ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-05-10(Fri)

 早朝、わたしがまだ寝ているときに、ニェネントくんがわたしの布団の上に跳び乗ってきた。目が覚めてみると、ニェネントくんはわたしの脇(左腕の上だった)で丸くなってまどろんでいるのだった。
 冬のあいだ、わたしが毛布を掛けていたときには毎夜のようにわたしの上に跳び乗ってきたのだけれども、もう暖かくなって毛布もしまっているし、「もうこの季節はニェネントくんがベッドの上に跳び乗ってくることもなくなるだろうな」とちょっと寂しい思いをしていたけれども、意外や意外。こんな季節に、毛布もないのにやって来るというのは初めてのことだと思う。「うれしいね」と思いながらニェネントくんをなでてあげる。
 わたしはまたそのまま眠ってしまい、目覚めたときにはもう、ニェネントくんはいつものキャットタワーのてっぺんに移動していたけれども。

     

 昨日今日と少し気温も低かったので、それでニェネントくんもベッドの上にやって来たのかしらん、とか考えたけれども、そんな冬のような寒さに戻ったわけでもない。

 そういうわけで、この日もあまり気温の上がらない一日になった。とても半袖で過ごせる陽気ではない。
 今日は昼から「ゴジラ映画」連続鑑賞の6作目、『怪獣大戦争』を観た。今回はしっかり宇宙人が登場し、ゴジララドンも地球外惑星まで連れて行かれて、そこでキングギドラと戦ったりするのだ。今観ると、そのSF的描写のチープ感に味わいがあると感じた。

 ゴジラ映画を観終わってもまだ3時をちょっと過ぎたところだったので、昨日は外に出なかったし、ちょっと散歩に出ることにした。また「知らない道を歩こう」ミッションのつづきだが、もうウチの周辺で歩いたことのない道も少なくなってきた。
 今日は近辺のマップを見ると、まだ歩いたことのない南東への道をJRの線路際まで歩くと公園があるようなので、その公園を目標に歩くことにした。

 外は晴天で、ちょうど歩くのに最適の陽気だった。家を出て、「ここから先の道は歩いたことがないなあ」という道を進む。このあたりは南の方へ行けば行くほど新しい家屋が多く、一軒家もアパートもマンションも壁は真っ白だし、ちょっと違う町に来たような気分になる。そしてそのあたりまで行くと、ウチのあたりのクネクネした道ではなくって格子状になっているし、「このあたりは近年になって畑や田んぼを開発して、広い宅地にしたんだな」と想像がつく。
 歩いて行くと右手のマンションのパティオに、見たことのない、南国っぽいでっかい木が生えていた。立派な木だなあ。トロピカル情緒いっぱいだ。しばらく見惚れてしまった(まだこいのぼりがはためいていたが)。

       

 これは帰宅してから調べてみたら「カナリーヤシ(フェニックス)」と呼ばれる木で、カナリア諸島原産。東京あたりが生育の北限のようだ。
 その先を少し歩くと、いちおうこの日の目的の公園にたどり着いた。特に植え込みとかの美しい公園ではなく、芝生もなくグラウンドとして整地されていて、そのときはもう学校も終わった時間だったので、小学生たちがサッカーをやっていた(「ボールで遊ばないように」との掲示板があったけれどもね)。ベンチもないし、わたしなどが来てまどろめるような公園ではなかったな。
 今日の探索はこれでおしまい。帰りはまた違う道を歩こうと東の方に足を向けたけれども、その東の道をしばらく行くと、このあたり特有の「クネクネした道」になり、建物も古くなった。こういう道を歩いていると、思いもかけない方向に進んでしまうわけで、そのうちに自分の知っている道に出たけれども、それはウチから離れたとんでもないところだった。

 ぐるんと遠回りして帰宅。30分ぐらいの散歩だった。帰宅すると郵便受けに先日注文してあった『マタンゴ』のDVDがもう届いていた。早い到着だったなあと開けてみると、注文したときは「中古」ということだったけれども、ただ「帯」がついていないだけの新品美品だった。中にはきれいな8ページの解説書もついていた。

       

     

       

 観たい作品だったし、ちょうど今観ているゴジラ映画と製作年代もほぼ同じなわけだから、さっそくこのDVDを観るのだった。
 ‥‥う~ん、これはやはり「傑作」だろう。大満足である。「映像特典」も「オーディオコメンタリー」もついているので、明日ゆっくり観てみようか。