ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-04-13(Sat)

 昨夜、ニェネントくんの攻撃を受け、実に久しぶりに「流血の惨事」になってしまった。
 わたしは夜にロールパンを食べていたのだけれども、ニェネントくんがわたしの食べているロールパンを欲しがって、テーブルに上がってきて前足でちょっかいを出してきた。「これはダメです!」とあげないようにしていたら、わたしの左手の人差し指に前足の爪を立てて、パンチしてきたのだ。
 みごとに爪先が指に食い込み、めっちゃ痛みが走った。これは怒って当然のことで、やられたらすぐに叱らないといけない。「痛い!」と叫んで、「こら!」とニェネントくんの頭を強く押した。ニェネントくんは怒られたことがわかったようで、和室の方へ行ってしまったが、わたしの指からは血が吹き出してきた。傷口は小さいのだけれども、ネコの爪にはいろいろ病原菌が付着している可能性もあり、あとでけっこう「おおごと」になってしまったりする。消毒してバンドエイドを巻いておいた。

 前にニェネントくんにやられて「流血の惨事」になったのはもう6年ぐらい前のことになるが、そのときはニェネントくんが「遊んではいけないモノ」に夢中になって遊んでいたのをやめさせようとしたら、けっこう怒ってわたしの手のひらに「本気」で噛みついてきたのだった。
 普段ニェネントくんと遊んでいるときに「甘噛み」されたりすることはあるが、「甘噛み」と「本気」とにどれだけ差があるのか、そのときに思い知った。「痛い」なんてものじゃない。手のひらの肉を食いちぎられるかと思った。
 そのときはあとで傷口が赤く腫れ上がり、外科医のお世話になったのだったが。

 そのあとニェネントくんは、和室のベッドのそばでずっと大人しくしていたけれども、そのままにしておくとずっといじけっぱなっしになってしまうかと思い、寝るときに抱き上げてベッドに行き、鼻の頭をなめたり、いっぱいかまってやった。
 しばらく遊んでニェネントくんはベッドから降りて行ったけれども、それからちょっとして、ニェネントくんは自分からベッドのわたしの上にあがってきて、「もっと遊んでちょうだい!」となったのだった。怒られたことを引きずってはいないようで、ちょっと安心した。

     

 わたしに爪を立てたりすることは「やってはいけない」と、ちゃんとわかってくれればいいが、怒られたことをいつまでも引きずられても困ってしまう。ネコを怒るのはむずかしいのだ。
 タイミングを逃して、「やっちゃいけないこと」をやってから時間が経ってから怒っても、ネコは「何で怒られているのか」わからないのだ。「やっちゃいけないこと」をされたら、そのときすぐに怒らないといけないのだ。

 今日は天気も良く、暖かい一日になった。これからはもう最高気温が20℃を下回ることもなくなるみたいだ。桜の花も散って、「春本番」になる。
 ニェネントくんも、昨夜叱られたことはもう忘れてしまったように、わたしのそばでゴロゴロしている。「わたしに爪を立ててはいけないこと」は、ちゃんと学習していてほしいけれども。

 午後からは、昨日観た『時の翼にのって』をもう一度観た。昨日観てわからなかったことの一部は「そうだったのか」と納得できたが、やはり「わからないものはわからない」映画だった。
 夕食には、先日書いたようにストックのいっぱいある野菜(ジャガイモ、タマネギ、ニンジン)を使って、お得意の「ダブリン・コデール」をつくったのだが、また「あとは時間をかけて煮込むだけ」というのに時間をかけ過ぎてしまい、ほぼ煮詰まってしまったのだった。食べられないことはないが、本来の味ではなくなってしまった。「やれやれ」である。