ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-06-28(Fri)

 この日は一歩も外に出ず、窓の外さえ眺めてもみなかったので、どんな天気だったのか実感していないのだけれども、テレビでは静岡あたりに「線状降水帯」が発生しているというし、東京周辺も雨だということだった。そして夕方には、このあたりも豪雨になるだろうという予報がスマホに届いていた。その予報では、夜半にはすっかり雨もやんでしまうようだけれども。
 わたしは昨日布団を干したので、なかなか快適な夜を過ごしていたのだった。

     

 今日は午前10時から、アメリカでバイデンとトランプの一対一での討論会が開かれ、その様子が日本でもずっと中継されていた。わたしも見ていたのだが、あちらでも注目は「トランプがど~んな暴言を吐くか」ということと、バイデンがどれだけその「耄碌(もうろく)ぶり」を全国にさらしてしまうか、というあたりにあったようだった。
 わたしが見た感じでは、討論の内容自体ではちゃんとバイデンはトランプの指向を批判していて「正当」だったとは思ったが、いかんせん、やっぱ「81歳の老い」は隠せなかっただろうか。わたしの見た感じでやはり表情が固まってしまってみえて、あの「木彫り人形」みたいなウィリアム・H・メイシーがさらに年老いたようで、まさに「腹話術人形」みたいだった。トランプのトークの、感情を交えた「威勢の良さ」に比べて、これは相当に「ヤバい」という感じは受けた。
 夕方の報道でも、この討論会でトランプが勝ったと思ったアメリカの人は三分の二。バイデン有利と見た人は三分の一しかいなかったようだ。
 もしもこれから4年間、バイデンが引きつづいて大統領を務めるとするなら、その終わりにはバイデンは85歳になってしまうわけだ。まあ皆が言うように、だからといってトランプが若い、というわけではないのだが、いよいよ「もしトラ」は現実になりそうな気配だ。

 今は日本を含めて世界各地で「政権交代」の気配が濃厚な国が多くなっているけれども、もう来週にはイギリスで総選挙が行われるわけで、ここでは左派の労働党が14年ぶりの政権交代を果たしそうだ。今ヨーロッパでは右派、それも極右の台頭が問題になっているけれども、そんな中での「左への政権交代」、まだ決まったわけではないけれども、行く先に注目したいとは思う。

 日本では「東京都知事選挙」が迫っているけれども、わたしは先日、NHKは「政見放送」を朝の6時からと夜の11時からの2回やって、視聴者を分散させようとしているなどと書いてしまったけれど、これは間違いだった。朝の6時からと夜の11時からとのどちらかが「再放送」で、例えば毎朝6時からの「政見放送」を見ているわたしなどは、つまりは「すべての政見放送」を見ることが出来るはずなのだった。そういうわけで今朝は、現都知事の小池氏が政見放送をやっているのを見た。特に感想は書かないが。

 ニュースで、大阪万博の会場近くの夢洲で500匹を超える「ヒアリ」が発見されたということだった。「メタンガス噴出」の問題も解決されていないようだし、海外参加国で撤退を決める国も出始めた。
 集客のため、このところ「小型犬との入場」を認めてみたり、ついには万博で「プロレス」をやるという話も出て来ているらしい。ちょうどこの日は実物大の「ガンダム」を展示するというニュースも出ていたが、いくらガンダムがデカくっても、極小の「ヒアリ」の方が強そうだ。会場内にヒアリがぞろぞろとやって来たりしたら、もう「立入禁止」になってしまうのでは?

 午後からは「エイリアン」シリーズの3本目、デヴィッド・フィンチャーの監督デビュー作でもある『エイリアン3』を観た。この作品は完成後にスタジオ側に再編集されたりして、フィンチャー監督はこの作品を「自分の作品」とは認めていないそうだ。
 けっこうシリアスな作品で、その撮影センスとかは「さすがにデヴィッド・フィンチャー!」と思うところもあったけれども、特に終盤はたしかに同じようなシーンがいつまでも繰り返されていて、「どうなってるの!」と思わせられるのであった。