ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-03-10(Wed)

 久しぶりに、夜中に見た夢を少し記憶していた。というか、夜中に目覚めたときに、見ていた夢の内容をかんたんにメモしておいたのだ。メモしてなければ決して記憶していなかっただろうし、メモしてないことはほとんど思い出せない。
 夢はとても奇妙なもので、わたしの知っている人はほとんど登場してこない。ただ、わたしが二十歳ぐらいの頃にやっていたアルバイトの、現場責任者の人が出てきただけだ。今ではその人の名前も思い出せないのだが、その顔だけは思い出すことができた。
 わたしは野球チームの一員で、大きなちゃんとした球場で試合をしている。わたしはおそらく選手ではなく、ベンチスタッフのようだ。笑っちゃうのは試合の対戦相手が相撲取りのチームで、選手は全員薄茶色のまわしを締めて出場している。夢では相撲チームが守備していて、ボールが飛んで来るとそのまわし姿でジャンプしたりしている。しかし、その1イニングに長い長い時間がかかってしまっていて、み~んな試合の途中なのに帰って行ってしまうのだ。「浅野さん」という人の名前だけ記憶している(というかメモしてある)のだけれども、その浅野さんが昔のアルバイトの現場責任者で、どうやらチームの監督らしい。彼もまた、鍵(たしか、とっても奇妙なかたちの鍵だったように思う)を人に預けて帰ってしまう。何の鍵なのかはわからない。それでどうやらわたしが、家に帰ってしまった監督に電話する役割になるのだった。なんとなく記憶しているのはこれだけ。

 仕事からの帰り、「野良ネコ通り」で「殿」の姿を見た。「殿」がいつも休んでいるお決まりのスポット。気もち良さそうに休んでおられるな。

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 わたしがカメラを構えて見ていると、じきにムックと起き上がられて、裏の木立の陰に消えてしまわれた。動作も足の運びも、殿の貫禄であった。

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 今日はスズメの写真もきれいに撮れた。スズメなんてそのあたりにいくらでもいて、ムクドリやハトと共にいちばんありふれた野鳥だけれども、ちょこちょこ動き回るし、小さいからフレームにとらえにくい。いつもたいていピンボケになってしまうのだけれども、今日の写真は今まででいちばんシャープに撮れた気がする。

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 今日も気温はけっこう高く、もうすっかり「春」という陽気。あと一週間で東京でも桜が開花するという報道もあった。今は<緊急事態宣言>が何の策もないまま「とりあえず2週間」継続されているけれども、ほんとうに2週間で<緊急事態宣言>が解除されたなら、そのときはまさに「花見」の時期になるだろう。<緊急事態宣言>が解除されれば皆が今までの「うっぷん」を晴らそうともするだろうし、桜のスポットは人であふれてしまうだろう。皆はアウトドアで宴会を開くだろう。そんな「解除」が可能なのか?
 スカ内閣はただ、「2週間以上<緊急事態宣言>を延長すれば<聖火リレー>が出来なくなり、スカ首相念願の<東京オリパラ>の開催に暗雲が垂れ込めるから、2週間で解除したい」ぐらいのことしか考えていないようにも思えてしまう。現状、昨日今日のCOVID-19の新規感染者数は先週に比べて微増しており、(新規感染者数を少なくするために)PCR検査数をかなり減らしてしまった上でのこの結果である。「いったい何を基準として3月7日から<緊急事態宣言>を延長させたのか」を考えると、そんじょそこらのことでは宣言は解除できないのではないかと思われるし、仮にその「2週間」で解除してしまい、皆がいっせいに「春のイヴェント」に出歩くようになってしまうと、それこそ「第4波」を招くことになるのではないのか。これはもう、はっきりと無能無策のスカ首相、スカ内閣による「人災」であろう。<東京オリパラ>など、とんでもない話である。

 わたしは夕方から「GYAO!」の無料配信映画で、サミュエル・フラー監督の『チャイナ・ゲイト』という作品を観た。「GYAO!」で先月から観ているサミュエル・フラー監督作品の3本目。この作品は1954年のヴェトナムが舞台で、あの「ディエンビエンフーの戦い」のあとの頃を描いた作品ではないかと思う。つまりフランス軍撤退前の、フランス軍の最後の攻勢の話かと(もちろん、この映画で描かれた戦闘はフィクションだろうけれども)。
 しかし、サミュエル・フラーという監督さん、えらく骨太の作品ばかり撮っておられたのだなあと、感銘を受けたわけだった。

 夕食を何にしようかと考え、「まだ冷蔵庫にナスが残っていたはず」と、白菜と豚肉と合わせて炒め物にしようと、冷蔵庫の中のナスを探し出してみるとすでに瀕死の状態になっていて、危ないところで「ご臨終」というところではあった。救出成功、ではあっただろうか。

 夜、ようやっと読んでいた『カモノハシの博物誌』を読み終わったけれども、すでに本の最初の方のことを忘れかけているので、明日にまた最初の方を読み直してみたい。そうしたら次は、上巻だけ読んで放り出してある『ナボコフ伝』にカムバック願うかな(こちらも、上巻の記述はけっこう忘却の彼方に行ってしまっているが)。