ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-02-23(Wed)

 夢をみた。わたしは広くて明るい体育館のような場所で、並べられたパイプ椅子に座ってジャズのライヴが始まるのを待っている。どうやら夜ではなく、昼間のようだ。わたしのとなりには昔の友だちのEさんがいる。いつしか舞台ではビッグバンドの演奏が始まる。けっこうダラダラとした感じだ。
 いつかわたしは外に出て、古本屋を覗いている。またまたその古本屋の店舗は、いつものわたしの夢に出てくる造りになっている。いったいこの、わたしの夢に毎回出てくる建物の造りは、何の記憶なのだろうか。
 その古本屋で、わたしは美術書を見ている。棚に「60年代美術」に関する本が集められていて、興味を惹かれる。古本屋の入り口に無造作に段ボール箱が置かれていて、その中にレコード盤が詰め込まれている。そこに銀色の箱のボックスセットがあり、わたしは「あれはわたしが欲しているボックスセットだ」と思っている。目覚めてから思えば、その銀色のボックスセットは昔持っていたフランク・ザッパのボックスセットだと思い当たるのだが、夢の中でわたしは、そのボックスセットは「オールディーズ」のボックスだと思っている。
 その古本屋に、巨大な「やっとこばさみ」のようなものを持った男がやって来る。彼は「手品師」で、その「やっとこばさみ」の先から美しい火花を散らす手品をやるらしいのだが、うまくいかないらしい。そこでその手品をやってみせるのだけれども、「やっとこばさみ」の真ん中から赤い火花が飛び散り、とても美しかった。「うまくいってるじゃないか」という感じだった。
 脈絡のない夢だが、目覚めて忘れてしまった話がいろいろあったと思う。

 この日は「天皇誕生日」で休日だ。「天皇誕生日」は天皇が交代するたびに変わるので、いつも「えっ?」という感じがする。朝は寝坊しようと、スマホのアラームが鳴ってもすぐに止めて寝つづける。ニェネントくんがベッドに跳び乗ってきて、わたしが目を開けるとニェネントくんの顔がまさにわたしの目の前にある。朝ごはんが欲しいのだ。
 それでもそんなニェネントくんを無視して、6時ぐらいまで寝た。起き出して「おはよう、ニェネントくん!」といつものようにニェネントくんに声をかけ、朝ごはんを出してあげる。わたしの一日も始まる。

 しかし、昨日の「燃えないゴミ」不収集の一件があり、心は浮き立たない。というか、何もやる気がしない。ぐだぐだと時をやり過ごしながら、見てるわけでもないテレビはつけっぱなしにしてある。昼近くになってチャンネルをあちこち変えていると、「カラーの筆ペン」を使って絵を描きましょうという番組をやっていた。いくつかの「カラー筆ペン」による作品が映されるのだけれども、それが驚くほどに「下手」だったのでびっくりしてしまった。その下手な絵を描いた人が「講師」だか何だからしく、番組の中で絵を描く「司会者」らしい人物の作品を評する(エラそうに、という感じだ)。その講師の作品もまた出てくる。ドイヒーである。これは強烈だったな。あ~んな絵を描いていても「講師」ヅラして、自分と大して変わらない司会者とかの描いた絵を評価する。まいったな。人生いろいろだな。
 でも、その「カラー筆ペン」というものは手軽にちゃっちゃっと絵が描けそうだし、Amazonとかでチェックしてもけっこう安いのだ。ちょっと自分でもその「カラー筆ペン」を注文して、「絵」でも描いてみようかな、などと思うのだった。

 昼からは「こういう日は本でも読もう!」とベッドに寝転がって、この頃読まないで放置しっぱなしの本、『鳥の生活』を読む。「鳥はいかにして雛を育てるか、雛の成長にはどんだけ過酷な試練が待ち構えているか。」、なんて大変なんだ!と思っているうちに、やっぱり「午睡」モードになってしまった。「チャンス!」とばかりに、ニェネントがわたしの胸の上にマウントして来る気配がある。

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 けっこう長い午睡になり、目覚めたときは「夕食、どうするね?」という時刻だった。炊いたごはんもないので「どうしよう?」とか思い、けっきょくごはん抜きで「白菜とブロッコリーのクリーム煮」をつくって夕食にした。どんだけブロッコリーが好きなんやねん、とは思う。

 そんな夕食のあとはまたベッドに横になり、『鳥の生活』の続きを読んだ。ついに、「鳥はいかにして食糧を手に入れるのか?」という章に入った。しかし、情報量の多すぎる本だ。