ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-01-06(Thu)

 この朝は今期最低気温の寒さになった。スマホで見る「今日の天気」では、このあたりの朝の気温はマイナス5度などと書かれていてわたしを脅しつける。そして、昨日の予報では今日は「雪になるかも?」などと言っていたのだが、「かも?」ではなく、どうやらほぼ確実に南関東一円で雪になりそうである。
 朝見た予報では雪が降り始めるのは午後になるといい、ひょっとしたら積もるかもしれないという。

 午前中から空はグレーに沈んでいて、いつ雪が降り始めてもおかしくはないというような天候。そしてじっさいにわたしが仕事を終えて外に出たとき、細かい雪が空から落ちて来はじめていた。予報よりも早い降り始めだな。
 仕事場から駅への道、いつもとは違う道を歩いてみたのだけれども、駅の近くに来てみると、そのそばの植え込みのところの欄干の上に、見たことのないけっこうデカい鳥が留まっているのだった。

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 けっこう近くを人々の往来があって落ち着かない場所だと思うのだけれども、この鳥は平然としている。そして、歩く人たちもすぐそばにこ~んな鳥がいることに、まるで気づかないようだし、わたしもゆっくりと撮影することができた。
 この鳥がいた場所は、夏にアオサギがいるのを見たところでもあり、こんな都心だけれども意外と、ココはこんな野鳥たちの「休憩所」になってるのかもしれない。

 先にこの鳥のことを書いておくと(実は時系列通りに順番に書くとこのあとに大雪になってしまうのだ)、帰宅してパソコンでこの鳥を調べてみて、「ゴイサギ」の幼鳥だということがわかった。この幼鳥は羽根の白い斑点が特徴的で、それが「星」に見えるところから「ホシゴイ」とも呼ばれるらしい。幼鳥とはいっても、成鳥の羽根の色になるには2~3年かかるという。今日わたしが見た幼鳥は、ネットに掲載された写真と見比べた感じでは体型など成鳥に近いようで、つまりもう2~3歳になっているのかもしれない。
 わたしは初めて見る鳥だけど、Wikipediaで読むとなんだか上野動物園で繁殖しているという話もあり、ペンギン舎に入り込んでペンギンのエサを食べちゃって、動物園では迷惑しているという。けっこう東京ではありふれた野鳥らしい。

 さて、「雪」である。自宅駅に到着してみると、もうガンガン降りつづいていて「こりゃあ積もるな」という感じ。じっさい、ウチのそばまで来るとうっすらと地面も白くなっているし、植え込みの葉も白くなり、ほとんど「雪景色」になっていた。

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 帰宅してテレビをみると、「すっごい雪ですよ~!」大特集みたいになっていて、もう時間も2時とかになると都内はどこもかしこも雪が積もり始めている。じきに、ウチのあたりもすっごいことになってしまった。
 そもそもの気温が低くって、地面もすっかり冷え切っているところへの雪だから、地面で融けてしまうということもなく、じゃんじゃん積もるのだ。

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 ニェネントくんも、キャットタワーの上から、外に降る雪を眺めている感じだ。

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 さて、こうなってしまうと、明日の朝の出勤が大変だ。すでに夕方のニュースでは、雪ですべってころんで救急搬送された人たちのことが報道されているのだった。わたしはそんなことになりたくはない。
 まずは駅まで歩く経路をどう取るかという問題がある。このあたりはけっこう高低差のある地形なので、坂道が多い。「雪の坂道」は危険だ。まだ登り坂は自分自身が前に重心をかけるからいいのだが、下り坂はそもそも重心を後ろにかけがちなので、足が滑るとかんたんに後ろに転倒する(ムリして前に重心をかければ、かんたんに前につんのめる)。
 わたしが毎朝駅へと向かう道は、途中にけっこう長い下り坂があって危険だ。その道はパスして、昔使っていた国道沿いの道を選んだ方がいいだろう。
 そして「靴」の問題もある。普段履いている靴は底にそんなにデコボコがなくってヤバい。ちょうど、以前仕事で使うつもりで買ってあった作業靴がウチに置いてあって、コレはサイズがちょっと小さくて足が痛くなったので使うのをやめていたのだけれども、一日ぐらいなら我慢はできる。明日はその作業靴で出勤しよう。そんなあいだにも、外はいっそうにスゴいことになってしまっていた。

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 明日のことも予定が立てられたので寝る。このところ、寝るときにはずっと「Grateful Dead」を聴きながらだったのだけれども、この夜はちょっと気分を変えようと、昔「ウイークエンド サンシャイン」でSandy Dennyの特集をやっていたのをエアチェックしたMDを聴くことにした。実はこのときの放送ではわたしのリクエストが取り上げられていて、番組中でわたしの名前が読まれ、わたしのリクエストのコメントも長々と読みあげられていたのだ。今聴くと気恥ずかしい。そんな彼女の曲を、ここにもリンクしておこう。

 彼女の名は日本ではあまり知られていないけれども、まさに「イギリスを代表する女性歌手」であったわけで、もっともっと、さらなる活躍が期待されていながらも、1978年に階段で転んで頭を強打して亡くなられてしまった。まだ31歳だった。階段で転んだというのも単なる事故ではなく、この時代の多くのロック・ミュージシャンの「職業病」というか、彼女のアルコール依存、自暴自棄な精神の結果といえるようだ。
 ここで偶然、この1月6日が彼女の誕生日だったことを知った。生きておられたらまだ75歳。まだまだ第一線で活動できる年齢だっただろう。