早朝に目覚めてリヴィングに行くと、窓の外で雨の降る音が聞こえた。昨夜雨になっていたことはわかっていたが、夜明けの頃までに止んでくれているといいなと思っていたのはダメだった。
仕事に出るときにはけっこう小降りにはなっていたけれども、やはり傘をささなければならなかった。電車に乗って、職場に着いた頃には雨はほとんど止んでいたが。
久しぶりの「仕事」だったけれども、今日はなんだかんだと雑用が多く、忙しい一日になってしまった。疲れた。
仕事を終えて、駅へ行くのにいつものように駅そばの商業ビルの中を突き抜けて行こうとしたのだけれども、ビル内のスーパーマーケット(ココは営業継続中)を抜けたところ、先日全部の店舗が休業になっていたエリアが閉鎖され、通り抜けられなくなっていた。「あらあら」という感じ。
自宅駅から自宅へ帰るとき、また電線にスズメがとまっていて、チュンチュンと鳴いてわたしをからかっている。どうしてもスズメをうまく写真に撮ることが出来ないものな。今日もトライしてみて、けっこうマシな1枚が撮れた。
スズメというのはカメラを向けてファインダーにその姿を捕えたと思っても、すぐに飛び立ってしまう。それにカメラからの距離があるのでズームを効かせて撮影しようとするのだけれども、手ブレこそないものの、シャッターを押すときにカメラが動いてしまって画面に写ってなかったりすることしばしば。実はいちばん撮りにくいモデルさんかもしれない。
帰宅して、夕方になってピンポ~ンとチャイムが鳴った。はて、別に今配達されるような注文品はないはず。こういうのはセールスとかだったりするから、無視した方がいいかな?と思いながら外を覗いてみると郵便局の方だった。「何か市役所からとかなのかな?」とドアを開けると、すっかり忘れていた。しばらく前にイギリスに注文してあったわたしの大好きな画家、ピーター・ブレイクの画集なのだった。海外便は時間がかかるから忘れてしまっていた。
封を切ってみるとけっこう小さな画集で、130ページほど。カラーページも30ページぐらいなのだけれども、けっこう初めて目にする作品も多かったし、何よりも価格が安かったからいいのだ。
実はピーター・ブレイクの作品はたいていの人が目にしたことがあり、それを知れば「ああ、あのジャケットの!」と皆が思い当たるだろう。それは、ビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のジャケットなのだけれども、ま、わたしはアレはあんまし好きじゃなくって、まだまだステキな作品がいっぱいあるのだ。
夕方には「あとちょっと」だった『水族館の歴史』を読み終えた。「さあ、これからは『ジェイムズ・ジョイス伝』だぞ!」と、夜寝るときにページを繰りはじめたのだけれども、さいしょの数ページ、序文と謝辞を読んだところで眠くなり、「明日から本格的に読み始めよう」と寝てしまった。今夜はニェネントはやって来なかったようだ。
それでけっきょく、まだ決定されたというわけでもないが、今の<緊急事態宣言>は5月31日まで延長されるようだ。報道を見ていると、政府高官の誰かが「もう少し経過を見てから決めたいところだが、(現在の終了予定日の)11日になってから延長とか決めるわけにはいかない」などと語っていたという。こんなこと、わずか3週間にも満たない今回の<緊急事態宣言>ならさいしょっからわかり切ったことであり、結果が見えてこないうちに「宣言打ち切り」期限になってしまうわけだ。いったいなぜ「11日まで」としたのか、これは政治責任を問われる問題ではあるとも思うのだが。
スカ首相はこういうとき、毎回毎回毎回毎回同じように「専門家の意見をうかがって」決定したいとのたまい、昨日もまたまた同じセリフを繰り返したのだけれども、スカ首相は本当に、ホントウに「専門家の意見」を取り入れて決定しているのだろうか。とてもそのようなことをしているとは思えない。
また、仮に今回の<緊急事態宣言>の延長が5月31日までにするとして、いいかげん「その根拠」を語ってほしい。その時点で新規感染者が何人ぐらいになることを目標にしているとか、その期限までに病床使用率を何パーセントにしたいとか、そういうことをわたしら国民に伝えないと、またずるずるずるずるとわけもわからずにな~んとなく「やっぱりダメだったね」ということで<緊急事態宣言>が延長されるのであれば、もうそういうのはゴメンだ。
じっさい、今回の<緊急事態宣言>の延長が5月31日までになったとしても、今まさに「変異ウィルス」も拡がりはじめている時期でもあり、わたしなどは「シロート考え」でも、「どんな対策を取っても5月31日ごろというのは<ピーク>になるのではないか」という気がしてならない。そこをピークにしてそれ以降抑え込むような方策を取らなければ、もう日本はとんでもない<パンデミック>に陥ってしまうおそれがあるのではないか。つまり、「5月31日まで」というのは、またまたまたまたスカ首相の「大愚策」になるわけだ。ホントにホントにホントにホントに、いいかげんにしてほしい。
わたしはずっとスカ首相、スカ内閣は<無為無策>だと言ってきたが、もう今の段階ではスカ首相のやることは<愚為愚策>であり、これではもう「何もやらない方がマシなのではないか?」とまで思えるほどだ。とにかくまずは、<東京オリパラ>の中止を決定すること、そこからスタートしてほしい。