ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-03-29(Wed)

 今年は何年ぶりかに「COVID-19」の規制がほぼ解除され、今の時期は桜の花も満開ということで、皆が「お花見」に興じるときのはずなのだけれども、あいにくと桜が満開になって以降、南関東の天候はしっかり「Bad Weather」が続き、気もちのいい「お花見日和」というのは「皆無」と言っていい感じ。わたしは今日も外に出なかったが、ずっと「今にも雨になりそうな空模様」だった。テレビを見ていると夕方には上野公園でも雨が降り出し、み~んな緊急避難したみたいだ。
 しかし悪天候のおかげで気温もあまり上がらず、桜の花はいつもより長持ちしているみたいで、今週末には天候も持ち直すみたいだけれども、そのときにもまだ「お花見」出来そうな気配らしい。

 実は今、わたしの友人が上野の都美術館での展覧会に出品していて案内状もいただいていて、期日もこの金曜日までなので「行きたいな」とは思っているのだが、今上野の科学博物館では「恐竜展」も開かれているし、それ以上に今のわたしは、「上野動物園」へ行きたいという気もちが高まっている。
 最近は動物の本もいろいろと読んだし、自分の中で「動物愛」が高まってしまっている。まずはキリンを見てみたいし、カバやサイも見たい。もちろん気楽に見られるならばジャイアントパンダだって見てみたい。
 その明後日までの展覧会に合わせて科学博物館の「恐竜展」や上野動物園へいっしょに行くことは充分に可能なのだけれども、考えてみれば今はまさに「春休み」で、博物館も動物園も、たとえ平日であっても「子供連れの家族」であふれているように思える。
 別に子供が嫌いなわけではないが、人ごみはいやだ。そういうことでは「春休み」が終わってから行きたいし、そうすると友だちの展覧会は終了してしまう。悩ましいところではある。というか、そもそもわたしは基本、「外出」はしたくない人間になってしまっていて、「今は春休みだから」などと考えるのは、出かけたくないからの「言い訳」なのだと思う。

 さて昨日は、「文部科学省」が2024年度から使用される教科書の検定結果を発表したのだけれども、その中でも「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」に関しての検定意見が13件もあったそうで、そのうちの7件では、指摘された出版社が「国」「日本」という言葉を追加するなどして修正したという。
 これは例えば「郷土のほこり」という記述を「国や郷土のほこり」と修正したり、伝統的な技術について説明する文章に「日本古来のすぐれた」という表現を加筆したりということだったという。
 要するにここには「愛国心教育」を強化しようとする意図を感じ、わたしだって人が自然に「愛国心」を持つことまで否定しようとは思わないけれども、「あれも日本の良さ、これも日本の良さ」って押し付けるのはちがうんじゃないかと思う。
 それをやるんだったら『枕草子』や『源氏物語』のどこが優れているかをちゃんと教え、葛飾北斎の版画が世界美術史の中でどのような位置にあるかとかも教えるべきだろう。そのためにはシェイクスピア作品やチョーサーの『カンタベリ物語』をもちゃんと教えなければならないし、世界の美術史も示さなければならない。こういうことは頭ごなしに「日本、すごい!」と教育すればいいものではないだろう。
 例えば先日、Yahoo!Japanでのコメント、いわゆる「ヤフコメ」を読んでいると、「この日本に生まれて日本の体制に反対するような人らがいるなんて信じられない!」などという「野党攻撃」の発言があり、こういうのは「愛国心」の歪んだ発露であって、こういう発言をする人は「日本」=「自民党政権」と思っているわけで、そういう自分の志向がロシアのプーチン支持と同じだったり、中国の習近平北朝鮮金正恩をそれぞれの国民が支持することと変わらないことに気付いてはいないのだろう。

 今日はそんな、ネットで見つけた「どっちへ行けばいいの?」という写真を掲載しておきます。

     

 この日の「GYAO!」は、昨日コーエン兄弟の「出来損ないスパイ映画(?)」を観たからというわけではないけれども、「正統派スパイ映画」『裏切りのサーカス』を観た。もう「GYAO!」も、明日と明後日でおしまいだ。むかしは「GYAO!」でばかり配信された映画を観ていたけれども、今はもうそういう気もちもない。終わって「残念だ」という気もちもない。