ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-04-16(Sat)

 今日は決めていた通り、日比谷に『スパークス・ブラザーズ』を観に行く。映画の上映は13時20分からだから、11時ぐらいに家を出れば12時半ぐらいに映画館に着き、それでチケットを買ってそのあたりで昼食を取ったりしていれば、頃合いとしてはちょうどいいことだろう。ニェネントくんは「お留守番」だけれども、そんなニェネントくん用に「サーモンの刺身」を買ってあったので、ニェネントくんのお皿にサーモンを切って出してあげてから家を出る。

 駅へ行くのにいつもとちがう道を通ったら、道沿いのマンションの入り口から小鳥が飛び出して来て、そばの電線にとまった。その鳥を見ると、それはどうやらツバメみたいだった。クチバシに枯れ草みたいなのをくわえている。

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 そのツバメが出て来たマンションの入り口のところを見ると、そこにツバメの巣があるのがわかった。

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 そうか、今はツバメもまた「子づくり」のシーズンに突入する。この枯れ草をくわえたツバメは、その巣をメンテナンスするところだったのだろう。そこにわたしが通りかかったので、警戒して待機しているのではないかと思った。
 じっさい、わたしがそこから離れると、そのツバメはすぐに巣のあるところに飛び込んで行った。余計な警戒をさせて申し訳なかった、というところだ。

 コブハクチョウも今は巣で卵を温めているし、スズメたちもカップルをつくって巣づくり。そしてツバメもまた巣づくりだ。このあたりで毎年、チラッとツバメが飛んでいる姿は見ていたけれども、こうやって営巣しているのを確認したのは初めてだ。ときどきこの道を歩いて、そんなツバメの巣を眺めてみようと思う。

 電車に乗って、1時間ほどで日比谷に到着。映画館に行って、また最後列で座席を確保。開場まで30分ほど時間があるので、コンビニでサンドイッチなどを買って、あたりのベンチにすわっての軽い昼食。いちいち食堂とか入るより、こうやって開けた外のベンチにすわってパンとかを食べる方が、気もちも安らぐ。
 この日比谷の映画館のあたりにはずっと遊歩道があり、そこにたくさんのベンチが並んでいるからいい。わたしが雨の昨日に映画を観るのをやめたのは、雨のせいでそんなベンチにすわって軽く食事したり出来ないことも理由だった。

 開場時間も過ぎて、映画館へ行く。思ったよりもお客さんの数が多い。「スパークス」などというバンドにそこまで人気があるとも思えないし、監督のエドガー・ライトってそんなに人気あるのだろうか? 配給会社の宣伝が成功したということだろうか?

 映画、始まる。2時間を超える作品だったけれども、けっこう楽しくって、「あららら」という間に終わってしまった。楽しかったから、もう一度でも観たい感じ。

 映画館を出て、メトロの駅へと日比谷公園沿いの道を歩くと、北の方の空には黒い雲がかかっていた。このところ天候も不安定。まだまだ「春空」という感じでもないのだな。

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 メトロに乗って自宅駅に着くともう4時半を過ぎている。夕暮れ近い空には、やはり黒い雲がかかっていた。

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 「野良ネコ通り」を歩くと、またまた車の上で「ハナクロ」くんが気もち良さそうに休んでいる姿があった。

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 それでしばらく歩くと、道沿いの小さな畑に動物の足跡がつづいているのが見られた。
 この道はだいたい毎日歩いていて、一昨日にはこんな足跡はなかったはずだ。おそらくは昨日の雨でぬかるんでいる土の上を、ネコが横断して行った跡だろうと思う。

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 いつもの跨線橋を越えてしまうと、普段こちら側にはネコはめったにいないのだけれども、この日はネコがいた。もちろん初めて出会うネコだけれども、いっしゅん「ヒゲ殿下」なのかと思ってしまった。
 毛並みも似ているし、目の色も同じなので、ひょっとしたら「ヒゲ殿下」と血のつながった「同族」なのかもしれない。このコのヒゲは、「ちょびヒゲ」だ。耳はカットされていないようだ。かわいいぞ。

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 家に帰ると、(あたりまえだが)ニェネントくんのお皿に盛ってあげたサーモンは、きれいになくなっていた。時間的にニェネントの夕食時間もとうに過ぎているので、「ゴメンね」、とネコ缶を出してあげる。ニェネント、がっつく。
 この日は、楽しい映画『スパークス・ブラザーズ』を観ることが出来たし、自分の気もち的にも、ゆったりとした一日になったと思う。