‥‥って、会場内にもまたヴィデオ映像が放映されていて、それを観ているととても閉館時間に観終えることが出来ない。「70分というのはウソじゃないか!」と思ったのだが、これは帰宅してもういちどサイトを確かめると、「映像だけで70分ありますよ!」ということだったのだ。わたしの勘違いだ。
 しかし展示内容自体にも興味を持ったし、もういちど改めて観に来ることに異存はない。会期は9月いっぱいぐらいあるので、ぜひ再来するぞ、と思った。

 6時に新宿を出て、メトロの丸ノ内線日比谷線と乗り継いで八丁堀へ。

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 このあたりに来たことはないけれども、つまりは隅田川の河口界隈らしい。7時半の開演まで食事するにちょうどいい時間。まずは行き先のライヴ・スポットの場所を確かめておき、あたりを散策するつもりで食事できるところを探す。最悪コンビニでサンドイッチでも買って公園で食べてもいいと思ってたのだけれども、またちらっと雨が落ちて来たりしたので、やはり店を探す。このあたりはけっこう安い中華の店がいろいろとあるようだ。けっきょく、「刀削麺」が売りの中華の店に入った。一品料理もいろいろあるようで、他のお客さんたちはほとんど居酒屋気分の人たちばかり。注文した「野菜刀削麺」はけっこうおいしかった。

 ちょっと食事に時間がかかって、開演10分ぐらい前にライヴ会場に戻ったのだけれども、お客さんは10人いるかいないかぐらいのものだった。けっこうフリー・ミュージックの世界ではビッグネームの方の出演というのに「こんなものなのか」という感じ。わたしのあとから若い女性客が来られたけれども、「あ、この方知ってる」というところで、以前こういうライヴに来たときにやはりいらっしゃってた方。って、わたしはこういうフリー系のライヴに来るのは10年ぶりぐらいじゃないかと思うのだが、まるでタイムスリップしたみたいに、昔のままの容姿で登場されたのだった。

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 終演後、さっさか帰路に着いたのだけれども、やはり家にたどり着いたのは11時過ぎになってしまった。さあ、明日もまたお出かけだ。