ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-04-05(Fri)

 桜の花も咲き、ずいぶんと暖かくなって来て「もうストーブもいらないか」と思っていたのだが、今日は逆戻りして寒い日になった。ストーブ、使ったよ。
 桜の花が咲き始めてから気温が下がると、桜の開花が長くなる。いちばんの「お花見日和」はあしたあさっての週末ではあるだろうけれども、少し桜の開花の遅いこのあたりでは、来週末もまだ「お花見」ができるだろうか。

 昨日、映画を観に行くので駅まで歩いたとき、駅への道の途中にある神社の桜もずいぶんと咲き始めていたのを見たのだけれども、その光景を見ると、わたしがこの地に転居して来た7年前のことを思い出すのだった。
 わたしがこの地に引っ越してきたのは2017年の4月12日のことだったが、その年も桜の開花はかなり遅く、わたしは引越しの運送トラックとは別に、ニェネントくんにペットキャリーに入ってもらって電車を使ってこの地にやって来て、駅から新居へと歩いたのだった。そのときこの神社の前を通りかかったのだけれども、桜の花はその盛りは過ぎていたとはいえ、まだまだ咲き誇っていたのだった。わたしは神社の前でひと休みして写真を撮った。ニェネントくんは「どこへ連れて行かれるのかなあ?」と、不安でにゃあにゃあと啼いていたっけ。そのときの写真。

     

 予想した通りに今日は外に一歩も出なかったし、自分のことで書くこともないので、昨日のことを書こう。
 「ふるさと公園」へ行こうと駅から歩いたとき、近くの公園のそばで「サビーネ」に出会った。

     

     

 先日出会った「ノラ・ミャオ」とこの「サビーネ」、棲む地域はかぶっているのだけれども、お互いの「縄張り意識」はあるみたいで、決していっしょに群れたりはしないようだ。
 今まで出会った他の場所の野良たちは、けっこう2匹いっしょに並んでいたりして「友好的」に見えたけれども、こちらの「ノラ・ミャオ」と「サビーネ」、どちらも美猫だし、けっこうライヴァル意識が強いのかもしれない。

 昨日の「ふるさと公園」、やはりオオバンたちばかりが目立ったが、先日「巣作りを始めるか?」と思ったコブハクチョウ、もう「巣ごもり」を始めているようだった。毎年この場所を「巣」にしているので、あらためて「巣作り」にせいをださなくっても、すぐに「巣ごもり」ができるんだろう。これからはいつも、ここにコブハクチョウが営巣している姿が見られるようになる。

       

 この日は午後から、先日途中まで観ていた、ニール・ジョーダン監督の『探偵マーロウ』をさいしょっから観直した。エンディングはいかにもニール・ジョーダンらしい爽快さがあったと思うが、「探偵モノ映画がこ~んな展開でいいの?」っていう気もした。

 報道で先日、都内で「FREE GAZA」というメッセージを「落書き」していたという男性が逮捕されてたとのこと。
 思ったのは、彼が描いた「落書き」というのも「ステンシル」を使ってのモノだったらしいのだが、一方でBANKSYがステンシルで描く「反戦メッセージ」が歓迎され、ダイレクトに「FREE GAZA」と描いたメッセージは「落書き」として検挙されてしまうのだ。もしもその「FREE GAZA」と描いた人物が、そのメッセージといっしょに何らかのイラストを描いていたなら「ストリートアート」として「落書き」とはみなされなかっただろうか、などとは思ってしまったのだった。
 BANKSYは「有名作家」だから、どこで自作を発表しても許されるどころか賛美されるが、無名の某君がやると「犯罪」なのか。

 イスラエルはいよいよトンデモないことをやるようになっていて、ガザで「食糧支援」を行っていた国際NGОのメンバーの乗ったトラックを爆撃し、NGO職員7名が亡くなられたらしい。「非道」とはこのことで、これだけの非人道的行為がこの現代に行われているということに、絶望的な気分になってしまう。
 「FREE GAZA」というメッセージはまさに今、正当なものであろう。

 夜にはニェネントくんもわたしの寝ているふとんの上に跳び乗ってきて、わたしが寝てしまうまでいっしょに横にいてくれた。これもニェネントくんも「寒いねえ」と感じていたからだろうね。
 この夜は、1ページも本を開く気にもならずに寝てしまい、相変わらず精神的には(肉体的にも)不調だね、という感じだ。