朝はゆっくりと起きて、朝ドラの「カムカムエヴリバディ」を見る。深津絵里とオダギリジョーとの共演、そして二人のマジなラブシーンという展開（ここにドラマでは市川実日子も絡んでいる）で、「これが早朝から普通に、毎日のようにテレビで放映するドラマか！」という感じの感銘（オダギリジョーの表情、深津絵里の手の動きがヤバい！）。
それで２年前に入院していた病院へ、今の状態を診てもらいに出かける。家を出るときに、ニェネントくんがキャットタワーの上で外を見ている様子だったので、ぐるりと大回りして外の駐車場のスペースを歩くと、ニェネントくんが窓から外を眺めている姿が見られた。内斜視（寄り目）でかわいい。ニェネントに手を振ってみたけれども、ニェネントは無反応だった。
しばらく駅への道を歩くと、電線に何羽かの鳥がとまっているのが見えた。スズメよりは大きく、多分コマドリだろうと思ってカメラを向けて撮影してみた。やはりコマドリだった。
駅から電車に乗り、わたしはここで乗る電車のことでミステイクしてしまい、いちばん前の車両のいちばん端っこの席に座ったのだけれども、その車両はその時間「女性専用車」だったのだ。わたしは「なんだか女の人ばかりだなあ」とは思っていたけれども、その電車から降りるときまでまったく気づかなかった。ヤバい。気恥ずかしい。ごめんなさい。悪気はなかったのです。
まず、病院へ行く前に「合鍵」の件を始末してしまおう。合鍵をつくるのに時間がかかるようなら鍵を預けて病院へ行き、診察が終わってから受け取りに行けばいいと思い、その病院から歩いて１０分ほどのところにあるはずの「合鍵屋」を探す。スマホのマップでみても、どこか裏道にあるようでよくわからない。歩いていたら交番があったので、交番のお巡りさんに場所を聞いてようやくわかった。
行ってみると、「ウチは＜鍵＞のプロフェッショナルです」みたいな感じのスポットで、「この合鍵を」と鍵を手渡すと、壁にかけられた百種類以上ありそうな合鍵のマスターから、即座に「コレだね」というのを取り出され、まさに「あっという間に」２分とかからずに、２つの合鍵をつくって下さった。料金も安く、「プロだねえ」というところだった。
病院。受付けで「整形外科」と「脳神経外科」との診察を受けたいとの話をし、前に入院していたときの診察券を提示。まずは先に「整形外科」の診察を受け、そのあとに「脳神経外科」の診察ということになる。「整形外科」で担当医に症状を話し、Ｂ１階の別セクションでＣＴスキャンを受け、また担当医のところへ戻る。
結果、「肋骨」ではなく、真ん中の「胸骨」が折れているというか、横にヒビが入っているのだった。しかし入院の必要も、特に治療することもないといい（まあ場所が場所だけに、治療するとなると大ごとになるだろう）、いちおう「一ヶ月経ったら経過を見ましょう」ということ。
ま、これからも痛みはつづくけれども、そこまで憂慮することもないということ。一安心。
次は「脳神経外科」。こちらもまたＣＴスキャンで、さっきは胸のスキャンだったけれども、こんどは頭部のスキャン。こちらもすぐに結果がわかり、まったく「慢性硬膜下血腫」の心配はないということだった。
二つの科での診察でけっこう待ち時間などかかり、途中で昼になってしまったので、病院内のコンビニでサンドイッチとドリンクを買い、待ち合わせのスペースで食べたのだが、そのスペースに「現在のコロナ禍のため、院内での飲食は禁止とさせていただきます」と書かれていた。あらら。ごめんなさい。陰に隠れるような場所だったからそんなに人に見られてないと思うし、誰にも注意されなかったけれども、不注意でした。すみません。悪気はなかったのです。
しかし、とにかくは「入院」などということは妄想、「通院」ということでもないので（まあ一ヶ月後にはまた行くが）、ホッと一安心ではある。よかった。
帰りに駅前のスーパーに寄り、しばらく禁酒していたのを破ってウィスキーを買い、乗り換え駅の改札の外にある書店に立ち寄って、前から注文しようと思っていたシャーリイ・ジャクスンの『日時計』を注文。店内を見ていたら新刊で金井姉妹（金井久美子＆美恵子）の鼎談集（実は４０年以上前の「話の特集」に連載されていたモノ）があったので、買って帰る。
帰宅して、「健康で良かったね！」ということで、金井姉妹の「毒舌」（まあ４０年前の金井姉妹はまだまだ、そこまで「毒舌」でもないのだけれども）をおつまみに、グイグイとウィスキーを飲む（ウィスキーをグイグイ飲んではいけないが）。
