ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-08-12(Wed)

 今日も暑くなるだろう。昨日決めたように、わたしが仕事に出ているあいだ「お留守番」をしてくれるニェネントのために、朝起きたらエアコンを28度に設定してスイッチを入れ、そのまま家を出た。わたしだって仕事を終えて家に帰ってドアを開けて、すぐに「冷気」がわたしを包み込んでくれたらどれだけ快適なことだろう。
 ケータイの「天気予報」をみると、やはり関東南部も35度を超える暑さになるみたいだ。しかし、夕方近くになるととつぜんの豪雨やかみなりに襲われるかもしれないということだ。まあ、あまりにゴロゴロと強烈な雷雨にならなければ、少しは涼しくなるだろうか。

 仕事を終えて自宅駅で降り、いつもの跨線橋をわたるけれども、今日は多少の風があって体感温度は昨日よりは低いように思える。しかし、その跨線橋の向こう、北の方にはかなり強烈な雲の姿が見えた。こういう「お皿」のような雲というのも見たことがないが、あの雲の下では強い雨とかみなりが猛威をふるっているのかもしれないと思う。

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 家に帰ってドアを開ける。涼しい。なんて涼しいんだろうと感動したくなる。さて、ニェネントくんもこの涼しさを満喫してくれているだろうかと部屋に入る。

 ‥‥「まさか」と思っていたが、ニェネントはリヴィングの出窓の上でくつろいでいた。やはり、これは今まで毎日室内が暑くって、どうしようもなくって押し入れの中に避難していたのだなとわかった。人間はまあ我慢すれば30度を超える気温でもしのいでやろうと思うのだが、ネコはちがうのだ。ネコはもう、30度ぐらいで「限界」なのである。こうやって、エアコンで「28度」に設定してあげただけで、「シェルター」の押し入れの奥から出てくるのである。
 今まで、ニェネントにはつらい目に会わせてしまったことだと思う。ついつい、梅雨が長引いてしまって、特にニェネントへの「暑さ対策」を怠ってしまった。これからは当分、わたしが仕事で家を出るときもエアコンで温度調節をしてあげよう。

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 帰宅するときに見た大きな雲だが、しばらくしてどうやらこのあたりもあの雲の下に呑み込まれてしまったようだ。外が薄暗くなり、そのうちに雷鳴が響き始めた。雨も降り始めた。雨はいいけど、どうかかみなり様はあんまり暴れないでいただきたい。ニェネントはかみなりが大嫌いなのだ。

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 しかしそこまでに大変なことにもならず、そのうちに雨もかみなりもやんでしまった。ありがたい。わたしは今日も、もういちど『この世界の片隅に』を観た。
 夕食にはナスと豚肉ともやしの炒め物、それとポテトをメインのサラダ。ニェネントくんは食べれないと思うがね。

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 夜は寝る前にナボコフの短篇『ヴェイン姉妹』を読んだ。こ、こ、こ、これは「難物」である。これはナボコフのキャリアでさいごの短篇小説で、なんだかナボコフの技倆のあらんかぎりのものを注ぎ込んだ作品という感じ。「ラストの謎」はともかくとしてもいちど読んでもつかみ取れないところが大きく、読み終えてまたさいしょのページに戻って読み返し始めるのだった。「すごい作品」という印象。