ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-12-29(Thu)

 引きつづいてこの夜もまた、奇妙な夢をみてしまった。この夜は文学者が登場したわけではないが、変な夢ではあった。目覚めたときには「こんな夢だった」とおおまかに記憶していたのだけれども、あまりに妙な夢だったせいか、起き出して朝食食べたりしているうちに、すっかりどんな夢だったか忘れてしまった。まあそれはそれでしょうがないことだ。

 ニェネントくんは元気だ。夜、わたしが寝ている布団の上に跳び乗って来て、わたしがニェネントくんの頭やからだを撫でてあげると、のどをゴロゴロと鳴らして喜んでくれる。ご飯も以前のように毎回完食するようになったし、もう手術あとを見なければ、「以前と同じ」元気なニェネントくんだと思える。あと6日で抜糸。エリザベスカラーもそれまで辛抱してもらおう。

 昨日、タモリがゲストだった「徹子の部屋」を見逃がしてしまって残念な思いをしたのだったが、今日あきらめずに検索してみたら、GYAO!でいくらでも見れるのだった(あと4~5日のあいだらしいけれども)。
 それで視聴してみたのだけれども、こうやって椅子に座っているタモリをみると、実はわたしのオヤジにけっこう似ているのでびっくりしてしまった。眉から目にかけての感じ、鼻から口周辺にかけての皺など、ウチのオヤジによく似ていた。
 わたしは前にちょびっと書いたことだが、実は自分の父親のことが大っ嫌いで、自分の容貌が父親に似てくることをいちばん恐れていたのだった。まあまだまだわたしよりも今のタモリ氏の年齢は相当に上で、それが父の後年の容貌に似てると思ったわけで、わたしが今後どんな風に父親の風貌に似て来てしまうかわからないが、今のところは父の顔の特徴とは異なる「老い方」をしているようにも思え、けっこう「ホッ」としているところではあるが、こういうところでタモリ氏の姿が父親に似ていると思ってしまうのは、ちょびっと苦しいことだった。
 この「徹子の部屋」で面白かったのは、タモリ氏がずっと朝食に「おきゅうと」を食しているという話で、これはわたしもタモリ氏と同じく福岡県の生まれなので、「おきゅうと」のことは記憶に残っているのだ。まあ東京に出て来て「おきゅうと」が売られている現場に出会ったことはないし、おそらく福岡県以外、日本中のたいていのところで出身された方は、「おきゅうと」などというものをまったく知らないことだろう。
 というか、わたしとても「おきゅうと」の名まえこそ記憶しているものの、「はたしてどんな食べものだったのか?」という、しかとした記憶はもう失せてしまっている。まあぼんやりと「ところてん」みたいなものだったろう、という記憶しかない。
 しかし、番組の中でタモリ氏は、朝には「おきゅうと」を売り歩く屋台が町を周回していたものだと言っていたが、実はわたしはおぼろげながら、この「おきゅうと売り」の売り子が町を回っていたのを憶えている。
 まあこの日は、その「徹子の部屋」のおかげで変なことを思い出してしまった。

 一昨日注文してあった、ニェネントくん用のおもちゃ「ぐるぐるタワー」が、昨夜にもう配送されていた。かんたんに組み立てられるので組み立ててみた。
 下の部分は丸いボールをぐるぐる回して遊べるようになっていて、上の部分のてっぺんの透明なボールの中には「カリカリ」が入れられて、ネコくんが、この上のタワーにじゃれて振り回すと、その透明なボールに開いている穴から「カリカリ」が外にこぼれ、ネコくんは「おおお! おやつが降って来た!」と喜ぶらしい。
 う~ん、どうも性格がシニカルなニェネントくんが夢中になるようにも思えないところがあるが、置いておけば意外と遊んでくれるかもしれないな。

     

 ニェネントくんが元気になったのに、わたしももうちょっと元気にならなくっちゃいけないと、夕方から無料配信の映画『大怪獣ガメラ』を観た。
 ま、いろいろ言いたいことがないわけでもないけれども(改めて別に書くだろうが)、こういう正体不明の「巨大生物」が暴れる映画というのは、自分の中にそういう「大怪獣」的なスピリッツがあるせいなのか、けっこう見ても元気になれるようだ。
 ちょっとずつ読み継いでいる『物語 世界動物史』の上巻は、実はもう残り20ページも残っていない。まあ年内には読み終えられることだろうと思う。そのあとはいきなり下巻に行かず、読みたいのをガマンしている『パリが愛したキリン』を先に読もうと思う。