ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-12-29(Tue)

 夜めざめて時計をみると、午前3時ぐらいだった。「外が明るいな」と窓の外をみると、ほとんど満月だろうという月の光が、わたしの部屋の中に射しこんでいた。こういうことは先月にもあったけれども、月の光がちょうど、寝ていたわたしの顔のあたりを照らすのである。手元にあったケータイで撮影してみると、汚れた窓ガラスの向こうにまぶしいぐらいの月が光っていた。
 じっさいの「満月」は明日のことらしく、もちろんこの年さいごの「満月」で、これは「Cold Moon」と呼ばれるらしい。

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 今日からついに、一週間の年末年始休暇が始まった。まあ一週間程度の連休など、あっという間に終わってしまうのだけれども、「はたしてわたしは、去年はどんな年末年始を過ごしたのだろう?」と、この日記でみてみると、去年の連休は9連休だったことがわかった。
 わたしは去年の12月には交通事故に遭っているし、それで年末には治療を受けた病院に「診断書」を受け取りに行っていた。その診断書では「全身打撲」で「全治4週間」と書かれていたらしい。もう正月にはあちこち歩き回っていたけれども。
 新年2日には、近隣の(といっても片道一時間も歩いたのだが)「布施弁天」というところに「初詣」に行った。前に書いたように、この「初詣」がわたしの世界を狂わせてしまったのではないかとも思う。3日には上野へ出かけ、5日には映画を観に出かけている。まあまだ世界は「平和」なときだったということもあるけれども、ずいぶんと動き回っている(「全治4週間」なのに)。

 今年~来年の年末年始は、ぜったいにそんなに動き回ることはない。せいぜいが近所で「お買い物」をして、自宅で美味しいものを食べるぐらいのものだろう。そして本を読んで、映画を観たいとは思うけれども、そういうことをどれだけできるかわからない。
 まずは休みの初日、ここでダラダラしてしまうといけないと、前から考えていた室内の改造に取り組んだ。和室に置いてあるタンス(大きなものではない)をまったく活用していないので、これをリヴィングに移動させ、リヴィングにある本棚のひとつを和室に移す。タンスの上に置かれていた文庫本専用の本棚もどこかに移動させなければならない。もうひとつ、和室にあるハンガーラックをリヴィングに持ってきて、できれば移動したタンスの上にセットしたい。
 タンスの移動に関しては、つまり洗濯をして洗濯物を干すのはリヴィングの窓の外で、乾いた洗濯物はリヴィングで取り込む。それを最近は洗濯干しにぶら下げたっきりで、着るときには洗濯干しから外して着るわけで、いちいち乾いた洗濯物を和室のタンスに整理するなどということはまるっきしやらなくなっている。
 しかしやはりタンスに衣類をしまうというのは「文化生活」の基本でもあるから、ここをおろそかにすることから生活が乱れるということを最近は痛感していた。行動するときである。

 それで午前中にそのミッションにとりかかり、意外と思っていたよりもたやすく、大きなもののセッティングは昼までに完了した。
 そうするとそこで一安心し、「いいね! 終わった終わった! あとの細かい片付けは明日以降でいいや!」と考えるのがわたしの悪癖で、この日の作業は「終わり」にしてしまうのだった。

 昼食は「トマト焼きそば」をつくってすませ、「本でも読もう」と和室のベッドで横になり、半分はニェネントくんと遊んでいると案の定、そのまま眠ってしまうのだった。
 けっきょく目覚めたのは3時過ぎで、このところ休みの日はいつも、一日に10時間の睡眠時間をとっている。いくら何でも睡眠の取りすぎではないかと思う。窓の外はもうすっかり、「夕方」モードになっていた。

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 テレビもすっかり「年末」モードになってしまっていて、面白くもない。先週は安倍元総理が「桜を見る会」前夜祭の件で国会に登場し、いちおう総理時代に「桜を見る会」に関して正しくない(ウソの)答弁をしたことを謝罪したが、今回さらにウソを重ねるということにはなってしまった。まさに「呼吸するようにウソをつく」卑劣漢である。けっきょく今回の「桜を見る会」問題、安倍の秘書が安倍に知らせずに勝手にやったことにはなってしまった。
 ちょうど先週、ロシアのプーチン大統領が「ロシア大統領経験者は生涯にわたって刑事免責」という法案に署名したというニュースがあったけれども、日本ではそんな法案はなくっても、「首相経験者は刑事免責」ということになってしまったようだ。

 毎日のようにマヌケなことを言うばかりのスカ首相は昨日、COVID-19の変異種が日本国内でも確認されたことを受け、全世界を対象にとってきた出入国緩和策を停止するとした。そこで余計なことを言わなければいいのに、ついでに「先手、先手に対応するため、方針を指示した」などと語ったという。もちろん、これまでさんざん「対策が後手、後手だ」と批判されたことへの対処なのだろうが、こんなことで人は「スカも先手を打ったねえ」と思うわけもない。
 スカ首相は先日ようやく、コロナ対応の医療従事者への支援額を倍増する決定したというが、あまりにあまりに遅すぎる決定だし、「支援額を倍増」すれば医療従事者の苦難が「半減」するわけではない。「医療崩壊」とは、金で解決される問題ではないのである。
 まずは「新規感染者」を減らす努力をする。そのためには政府として国民にどのような呼びかけをなすべきか。スカ内閣はこのことをまったくスルーしたままなのである。とにかく早く退陣していただきたいものである(後任は、安倍、麻生、二階の息のかかってない人間なら、今は誰でもいいのではないのか)。

 夕食には「ダイコンと牛肉の煮物」をつくってちゃっちゃっとすませ、昼寝をたっぷりしたというのに、早くにまた寝てしまった。