ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-01-28(Sun)

 朝9時ごろ(正確には8時59分)、下から突き上げるような揺れがあった。地震。ちょうどそのときわたしはTBSの「サンデーモーニング」を見ていて、スポーツコーナーで卓球のヴィデオを放映していたのだけれども、アナウンサーが「今揺れています、地震です!」と伝え、ヴィデオは中断してカメラはスタジオからに切り替わった。アナウンサーは「上から落ちてくるものに気を付けて下さい。頭を守って下さい」と語ったが、ちょうどそのとき、わが家では棚からDVDのケースが落下してきた。
 揺れはすぐに収まったが、それなりに大きな揺れだったので「どこかで大きな地震が発生したんじゃないだろうか」と思って、テレビのチャンネルを変えてみた。NHKもちょうど9時で番組の切り替わる時間で、特に地震についてのアナウンスがあるわけでも、テロップが出るわけでもなかった。他の局はみ~んなコマーシャル真っ最中。元のTBSを見ると、東京23区と神奈川東部で震度4、その他埼玉、千葉、茨城で震度3だったというテロップが出ていた。震源地は珍しく東京湾だったという。
 まあNHKその他の局では「大した地震ではなかった」という判断だったのだろうけれども(じっさい、スマホにも「地震警報」は鳴らなかった)、日曜日の午前中、わたしなどは(瞬間の揺れで終わったとはいえ)それなりの揺れだったとは思い、「他の地域はどうだったのか、震源地は?」ということは知りたいと思ったので、TBS以外のテレビ局がテロップすら流さなかったというのは意外というか、東京の直近での地震だったというのに、せめてテロップ情報ぐらい流すべきではないか、とはと思ったのだった(最大震度4ならばテロップ流していいのでは?)。
 また、TBSの「頭を守って」と語ったアナウンサーは、元日の能登地震の際のNHKアナウンサーの「津波が来ます! 今すぐ逃げて!」という呼びかけのことも頭にあったのかもしれないけれども、わたしは「いい呼びかけ」だったのではないかな、とは思った。

 昼前に北のスーパーへ買い物に出かけたが、家を出てすぐにわたしの目の前の道のところに黄色いものをくわえた鳥が飛んできた。飛んで行った方を見てみると、塀の向こうの石灯籠にその鳥がとまっていた。おそらくは「ヒヨドリ」だろう。くわえているのは潰れた柑橘類の破片のようだった。うまく写真も撮れた。

     

 あとで調べたら、じっさいにヒヨドリは花の蜜や果実が好物だということがわかった。「ヴィーガン」じゃなくって、虫も食べるらしいが。
 スーパーでは「白米」がセールで安く売られていて(最新のチラシもネットでチェックしていたけど、「白米」のことは載ってなかった、と思う)、「これは買っておかないとすぐに売り切れちゃうから」と、予定していた水のペットボトルとか買うのをやめて、その「白米」を買って帰った。

 今日は大相撲の千秋楽。とにかくは今日まで横綱照ノ富士、関脇の琴ノ若とが二敗で並び、大関霧島が三敗で追うというかたちで、琴ノ若は翔猿との対戦で結びは照ノ富士と霧島との取り組み。まず琴ノ若が負けて、さらに霧島が照ノ富士に勝てば3人が三敗で並び、巴戦による優勝決定戦。霧島が照ノ富士に負ければ照ノ富士の優勝になる。
 さらに、琴ノ若が勝てばそこで霧島の優勝はなくなり、照ノ富士が霧島に負けてしまえば琴ノ若の優勝、照ノ富士が勝てば琴ノ若と優勝決定戦になる。もういろんな可能性があるわけで、霧島にもまだ優勝の可能性が残っているという面白い展開。
 まずは琴ノ若が翔猿に勝って、ここで霧島の優勝の目は消えた。それで気落ちしたのか、霧島は照ノ富士との対戦でもかんたんに寄り切られてしまい、「ひょっとしたら霧島に横綱昇進の話が?」という可能性もすっかり消えてしまった。
 それで琴ノ若照ノ富士とで「優勝決定戦」。取組みの前の琴ノ若の気迫のこもった表情が印象に残ったが、いやあ照ノ富士は強い。とてもケガだらけで先場所も休んでいたとは思えない力強い相撲で、琴ノ若を相手にしなかった。
 あとで照ノ富士は「(巴戦になることを考えて)今日は3番取るつもりだった」と語ったというけれども、元気ではないか。いつだったか、一日に2番は取れないと考えたのか、優勝決定戦で格下の平幕力士に立ち合い変化を見せて勝ち、大ブーイングを浴びた大関がいたけれども、大きな違いであった。優勝賜杯を受けたあとの場内でのインタビューも、ユーモアを交えてなかなかに素晴らしい受け答えだった。
 今日はそんな「優勝の行方」のほかにも、宇良がアクロバットのような「伝え反り」という珍しい技を見せて勝ち、満場の喝采を浴びていたし、見ごたえのある「千秋楽」だった。
 この日は大相撲だけでなく、その前に中継していた「全日本卓球」の決勝戦もまた、「卓球の歴史に残る名勝負」だったということだった。

 それで今日は映画も観ず、本も読まずに寝てしまった。