ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-03-30(Wed)

 仕事の終わったあと、先々週につづいてまた上野に行く。今日は都美術館で開催されている「人人展」という展覧会を観に行く。「人人展」には、わたしがイヴェントをやっていた頃からの知り合い、KさんとAさんとが出品している。以前からKさんから案内をいただいて観に行っていた展覧会で、もう何年も観ているので出品されている作家の作品もけっこう憶えたし、KさんAさんだけでなく、気に入った作家の方もいる。
 ちょうど2年前のこの展覧会の時期にわたしは入院して、その年と去年の展覧会は観なかったので、3年ぶりの「人人展」鑑賞になる。

 上野へは、飯田橋駅からJRを利用して行く。その飯田橋駅のホームで、またシラサギが向かいのお濠に降りて来ているのが見られた。先々週、18日にも同じ場所でシラサギの姿を見ていたが、どうもこの駅の周辺はまちがいなく、シラサギなど野鳥の休憩スポットになっているようだ。

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 上野駅到着。さすがに桜がほぼ満開ということもあり、平日のまだぎりぎり午前中という時間にかかわらず、ずいぶんの人出だ。そしてさすがに、並木道というのではなく公園の中での桜は見映えがするようだ。

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 せっかくの桜の花。今日の昼食は、勤務先の近くのスーパーでパンやサンドイッチを買い、上野公園の中で食べることにした。
 ベンチにすわって、買ったハムレタスサンドにかじりついたのだけれども、アレ? なんかスカスカというか。
 そのサンドイッチを拡げてみると、これは酷い、「サギドイッチ」だ。店に並べられて客から見えるパンの切り口には、それなりにハムもレタスも詰まっているように見えるのだけれども、実は具はほとんど切り口のところだけで、あとはパンだけなのだ。

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 以前、ネットで「韓国のサンドイッチにはこういうのがあるよ」と、こういう写真を見たことがあったが、ちゃ~んと日本にもあるではないか。しかし、今どきこういう商品を目にするのも稀なことではあるかもしれない。

 そんなスカだった食事を終え、都美術館の「人人展」会場へ。久しぶりに、いろいろな人が描いた「今」の作品をいっぱい観て心地よかった。特に今年の展示は今までに比べてソフィスティケイテッドされていたというか、完成度の高い作品が多かったように思った。Kさんの作品もAさんの作品も素晴らしかった。「こういう絵、好きだなあ」というような作品にも何点も出会えた。観に来てよかった。

 毎年この「人人展」は、都美術館での展示に並行して、湯島にある画廊でも「小さな人人展」として参加作家の小品展もやっている。都美術館を出て、そちらの画廊に行くことにした。

 上野公園を抜けて不忍池に来てみると、池にはカルガモやシラサギ、そしてオオバンやユリカモメなどの水鳥が集っていた。ウチのそばの「ふるさと公園」には去年はユリカモメも来ていたが、今年は一度か二度その姿を見ただけで、今は姿を見ることもない。この不忍池には来ていても、「ふるさと公園」には来ないのかと、ちょっと嫉妬に駆られる。

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 さて、それで「小さな人人展」をやっているはずの画廊の場所に到着してみたのだが、なんと、その画廊のあった場所は閉じられ、「テナント募集中」の看板が出ていた。「あれ?」と思ってスマホで展覧会サイトを見てみると、その「小さな人人展」をやっているのは、今年は日本橋の画廊に場所を移動しているのだった。まあわたしも2年間来てないから、もっと早く、去年とか一昨年とかに「小さな人人展」の画廊は移動していたのかもしれない。とにかく、案内状をよく見ないからいけない。しょうがないのでメトロの湯島駅に行き、帰路に着くのだった。
 今日は昨日届いた新しい靴を履き、けっこう歩き回ったのだけれども、新しい靴だからと足が痛くなることもなく足の疲れもなく、快適に歩くことが出来た。