昨夜から、テレビでは「もう梅雨明けしたみたいだ」と言っていて、今年はちょっと早々と「猛暑」がやって来るようだ。
じっさい、今日は群馬の伊勢崎市で最高気温が40.2℃になったという。国内で6月に40℃を超えたのは観測史上初めてのことだという。東京も「猛暑日」になったというから、きっとこのあたりもそんなものだったのだろう。
わたしは今日は仕事は休みだったが、「こんな日に外出してはいけない」と、朝からエアコンを入れてすごした。午前中に洗濯をいっぱいやって、窓を開けるのもコワいから「室内干し」にし、そして昼前に風呂に入り、あとは一歩も外に出ず、室内でおとなしくしていた。
ニェネントくんは、わたしが起きてリヴィングに移ると、わたしが朝食を出してあげることもあって、いっしょについて来る。あっという間に食事を終えてしまうと、そのままいつもの定位置、リヴィングとキッチンとの境い目のところでじっとしている。
わたしが洗濯とかやっているうちに、ニェネントはまた和室の方に行ってしまい、「どうしてるのか」と和室をのぞいてみると、姿が見えない。
そう、この時期、ニェネントは押入れの奥にもぐり込んで寝ていることが多い。暑くなってくると、押入れの中がいちばん気もちがいいのかもしれない。わたしもニェネントが押入れの中が好きなのはわかっているから、押入れの襖はいつも、ニェネントが通れるぐらい開けてある。
それでしばらくは押入れにこもっているのだけれども、不意にまたリヴィングに姿をあらわして来て、こんどは窓際の方へ行き、「爪とぎ用段ボール」の上で横になって「お昼寝」なのである。ほんとうに寝てばかりいるニェネントくんである。
この夏、電力状況はひっ迫しているといい、政府は「節電ポイント」なるものを一般家庭に付与することを検討しているという。
これがよくわからないのだが、まずは参加する家庭に2000円相当のポイントを付与し、さらに節電量に応じて「節電ポイント」をくれるのだという。これは東電がすでに始めているらしい「夏の節電チャレンジ2022」っつうのを政府がサポートするかたちなのかと思うのだが、まあわたしはイマイチわかっていない。
ただ、先に書いたように、これから40℃を超える猛暑がやって来ようとしているとき、「節電しましょう」ということでエアコンのスイッチを入れることをガマンしたりして、それで室内にいたというのに「熱中症」になってしまったら、「節電」どころではなくなってしまうではないのか。
その東電のキャンペーンのイラストを見ても、ちょっと見には「エアコンをつけるのをガマンしましょう」みたいにも見えてしまう。いや、これはエアコンの設定温度を「28℃」にしましょうということだろうか。
しかし、こんなことはわたしたち庶民は毎年やっているわけだし、例えば設定を「27℃」とかでやっていると、しばらくすると寒くなって来たりするわけで、そんな今さら「節電しなさい」などと言われても、「それじゃあエアコンのスイッチは入れないよ」となってしまうのではないのか。
どうも最近の政府は、「マイナンバーカード」を普及させるために「マイナポイント」などというのをやらかしてみたり、「<ポイント>さえ与えてやれば国民は動く」とでも思っているんじゃないの?という感じだ。
わたしはいっつも「節電」は心がけているつもりだから(ん? そうでもないか?)、改めて今回、今まで以上に「節電」することはないと思う。
わたしは午後には「Amazon Prime Video」で、クリント・イーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』を観て、そのあとはパトリシア・ハイスミスの『世界の終わりの物語』をチラッと読んで、早めに寝てしまうのだった。