ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-03-27(Wed)

 夜中に目覚めてトイレに立ち、ベッドに戻ろうとしたら、カーテン越しに外に明るい光が見えた。
 そうだ、そういえば昨日とかは「満月」なのだったなあと思い出し、カーテンをめくって夜空を見上げたら、きれいな月が明るく浮かんでいた。
 昨日は雨も降っていたけれども、日が暮れてから雲も去って、こんな美しい春月夜が見られるようになったのか。やはり写真を撮っておこうかな、などと思ってそのままカメラを手にして、窓越しに月にカメラを向けたけれども、窓ガラスに室内の明かりが反射してうまく撮れない。
 それでリヴィングへ移動して、窓を開けてカメラを向けてみた。この夜は何だかうまくは撮れなかった。三月の満月は「Worm Moon」、春になって虫たちの幼虫がうごめき始め、地上に這い出してくる季節の月なのだという。

       

 「窓を開けるとニェネントくんがやって来て、窓の外に跳び出してしまうかもしれないんだよな」とは漠然と思っていたのだけれども、写真を撮っていたときに、その「まさか」が起こってしまい、わたしの足元からニェネントくんが外へ跳び出して行ってしまった。
 「いやあ、この真夜中に困ったなあ」とは思ったけれども、わたしの考えでは、今のニェネントくんはウチから遠くへ行ってしまうこともなく、せいぜい2~3分で部屋に戻って来るはずなので、窓を開けたままで戻って来るのを待つことにした。
 しばらくしたら、ウチの前をニェネントくんが右から左へ走って行くのが見え、「ずいぶんと浮かれてるなあ」と思う。「今日はこのぐらいで戻ってもらおうか」と、わたしも外に出ることにして、道路の側からニェネントくんがいるあたりに歩いてみた。ニェネントくんは「あ、イヤなヤツが来た!」と、部屋に戻って行くはずなのだ。
 予想通りにニェネントくんは部屋へと跳んで戻り、彼女の短かいアヴァンチュールもこれでおしまい、ではあった。楽しかったかい?

     

 ニェネントくんはそうやって元気いっぱいだけれども、わたしはやはり今日も不調だった。こういう「何もやる気がしない」とかいうのは、一種の「鬱状態」なのだろう。外を歩いたりすればけっこう元気になることはわかっているし、今日は久しぶりにいい天気だし、「ふるさと公園」へ歩いてみるといいだろうな、などと思うのだが、「出かけるぞ~!」ということへの、気分の切り替えがなかなか出来ない。
 それでも「このままでは一日不調なままになってしまう」と、ニェネントくんへの夕食を出してあげた3時半ぐらいになってようやっと出かける気分にもなり、「ニェネントくん、わたし、出かけてくるからね!」とあいさつしてから家を出た。

 外は青空が拡がっていて、気温もけっこう高かった。そもそもこんな時間に外を歩くこともないので、辺りの「影」のつき方がいつもと180度違うというか、ちょっと新鮮な気分だった。
 「ふるさと公園」に着いても、この時間だとイヌを散歩に連れている人が多かった。5匹ぐらいのイヌとすれ違った。みんなかわいい。
 風景の見え方も天気のせいだろうかいつもと違う感じで、下の写真もいつも歩く道からの写真だけれども、奥に見えるのは「手賀沼」、そして手前が「ふるさと公園」の中の池。どこか広々として感じられる。

     

 でもこの日は、水鳥たちの姿はあんまり見られなかった。今はオオバンたちがいっぱいいて、その他はカルガモカップルとか。

     

     

 帰り道にネコにも出会ったけれども、そのことは明日書こう。駅前のスーパーに立ち寄って、今までに買ったことのないラーメンの生麺を買って帰った。帰宅して夕食にそのラーメンをつくって食べたが、なかなかに美味しかった。もう一食分残っているが。

 今日は映画など観ずにベッドへ行き、ハイスミスの『リプリーをまねた少年』の続きを読む。どうも新しい本の出だしはなかなか読書がはかどらず、この夜もあまり読めなかった。乗ってくれば一日に50ページぐらい読めるようになるのだけれども。