午前中に北のスーパーに買い物に出かけた。この日はそこまでに寒くもなく、空は快晴だ。いつもの歩道橋に上がったとき、南西の空に薄い雲が平行線を引いたみたいに段々に連なっていた。「なんか面白い雲だなあ」と思って写真を撮った。ああいう雲はどうやってできるのだろうか、人間のひたいにできる皺(しわ)みたいに、空に湿度とかの濃淡があるのだろうか、などと考えた。
このときはけっこう青空が拡がっていたのだけれども、買い物を終えて30分ぐらいあとに帰路に着いてみると、もうそのときは空一面を雲がおおっていた。でもこのときも雲の濃淡が並行しているように見えたので、来たときに見た薄い雲のなごりというか、あのときの薄い雲が太って、この濃い雲になったのだろうかね、とか思うのだった。
夜になってネットのニュースを見ていると、今朝このあたりの空に「くるくると輪を描くような雲」が見られたというニュースが、その写真とともに掲載されていた。
そんな雲が見られた地域はまさにウチのあたりで、時間は8時半ぐらいの頃だったようだ。う~ん、わたしが今朝家を出たのは9時半ぐらいだったから、この雲を見るのに1時間ぐらい遅れてしまったか。1時間早く家を出てたら、わたしもこの珍しい雲を目にすることが出来たのかな、などと思ったし、今朝見たあの「平行雲」は、ひょっとしたらその「珍しい雲」のなごりだったのかもしれないな、などと思うのだった。
こういう「輪を描くような雲」は、「高度による風の流れの差によって創り出された」と考えられる、ということだった。
今朝の買い物で「キャベツがなくなるので、今はキャベツは高いけれども、200円ぐらいだったら我慢して買ってしまおうかな」とか思っていたのだけれども、なんと300円もするもので、「それはいくらなんでも」と、買うのはあきらめたのだった。
今はタマネギやニンジン、ジャガイモのストックがけっこうあるので、また「カレー」か「肉じゃが」でもつくろうかと思う。「カレー」は先日やったばかりだから「肉じゃが」をつくろうか。
きのうニェネントくんを抱き上げたらけっこう爪がのびていたもので、今日は爪を切ってあげた。ニェネントくんは爪切りでいやがって暴れたりするから大変だ。でもこの日のニェネントくんはけっこうおとなしくって、苦労なく爪切りもできたのだけれども、後ろ足の爪を切るときに何かが気に障ったのか、わたしに思いっきり噛みつこうとしてきた。
ニェネントくんはふだんわたしを噛んでも「甘噛み」というヤツなわけだけれども、これが本気を出すと「野獣」に変身する。前にやられたのは5~6年前のことで、ニェネントくんが窓の網戸にバリバリと爪を立てて穴が開きそうになったのでやめさせたら、「せっかく楽しく遊んでいたのに」と怒ったニェネントくんに親指の付け根を本気で噛みつかれた。痛みも激しくってすっごい出血したし、雑菌が入るおそれがあるので病院へ行って診てもらったのだった。痛みは数日引かなかった記憶がある。
この日はうまい具合にニェネントくんの歯をかわすことができたけれども、ニェネントくんを抱いていた手のちからをゆるめると、サッサと逃げて行ってしまった。爪切りはあと1~2本のことだったのだが。
「ニェネントくん、機嫌を損ねたかな?」と思ったけれども、そのあと段ボール箱の中に避難していたニェネントくんをなでても嫌がるわけでもなかったので、ひと安心なのであった。いちおうあとでおやつの「ちゅ~る」をあげてご機嫌を取っておいたけれども。
この日は昼に再放送されていた朝ドラの『ちゅらさん』が、ついに最終回を迎えた。もう2~3回前から「これでおしまい」モードに入っていて、これまでの主な出演者がみんな顔をそろえて「打ち上げ」って感じだったけれども、この日の最終回は舞台を沖縄に移して「打ち上げ」のつづきで、まさに「宴会」という雰囲気。出演者らがひとりずつスピーチをしたり、もう「ドラマ」ではない。今こういう演出でやったら批判もあるんじゃないかとも思ったが、ひとりひとりのスピーチに笑い、楽しませてもらった。来週からは『カムカムエヴリバディ』が始まる。これも評判の良かった作品だから、ますます今の『おむすび』との差異が目立つのではないだろうかね。もう『おむすび』は見てないから知らんけど。
午後から、また想田和弘監督の「観察映画」第2作の『精神』を観始めたのだが、岡山弁のせいか言葉が聴き取れずに苦労。半分まで観たところでいちどストップし、また明日観ることにした。