ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-11-29(Wed)

 夜になってわたしがベッドに入ると、ニェネントくんがわたしの上に乗ってくる。しばらく前はもっと、わたしの腹の上とかわたしの横の毛布の上にとか来ていたのだが、きのうきょうと、思いっきりわたしの胸の上に乗ってくるようになった。ちょびっと重たいとも感じるけれども、わたしが自分の胸の方に目をやると、そこにニェネントくんの顔がある。
 これだけわたしの目の前、近距離にニェネントくんがいるというのも普段はまるでないことだし、そんなニェネントくんの頭をなでてやるとわたしの指先をなめて来たり、「カプッ」と甘噛みして来たりする。
 ネコに甘噛みをさせるのがクセになると良くないとも言うけれども、ものすごく軽い噛み方でちっとも痛くないし、これはニェネントくんのわたしへの「愛情表現」だと思うから、ついやらせてしまう。

     

 普段、こうやってニェネントくんと親密な交流をすることもまるでないのでやはりうれしくなってしまうし、「懐いたネコ」を飼っている人はいつもこういうことをやっているのかなあとも思うし、ニェネントくんにちょびっとばかり、そういう「懐いたネコ」を演じてもらうのもわたしには格上の喜びだ。
 これが冬のあいだ、毛布を使うときだけのことというのがいかにも残念だ。ニェネントくんは「わたし」と「毛布」とがセットになっているときだけ、わたしに対して愛情あふれたネコに変身するのだ。

 この日、古いスマホが水に濡れて使えなくなってしまった。
 スマホを買い替えてから、もちろん古いスマホはメールを送受信したり電話したりというインタラクティヴな機能はなくなってしまったけれども、ニュースや天気予報を見ることはできたし、時計や電卓、乗換案内などけっこう使えるアプリもあって、普段から特にタイマーにはよく使っていた。
 昨日は料理のときのタイマーに使っていたのだけれども、濡れた手でスマホをさわってしまったのだった。
 この古いスマホはずいぶん前に落下させ、画面の下の方にいっぱいヒビが入ってしまっていたのだけれども、使用上問題はなかったのでそのまま使いつづけていた。それが濡れた手のせいでヒビから中に水が入ってしまったのだな。
 もう何も操作は出来なくなってしまったのだけれども、たまに表示の一部が出て、さいごに操作していたタイマーがストップされないまま動きつづけているのがわかる。そしてなぜか、電源を入れると英語の音声でタイマーのカウントを読み上げるのだ。もう使えない。
 いろいろと役に立ってくれていただけに、とても残念だ。

 この日の夕食はかんたんに、冷凍庫に保存してあった「シウマイ」を温め、それと先日の「海苔のつくだ煮」とですませた。「海苔のつくだ煮」はやはり塩分が抑えられていてわたし好みの味で、この味ならリピートしてもいいなとか思う。

 読んでいる『象の物語』、明日には読み終わるだろうと思う。では次に何を読もうかと考えるのだけれども、「あの本を持っていたはずだ」というのを探してみてもどうしても見つからなかったり、逆に「こ~んな本を持っていたのか」というのが出てきたりする。
 次は社会学っぽい本でも読んでみようかと思うのだが、そういう本は途中で投げ出してしまうこともあるので、完読できるかどうかが課題になるだろう。

 「怪談映画」シリーズ、この日は、森一生監督の撮った『四谷怪談 お岩の亡霊』を観るのだった。おそらくはこのあたりが鶴屋南北の原作にいちばん近い(忠実な)作品なのだろう。