午後からとなり駅前の家電量販店へ行き、再度「電子レンジ」をチェックする。けっきょく、昨日目星をつけていた電子レンジはなく、「もう通販で買ってしまおう」ということにした。
家電量販店を出てから道を左に迂回して、某ディスカウントストアに立ち寄る。この店は安いものはたしかに近郊でいちばん安いわけで、今日はインスタントコーヒーを買い、最近飲んでいるチョコレートドリンクが、今まで買っていたドラッグストアよりも相当安かったのを買う。
次に、ディスカウントストアのそばの書店に行く。今気になっているのは乗代雄介の『旅する練習』という小説なのだが、いつも本を買う書店には置かれていない。この書店はこのあたりでいちばん大きな書店で在庫も豊富。「ここならあるだろう」と探し、無事に発見して買って帰った。150ページほどの中篇なので、読んでいる『ユリシーズ』をちょっとお休みしてこちらを先に読んでもいい。
帰り道、駅から「野良ネコ通り」を歩くと、実に久しぶりに「ヒゲ殿下」の姿をみた。わたしを見てびっくりしたような顔をしている。去年の12月以来の遭遇だったが、これで先日は「殿」にも出会ったし、わたしがこの通りで執心する2匹のネコがどちらも、無事にこの冬を乗り切っていたことがわかった。とにかくはホッとして、うれしい気分でウチへの道を歩いた。
帰宅して、まずはAmazonで目星をつけてあった「電子レンジ」を再度確認して購入の準備をする。そのあとカモノハシの本などを読んでいて夕方になる。そういえば、「GYAO!」の無料配信映画で、早めに観ておかないと配信が終わってしまうモノがあるのではないかと気づいてチェックしてみると、サミュエル・フラー監督の『ショック集団』、そしてサム・ペキンパー監督の『わらの犬』がどちらも、今日いっぱいで配信が終わってしまうのだった。
まだ時間は5時なので、両方とも観ることはできる。夕食は映画の合い間に納豆でかんたんにすませ、実に久しぶりに一日に二本の映画を観た。
「GYAO!」の無料配信映画は先日までそれほどに注目していなかったのだけれども、ここにきて急に、「これは観たい!」という作品だらけになっている。今日観たサミュエル・フラー監督の作品もまあだあと2本あるし、ジャームッシュ監督の『パターソン』もある。イギリスのノワール映画の隠れた名作『長く熱い週末』は明日までの配信だから、明日観なければならない。『実録・連合赤軍』とか『バグダッド・カフェ』、『陽炎座』とかは観られないかもしれないな。
わたしはほんとうは、今新宿で公開されている黒沢清監督の旧作『地獄の警備員』を映画館に観に行きたいのだけれども、これが夕方上映のスケジュールで、わざわざその時間に出て行かなくてはならないし、終映時は思いっきりラッシュアワーにぶっつかるし、やっぱり観に行けないかと思っている。
もうひとつ観たい『古代エジプト展』は、時間の制約もないから来週には行ってみようと思っている。
そんな「COVID-19」の感染状況だけれども、先日は東京で200人以下の新規感染者だったという。ところがこの数字、PCR検査数はわずか1500人台だったというのだから、お話にならない。つまり単純に、15万人検査をしたならば2万人の新規感染者がいるということになるのだ。恐ろしい。今の「新規感染者数」報道など、まるでアテにならないということだ。
いちおう今の<緊急事態宣言>はそもそも3月7日までの予定だったのだが、政府は首都圏以外ではこの28日で解除するという。
このことに関しては、スカ首相が昨日にも会見をひらいて国民に意向を伝えるはずだったのが、昨日の昼には「会見はやらない」という報道があり、これはやっぱりスカ首相は「内閣報道官」の山田氏をそのまま継続して起用することを決めていたわけで、彼女を隠すために会見をやらないのだという憶測が伝えられ、わたしも「そりゃそういうことだろう」とは思っていたのだが、今日になってみると昨夜、スカ首相は山田内閣報道官抜きで、いわゆる「ぶら下がり会見」をやったらしい。これが「悪評ふんぷん」で、わたしも今朝YouTubeでその会見を見たのだが、まさに記者の質問に「不機嫌」の骨頂で、「ですから」とか語りながら質問を封じ込めるような動作は見せるし、「あなた2回目の質問」とか言うし、極めつけは最後に「みんな同じような質問ばかり」などと宣うのだ。それはアレだよ、あなたがちゃんと記者の納得のいく回答をしないからまた聞くわけだろうし、そもそも、「同じような質問」と記者を責める前に、自分自身が国会でも会見でも「同じようなスピーチ」ばかりをくりかえしているわけで、立憲民主党の枝野代表に「壊れたレコード」と言われていたわけではないか。
首相長男が総務省役員と会食した問題は、総務省関係者は左遷され、長男が所属した会社の社長は辞任の意向を表明し、当の長男は懲戒処分を受けたということだ。しかし、この問題の背後にはその「首相長男」が「この男は<首相>(当時は<官房長官>)の息子だ」という<威光>で君臨していたから、ということは「明白」な事実であろう(誰もがそう思う)。ではスカ首相自身、このような腐敗しきった構造の頂点にあった責任者であることを自覚し、本来ならば「首相の座」を自ら降りるべきだろう。
首相は自分と自分の長男とは「別人格」だと言うが、長男の方は自分が権力者の息子であることを最大限に利用したのだ。自分が首相・総理の座を降りないのならば、そのクソ息子を勘当するぐらいのことはやるべきだろう。