ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-03-31(Thu)

 天気も良く、ちょうどいい気温の過ごしやすい日になった。早朝に家を出て駅に近づいてうしろを振り向くと、空も晴れているようで、東の空がうっすらと青くなっているのがわかった。月曜日に撮影に失敗しているので慎重に撮影に再トライし、今日はその「蒼い空」を撮影できた。これからだんだんと、このわたしの出勤時には空は明るくなっていくことだろう。

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 今朝は勤務先駅で降りて歩いていて、またスズメのカップルが並んでいるのを見た。シャッターチャンスなのでつづけて撮影していると、一方のスズメがもう一方のスズメの上に乗っかる瞬間が撮れた。これは交尾の瞬間だったのだろうか?

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 その「交尾?」のあとも、その2羽は仲良く並んでいた。この2羽が乗っているのは信号機への配線か何かの、3つ穴の開いたボックスなのだけれども、このボックスは2~3年前にスズメが営巣しているのを見たことがあるスポットだ。真ん中の穴のわずかなすき間からスズメが出入りし、穴の中で雛を育てていたのだった。今回のこの2羽も、同じようにここで営巣するのかもしれない。

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 勤務先のそばの桜並木もほぼ満開になり、仕事を終えて外に出ると、そんな桜並木の道を歩きながら写真を撮っている人の姿がけっこう見られる。たいていの人は桜に向かってスマホを向けて、つまりスマホで撮影しているのだけれども、そんな中で若い女の人らの幾人かは、一眼レフで大きな望遠レンズのついたカメラを持っていらっしゃる。
 これは前にウチの近くの「ふるさと公園」でも、そういうカメラを持って野鳥とかを撮影されている若い女性の方々を見かけたものだった。
 今は若い男性らは「撮り鉄」とかマニアックな方向でカメラを使われるようだけれども、いわゆる普通に「写真が趣味」というのは、女性の方が多いのではないか、などと思った。

 3月も今日でおしまいで、明日からは新年度になる。わたしなどには「新年度」といってもあまり関係はない生活をしているのだけれども、ただ、明日の4月からは値上げされるモノが多いという。日用品ではトイレットペーパーやティッシュペーパーなどが値上げされるらしいが、食品ではチーズだとかケチャップ、そして食用油などが値上げになるらしい。以後、輸入小麦が値上げされることで(ロシアのウクライナ侵攻の事態が関係しているのだろうか)、小麦を使った麺類やパンなどもいずれ値上げされるという。
 最近はあんまり、こういう「値上げラッシュ」という事態になることもなかったと思うし、ちょっと驚くというかショックな気分にはなる。「物価は上昇しない、そのかわり賃金も上昇しませんよ」というのが、この2~30年間の日本のありさまだったから、「ここで物価が上がるのなら賃金を上げてちょうだい!」という気分にはなるが。
 わたしもこの日は木曜日ということもあり、いつもの木曜日のように仕事の帰りに2つ手前の駅で途中下車し、駅前の2軒のスーパーで買い物をして帰る。
 今日はそんな4月から値上げされるものの中でも、「食用油」はぜひ買って帰ろうと思っていた。この「食用油」、「キャノール油」とかいう名前で、1キロの大きなペットボトルで売られているのだけれども、以前は1本168円(税抜き)で売られていることもあったのだけれども、すでに去年あたりからそんな価格で売られることはなくなっていた。今はどこのスーパーでもだいたい238円(税抜き)という価格。「またせめて198円とかになることもあるだろう」と買わずにいたのだが、まったくそういう価格になることはないのだった。
 ま、わたしは168円で売られているときにけっこう買いだめしていて、一時はウチには6本ぐらいのストックがあったのだけれども、もう安く売られなくなったのでストックも減り、今は2本かな?
 それで、今の238円という価格がさらに値上げされるのではたまらない。「今日は(たとえ238円でも)買わずにはおかれない」と思っていたのだが、スーパーの方でもそういうことは百も承知で、店内に入るとそんな「キャノール油」(238円)が山のように置かれていたのだった。もちろん買って帰ったが。

 通勤時の読書は、先日シャーリイ・ジャクスンの『日時計』を読み終えたあと、そのとき青山真治監督が亡くなられたこともあり、その青山監督とたむらまさき氏との対談も載っていた『映画の授業 映画美学校の授業から』という本を読んでいたのだけれども、今日あと少しだったので、帰宅したあとにベッドで残りを読み終えた。
 それで、明日からの通勤時には何を読もうかと本棚を見て、ナボコフのまだ読んでいない『ロシア文学講義』を読もうかということにした。むむむ、今は「ロシア排斥」の動きも大きくなっている日本、ブックカヴァーをつけないで電車の中で『ロシア文学講義』なんて本を読んでいると、何を読んでいるか誰かに気づかれて、フルボッコに殴り倒されてしまうかもしれないぞ(じっさい、札幌大学で予定されていた「ロシア文学展」の企画は、「嫌がらせ」を懸念して中止されたそうでもある)。そもそも、「ウラジーミル・ナボコフ」なんて名、読んでると「プーチンと同じ名じゃないか」と難癖をつけられそうだ。
 しかし、明日は金曜日で、一日だけ読んだら土日の休みになり、月曜日には金曜日に読んだところも忘れてしまいそうなので、読み始めるのは月曜日からにして、明日は『成城だより』を集中して読むことにした。