ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-05-22(Sat)

 今朝起きたときは外はまたどんよりと曇っていたけれども、予報ではそのうちに晴れるように言っていたと思ったものだから、早い時間から洗濯をして外に干した。しかしけっきょく、この日は雨こそは降らなかったけれども、まったく陽が射すことのない一日だった。

 さて今日は、ニェネントのキャットタワーを組み立てることにしてある。バラバラに段ボール箱に収まっている各パーツをねじ止めとかして作りあげていくのだが、意外と重量があるし、ねじ止めにもけっこう力が必要だった。Amazonのユーザーレビューには「女性一人でも楽に組み立てることができた」などというレビューもあったが、こういうレビューはどうもインチキくさい。まあ女性一人でも組み立てられないことはないだろうが、ぜったいに「楽」に出来るものではないと思った。特にドライバーで小さなネジをねじ込んでいくところ、板の方にねじ込み用の「穴」こそはあいているものの、穴の中にネジ山が切られているわけではなく、それこそ力ずくでネジをねじ込んでいかなければならないし、ちから加減とかバランスでネジが曲がってしまうこともある。けっこう苦労しましたよ。完成。

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 古いキャットタワーを移動し、これまで置かれていたところに新しいキャットタワーを置く。高さはほとんど古いキャットタワーと同じ高さで、これならニェネントも違和感を持つこともなくなじんでくれるのではないかと思うのだが。
 作業中、ニェネントはリヴィングの方に避難していたのだが、作業が終わったあとは和室の様子が前とちがうと感じるのか、和室に入って行こうとせずに、ずっとリヴィングかキッチンでゴロゴロしていた。そのうちに「新しいキャットタワーも前のとそんなに変わらないじゃないか」ということで、タワーのてっぺんに上がってくれることを期待していたのだけれども、和室に入っても入り口のあたりでウロウロするだけで、キャットタワーのある窓際には近寄ろうとしないのであった。「なんだコレは!」という感じなのであろう。

 「これはいちど、ムリヤリにでもキャットタワーの上に乗せてあげれば、<な~んだ、コレはつまり、前のキャットタワーとおんなじようなモノじゃないか!>とわかってくれるだろう」と思い、ニェネントくんを抱き上げてキャットタワーの上に乗せる。ほんとうにイヤだったら乗せようとすると暴れたり、わたしが手を離したとたんに跳び下りて逃げて行くだろうと思ったが、期待した通りに抵抗することもなく、窓の外とかに目をやるのだった。

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 そのあとはもう以前のキャットタワーと同じで、自分からてっぺんに上って身づくろいを始めたりする。身づくろいをするというのは、その場所が安心できるからこそのしぐさだろうから、そんなニェネントを見ながら「うん、OKだね!」と、わたしも安心するのだった。
 ただ、新しいキャットタワーには、下段にボックスになって丸い出入り口のある「シェルター」がついているのだけれども、さすがに一日目から「おっ、いい隠れ家があるな!」と入り込んでくれる、ということはなかった。まあそのうちに気づいてくれて活用してくれるといいが、まったく無視してしまわれてもそれはそれで仕方がないことだろう。

 今日は東京オリパラ絡みで驚愕のニュースが飛び込んできて、IOCのジョン・コーツ調整委員長とかいう人間が、「たとえ東京で新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が発令されていても、7月23日に始まる予定の東京オリンピックは実施する」と発言したというのである。「信じられない」とはこのことで、東京都内で都民らの不要不急の外出は控えるように言われ、美術館・博物館、映画館、劇場などが閉鎖され、飲食店は8時閉店、しかも酒類の提供はないという中で、オリンピック・パラリンピックは実施されるというのだ。
 つまり、「緊急事態宣言」下であったとしても、東京には海外からオリパラ関係者数万の人たちがなだれ込んでくるというのだ。これはいったい何なのか?
 いいだろう。ここはひとつ引いて考えて、東京都民とか周辺の人たちは、オリパラ開催中は決してオリパラ競技開催会場付近には決して行かないようにしたとして、では世界から来日してオリパラに参加するアスリートらはどうなのか? 彼ら彼女らは、宿泊地と競技会場以外にはまったく外出することも出来ず、海外の地で(特に食の評判の高い東京に来て)食事を楽しむことも出来ないだろう。つまり、わざわざ「収容所」に収容されるために来日し、ただ「競技」することだけを求められるのだ。
 このジョン・コーツとかいう人間、東京圏に住むわたしらをコケにしているのみならず、参加するアスリートらもまた、コケにしている。これがIOC(国際オリンピック委員会)というものの正体なのだ。もうオリンピックの理念も何もあったものではない。
 わたしはスカ首相や小池都知事のオリパラへの対応に呆れかえることばかりだったが、さすがIOCともなると言うことも国際的にすごい。おそらくはスカ首相も小池都知事も、このジョン・コーツの発言を盾にして「東京オリパラ開催」へと猪突猛進することだろう。
 ただ呆れるというか、もうIOCなるものは解体し、以後二度とオリンピック、パラリンピックなるものは行わない方が「人類」のためではないだろうか。この日本からはムリだろうが、ジョン・コーツの発言を受けて、海外からIOCに対して「ノン!」の声が巻き起こることを期待するしかないのだろうか?