ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-07-17(Mon)

 この日も、朝起きた時から室内も暑い。扇風機では効果もなく、朝早くからエアコンのスイッチを入れて過ごした。都心でも35℃を超える「猛暑日」になると、天気予報で言っていた。
 今日は月曜日なので「ふるさと公園」の方へ歩こうかとも思ったのだけれども、朝からこの暑さでは、一時間も外を歩くとそれこそマジに「熱中症」になるおそれもあり、一日家でおとなしくしていることにした。
 この暑さは明日までは続き、明後日にはいくらか収まるだろうという。明日も家にこもっていようか。

 昼に注文してあったニェネントくん用の「爪切り」が届いたので、さっそくニェネントくんの爪を切ることにした。彼女を抱き上げて、まずは前足の爪を切る。前に持っていた「猫用爪切り」よりもずっと使いやすく、苦労せずに爪を切ってあげることが出来た。
 次は後ろ足の番だけれども、後ろ足の爪をむき出して見ると、爪の先に血がこびり付いていた。‥‥これだね、この後ろ足の爪で顔をひっかくものだから、流血の惨事になってしまっていたのだ。
 後ろ足の爪を切るのは少々むずかしく、途中で足のつかみ方が悪くって、ニェネントくんが怒ってわたしに噛みつこうとした。いててて、痛いよ。ごめんごめん。
 爪切りを終えてニェネントくんをリリースすると、わたしのはいていたジャージはすっかり「ネコ毛まみれ」になってしまっていた。強烈なネコ毛の量だった。

 でも、爪を切ったといっても爪がなくなったわけではないから、やはり顔をひっかくと傷つけることもあるかもしれない。まあ爪の尖端のとんがったところは切り落としたから、けっこう改善されたとは思う。まだまだしばらくは様子をみなくっては。

 毎朝ニェネントくんはわたしが食べるバターロールパンを欲しがって、それでいっしょに食べたりしていたのだけれども、この頃は暑いのでパンも冷蔵庫にしまっておいて食べるようになって、そうするとロールパンの中に入っているマーガリンが固くなっていて、するとニェネントくんは固いマーガリンが好きでないようで、全然食べなくなった。
 この日は冷蔵庫に入れてあったパンをしばらく出しっぱなしにし、午後近くになって食べたのだけれども、そのときは中のマーガリンもすっかり柔らかくなってしまっていたようで、ニェネントくんは喜んで喰いついて来るのだった。まあわたしでも「柔らかいマーガリン」の方が好きだけれども。
 このニェネントくんの写真は、夜に寝ているときにわたしのそばにいた姿をスマホで撮ったものだけれども、やはり明かりが暗いところでは新しいスマホのカメラでもシャープな撮影は出来ないようだ。

      

 このところ、2025年の「大阪万博」関連のニュースが目につくようになった。その大阪万博の開幕日は2025年4月13日というから、もうとっくに「あと2年」を切っている。だというに、今になっても海外パビリオンの工事申請は「ゼロ」なのだという。どうもこの件は、そんな「未来型」を目指すパビリオンの「複雑なデザイン」を建設業者が敬遠していることもあるというし、また、建設費も高沸してもいる。
 その大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」なのだというが、けっきょく人々は今、「未来社会」に幻想を抱くようなこともなくなっていると思う。何が「未来」なのか? 地球全体で見たとき、人口の爆発的増加、食糧危機、そして地球温暖化などの問題を抱えているし、例えば「ウクライナ紛争」の未来も見えないまま。「宇宙開発」などといっても、今はもう『2001年宇宙の旅』規模の「宇宙ステーション」も「あり得ない夢」になってしまっていることは誰もが知っている。
 ちょっと読んだところでは、その2025年万博では「空飛ぶ自動車」が目玉だ、などということでもあるらしいが、「空飛ぶ自動車」など、「ドローンを大型化しただけではないか」という想像もつく。そんなイヴェントを、誰が見に行きたいと思うのだろうか。今はもう、「万国博覧会」などという時代ではないのではないのか。なんか、このまま突き進むと「みじめな結果」が待っているような気がする。

 今日は夕方から黒沢清監督の『復讐』の後編、『復讐 消えない傷痕』を観て、そのあとドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演の『ダーティハリー』を観たのだった。