ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-12-30(Wed)

 今朝も、目覚めてみたら窓の外が明るかった。やはり月が輝いている。昨日よりはちょっと太って「満月」になったという月が、昨日の朝とまるで同じ位置にかかっていた(今日はデジカメで撮ったので、ちょっと雲とかがきれいに撮影できたかな)。時計をみると4時の少し前だった。

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 1時間ぐらいで昨日とほぼ同じ位置に月が見られるということは、月は地球の周りをそれだけずつ公転しているということなのか。それで約一ヶ月かけて地球を一周し、それが「一ヶ月」という単位になっているわけだ。

 今日は天気予報では「午前中は雨」ということだったのに、こうやって月が見られるというのはまた天気予報は外れたか?と思っていたのだが、陽が昇って明るくなると空はすっかりくもり空で、予報通りにそのうちに雨が降り出した。わたしは今日も、昨日につづいて一歩も外に出るつもりはない。
 昼食はまた目玉焼きにトマト、レタス、キャベツのサラダというヘルシーでシンプルな献立ですませて、食べ終えて窓の外をみるともう雨はやんでいて、雲の切れ間から青空ものぞいていた。

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 昼食のあと、また長い午睡をやらかしてしまい、けっきょく何もやらない一日になってしまった。この「午睡」のクセは何とかしなければ、引きずられてすべての時間がズルズルと流れてしまう。

 夕食にはまだひと瓶残っていた「ボルシチ」を温め、壮大に牛肉をぶちこんでみた。今回はもともとの瓶の中の味を生かそうと(前回はトマト缶とかいろいろぶち込んでしまい、ほとんど「トマトシチュー」になってしまったのだった)、ニンジンとジャガイモを少しプラスしてみただけ。だから味の上ではほとんどいじっていないのだけれども、「ビーツ」の味というのもよくわからないし、そんなに美味なものではないな、という感想になった。まあまだ半分明日に残っているので、明日になれば味が滲みてもうちょっと美味しくなるかもしれない。期待(かなりの量の牛肉を入れたのだが、写真ではわからなくなってしまった)。

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 夕食のあとは、ずいぶんと久しぶりに「GYAO!」の映画配信で、ジャン=ピエール・メルヴィルの監督、アラン・ドロン主演の『サムライ』を観た。これはず~いぶん過去に観たことがあったのだけれども、このくらい過去のことになると、近年観た映画よりも内容もシーンもしっかり記憶していた。

 わたしは今、映画館で新作映画を観たいという気もちもあるのだけれども、映画『アウトブレイク』を観たせいでもないけれども、やはりあんな閉鎖空間で積み重なって同じ方向を向いてスクリーンを観るというのは、今の「COVID-19禍」第三波の爆発的状況のもとでは「とてもできないな」と思う。それこそ『アウトブレイク』じゃないけれども、映画の中で笑えるシーンがあって観客が「ワッハッハ」とか笑うなら、たとえマスクをしていようとも飛沫はマスクの外まで飛び散るのだ。そしてたとえマスクをしていようとも、飛沫を吸引してしまうのだ。
 いったい今は、この3月の「緊急事態宣言」で皆が「Stay Home」し、映画館や美術館などが閉鎖された時期よりも、誰が考えても「危機的な状況」にあると思うのだけれども、ニュースでは『鬼滅の刃』が興行収入で歴代一位になったとかいって、「まだ観てない人は観に行こう!」と煽るような報道をする。
 先日ある映画館の「予約状況」を見たのだけれども、以前のように隣席を空けてソーシャル・ディスタンスを守ろうとするわけではなく、ぎっしりと席を空けずに予約が埋まっていた(まあコレは「第三波」到来前のことだったから、今はどうなっているのかは知らないが)。

 本来、東京とかでこれ以上のCOVID-19のまん延を防ごうとするなら、まずは映画館とかは閉鎖・休業すべきではないかと思うのだけれども、東京都にせよ政府にせよ「休業してもらって補償をする」ということをやらないから、皆営業をつづける。
 とにかくスカ首相が今、3月のように「緊急事態宣言」の発令をやらないのは、どう考えても「国民への補償」をやりたくないからだろうし、そこには「10万円給付してやってもみんな貯金しただけだ」とのたまった麻生氏や、「Go To」で自分に利権のある旅行業界がうるおうためには国民に動いてもらわないと困るという二階氏とかの、「国民がこれ以上COVID-19に感染しても知ったこっちゃない、仕事を失って生活に困窮しても知ったこっちゃない」という声の反映ではあるだろう。

 「黙っていたら支持率が下がるばかりだ」と思っているらしいスカ首相は、連日「バカ発言」をするようになったのだが、今日は「新型コロナウイルスの新規感染者増加で『静かな年末年始』をお願いしているが、今回の大雪に備えるため不要不急の外出は控えてほしい」とのたまわれた。
 これでは「COVID-19」では『静かな年末年始を』と呼びかけ、「大雪」だから『不要不急の外出は控えて』との二段論法っぽいのだけれども、つまり「大雪」じゃなければ「不要不急の外出」してもよかったのか、みたいではあるし、そもそも今回の豪雪に関しては現地の人たちは皆「気象状況」に注意を払っているわけだし、スカ首相に言われなくっても「不要不急の外出」などしないだろうし、また、外出しようと思っても出来なかったりするわけだ。
 一国の首相がわざわざ今、大雪だから『不要不急の外出は控えて』というより、『今はCOVID-19がまん延して危機的状況にあるからこそ、不要不急の外出は控えていただきたい』と言うべきではないのか。こんな発言にも、スカ首相が「COVID-19」を軽く見たいのだ、という意識があらわれている気がする。